あぁ、楽器運搬
[楽器運搬編]
打楽器奏者の男の子は、大学生になると、
「ね、ね、いつ車の免許とるの?」と、かわいい(?)先輩にせまられたり、
「おめー、○○までに免許取っとけよ。」
と、これまたかっこいい(?)先輩にせまられたり(!)します。
やっとの思いで免許を取って、いそいそと車に乗って部室に来てみたら...。
最初に助手席に乗せたのは、『彼女』ではなく楽器だった...。(実話)
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楽器を借りに行く途中、狭い路地に気を取られて一旦停止に気づかずトラックで進行。
なんと、通りの向こうにはおまわりさんが立っていた。
- 楽器を返しに行く途中、中央分離帯に突っ込んで植木を折った。
- 電気のつかない真っ暗なトラックの荷台に、楽器を固定するための『肉布団』として入った...。(肉布団=体をはって楽器を押さえる役。たいていは若い男性。)
- ヴィブラフォンを借りたときのこと。自家用車で運んだため、楽器が窓からはみ出した。真冬に窓全開で走行し、おまけに、女の子が肉布団として、楽器の下へ。
- 楽器を運搬車に乗せている最中、下に置いていた楽器が通りすがりの車にひかれた。
- 「あいつの運転する車にだけは乗りたくない」と言われる『彼』がにこにことトラックの運転席に乗っていた。
- やっとの思いで運んで、レンタカーも返して、いざ楽器を組み立ててみたら、部品をレンタカーの中に忘れたことに気づいた。
- 自分が昔使っていた毛布が、楽器運搬用として、こき使われているのを発見した。
楽器運搬は、打楽器の「要」。
いろいろと工夫して、そのための道具や、涙無しには語れない「肉布団」の思い出、いつのまにか集まった古い毛布たち、引越しやさんもまっつぁお(?)の運搬テクニック。
いつか役に立つんでしょうかね...。