6日目〜7日目・帰国


5月3日〜5月4日

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂→サンタ・プラッセーデ教会→サンタ・プデンツィアーナ教会

今日はいよいよ、帰国の日です。いつもの時間で朝起きて朝食。5日間いつも同じ内容だったけど、そこそこおいしかった。
わたしが荷造りしている間に、Mさんはテルミニ駅のスーパーに買い物へ。チーズを手に入れるためだそうです。でも残念!定休日だったそうでくやしそうに戻ってきました。
今日はまず、最後の買い物をしてから観光もする予定。ホテルから歩いて近くのスーパーに行ってみると、ハート型のパスタが安かったので、購入。その隣にあるのは.....もしや、男性にしかない器官のパスタ?(^^;
セクシーとか書いてるし。おもしろいけど、さすがに買えないだろー.....。
そのほかにチューブのトマトピューレも購入。Mさんは念願のチーズを購入。パルメジャーノ・レッジャーノチーズの固まりがとても安いのです!帰る当日なら、十分持つそうです。
わたしは今回チャレンジできなかったけど、次回来ることがあったら、ぜひチャレンジしてみよう!
買い物が終わった後は、ホテルに戻って最後の荷造り。チェックアウトしてから荷物を預け、最後の観光です。

まず、歩いてサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。ここも四大聖堂のひとつ。中央の天井にあるモザイクが有名です。またここにも聖遺物があって、なんでもキリストの生まれたかいば桶の破片があるということ。
.....それは、無理がある設定だなぁ、と個人的には思いつつ(だって、キリストが生まれた瞬間って、秘密だったんでしょ?ネロの虐殺のこともあったわけだし。東方の三賢人が持って歩いたっつーのもちょっと無理が.....)まぁ、こういうのは信じることに意味があるからね!と気にしないことにして写真をパシャリ。
聖遺物を拝んでいる大きな彫刻まであって、信者の方の篤い信仰を感じます。

  
(左)この中にかいば桶の破片があるらしい(右)大理石の像。枢機卿らしい

ほかに、ここにはベルニーニのお墓もある。中央祭壇の脇にひっそりとあります。昔は柵でかこまれていて近づけなかったそうですが、わたしが行ったときには何もなく、触れるくらいでした。
教会は墓地でもあるようで、骸骨のマークがたくさんあって、はじめのうちはぎょっとしていたのですが、それが墓所のマークだったようです。神聖な場所にまがまがしい骸骨の彫刻がたくさんあるので、なんか違和感です。

  
(左)モザイクの天井(写真に撮りにくい!)(右)質素なベルニーニの墓。ほとんど床。

豪華な礼拝堂のシスティーナ礼拝堂は修復中、貴石で飾られて祭壇が見事なパオリーナ礼拝堂はミサ中だったので入れませんでした。床のモザイクもきれいで、さすがに大聖堂だけあって豪華絢爛です。こういう場所は、ヴァチカンの資産なんだそうです。うーん、お金持ち。
2階にも上がれる、とガイドブックにあったので、売店で申し込んでみたのですが「団体以外は案内しない」との答え。.....ウソだな。面倒くさいんだな、売店のお客もいるし。
ただ、小さな美術館には行くことができたので、4ユーロで入ってみました。中は結構広く、歴代枢機卿の衣装などがあります。流して見ただけですが、4ユーロ分の価値はあったと思います。
ここにトイレがあったのですが、カギがかからず、Mさんが開けたら人がいてびっくり、反対にMさんも開けられてびっくりという目にあったそうで。(^^;

さて、ひととおり見た後は、サンタ・プラッセーデ教会へ移動。ここもモザイクで有名です。中央天井のモザイクもきれいですが、モザイクだらけの礼拝堂があり、お金を入れて電気をつけるときらきら輝いてとてもきれい! ただし、真上なんでカメラが撮りにくい(^^;。仕方がないので、当てずっぽうで天井を写します。何回か失敗しながら挑戦したのですが、ライトが切れたので、断念。モザイクはあまり興味がなかったのですが、ローマの教会は本当に細かくて美しい作品が多かったので、次からは興味を持って見れそうです。

  
苦心して撮った天井モザイク。天井が割合低くて狭いので取りにくいのだ!

モザイクを堪能した後は、予定にはなかったけれどもすぐ近くにあるサンタ・プデンツィアーナ教会にもよってみました。ローマでも最も古い教会のひとつでなんと4世紀の建造物。よく持ってるなぁ。小さくて薄暗い教会ですが、きれいなモザイクがやはりあります。
外壁にもフレスコ画の後らしきものが見えて、なんだか最後にほっこりとした気分になりました。これで、本当に観光終わり!

