フランス３日目

５月１日

シャルトルへの移動途中、大聖堂が良く見える公園がありました。日本人が関わって作られたのか、なぜか日本名の「桜井公園」で、お花がとってもきれいです！シャルトルに入るまでまだ時間に余裕があったので、そこで写真大会になりました。みんなでお花と一緒に撮ったり風景と一緒に撮ったりと大忙し。でも寒い！

バスに戻って大聖堂に向かいます。広場に着いたら、旗を持った大勢の人と警察が。そうか、今日はメーデーでしたね。フランスはつい最近までデモがさかんだったお国柄、巻き込まれないように注意しながら大聖堂まで移動。外観を眺めてから寒い寒いとレストランまで移動して、昼食です。今回はステーキでしたが、やはりあんまりおいしくないなぁ。フランス料理はちょっと期待していただけに残念です。そして、やっぱり野菜がない．．．．．。デザートは、甘いケーキじゃなくて果物でいいんだけどなぁ。
昼食をご一緒したご夫婦は、奥様が絵を描く方のようで、時間があればスケッチをしています。ふわ〜としたタッチのステキな絵です。自分でホームページも開設されているとか、すごいですね！

このあたりから、体調を崩す人が続出。寒さにやられたようですが、なぜかすべて男性（若者、中年、団塊の世代の方という年齢構成で倒れてましたね）。ノックダウンしている人は休んだまま、シャルトルのノートルダム大聖堂を見学。

ガイドさんが幸い日本人だったので、とても聞きやすかったです！でも、ガイドさんのギャグはすべってました．．．．．。
ここは建築が段階的に行われたようで、右と左の尖塔の形が違います。右がロマネスク様式、左がゴシック様式なんですね。窓が少なく壁が厚いのがロマネスク、窓が大きくなってハリで建物全体を支えるのがゴシックなんだそうです（うろ覚えだけど）。中には美しいステンドグラスがあり、特に青い色はシャルトル・ブルーとして知られているとのこと。確かにきれーい。

　　
ブルーの色が美しいステンドグラス。左の写真、右端がエッサイの樹

正面入ってすぐに「エッサイの樹」というステンドグラスがあります。ダビデの父エッサイが、自分の系統から救い主が生まれると預言された、という逸話からイエスこそがダビデの系統から生まれると預言された救い主であるとの証しということで描かれたものらしい。そのほかにも、マグダラのマリアのお話や最後の審判の絵なんかがあります。ノートルダムは「我らの貴婦人」を意味し、聖母マリアに捧げられた教会なんだそうです。礼拝者がたくさんやってくるので、その恩恵にあずかったシャルトルの人たちが、その職業ごとにステンドグラスを寄進したようです。よーく見ると、ステンドグラスの下の