  
(左)質素な中に味のあるモザイク画(右)壁面にうっすらフレスコ画の後

ホテルに荷物を取りにもどる前に、テルミニ駅の近くでマックに入ってみました。ハンバーガーやチーズバーガーが1ユーロのサービスをやっているのです。アメリカで食べたマックは感心するくらいまずかったけど、ローマのマックは普通でした(^^;。うん、普通は味は変わらないよね。おもしろかったのが、コーヒーを頼むと自動的にエスプレッソになること。そうかぁ、イタリアだもんね。最後にくいっと飲むのがイタリア流なんだそうです。
トイレに入ろうとしたら、ちょうどお掃除の時間だったらしく入ろうとしてるのに追い出されてしまった。やっと入れたと思ったら、便座はあるけどその便座が汚い。うーん、どこ掃除してたんだよ。
それからホテルに帰り、荷物をピックアップして、テルミニ駅へ。空港までの切符を駅構内のスタンドで買おうとしたら、なんと15ユーロで1ユーロ高い!なんで!?と聞いたら、スタンド代金だそうだ。えぇ〜!
でも、重い荷物をもって入り口まで戻る気にはなれず、そのまま購入して電車を待ちます。イタリアでは電車がつく場所がしょっちゅう変わるそうなので、Mさんがまめにチェック。入ってきた電車にスーツケースをなんとか引っ張り込んで、ようやく一安心。電車はすいていました。空港に着いてから、帰りのチケットをチェックインしたのですが、アリタリアとJALの提携便なのに、なぜかJALの席指定ができないと言われてしまった。どうやら、ミラノでやり直す必要がありそう。ローマからミラノに行く飛行機まで時間があったので、空港内のお店を覗いてみたら、薬局で便座シートを見つけた。.....イタリアの人もいやだと思ってるんだ、便座。だったらつければいいのに.....。
本屋で、イタリア語の旅行ガイドブックを発見。日本のものもあるけど、圧倒的に多いのが中近東。イタリアだと、中近東に行くことが多いんだろうか。ステキな料理の本があり、気に入ったMさんが購入。
国内線だけど、ブランドの店などもあり、なかなか楽しい。カバンの専門店などを見ている間に時間になったので、飛行機に乗り込みます。

ここで日本人ツアー客にあったのですが、ダブルブッキングがあったらしくツアー客のところでチェックが止まる止まる。みんなイライラしてしまいました。それでもなんとか無事出発。
ローマは晴れていたけどミラノは雨で、雲の中に雷が光っているのも見えて結構怖かった。大気が安定していたのか、揺れはしなかったけど、ミラノから飛び立つときも心配。
空港内でトランジットの案内に従ってどんどん向かっていったら、何故か外に出てしまった。ミラノ、わかりにい!!一回出てしまうともう1回チェックインし直しになってしまい、ちょっとうんざりしたけれども、席を通路側に変更したかったので、JALのカウンターに行くのには出たほうが都合がよく、結果的にはOKでした。
2回目のチェックインも問題なく、後は時間までぶらぶら。最後の買い物を空港内でします。リモンチェッロは空港のほうが安かった!でも、レジのおねーさんは超大雑把にビンを梱包しているので見ていてちょっと心配。
「OK!」じゃないよ、おねーさん!
機内持ち込み用の荷物にフリースがあったので、それでくるんで荷造りをし、後はまったり。飛行機はオンタイムで案内がありました。あぁ、平穏だなぁ

飛行機に乗り込んでみると、すごくすいていてわたしたちの席は一番前のほうだったので、かなりラクでした。雲の上に出るまでは雷が見えたりしてビクビクしたけど、そんなに揺れもせず快適なフライトでした。
ただ、食事はまずかった〜。
無事成田に着いたあとは、電車に乗って帰ります。今回は、トラブルらしいトラブルが何もなく、快適な旅行でした。一箇所に滞在するのはいいな〜。

今回見学した場所(たぶん、無意識にもう少し見てます。特にその他)
●遺跡関係:3箇所半
(コロッセオ、パラティーノの丘、フォロ・ロマーノ、遠くから見ただけチルコ・マッシモ)
●教会関係:19箇所
(サンタ・マリア・デル・ポポロ教会、システィーナ礼拝堂、サン・ピエトロ大聖堂、パンテオン、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会、サンタ・マリア・イン・トラステベレ教会、サンタ・チェリーリア・イン・トラステベレ教会、サンフランチェスコ・ア・リーパ教会、サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ大聖堂、サンタ・マリア・ヴィットリア教会、サン・カルリーノ・ア・レ・クアットロ・フォンターネ教会、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂、ジェズ教会、サ・ルイージ・フランチェージ教会、サンタゴスティアーノ教会、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サンタ・プラッセーデ教会、サンタ・プデンツィアーナ教会)
●美術館・博物館:6箇所
(ボルゲーゼ美術館、ヴァチカン博物館、楽器博物館、マッシモ宮、カピトリーニ美術館、マッジョーレ大聖堂の博物館)
●その他:8箇所
(ピンチョの丘、ポポロ広場、スペイン階段、サン・ピエトロ広場、サンタンジェロ城、ナヴォーナ広場、トレビの泉、バルベリーニ広場)

次はどこにしよう.....。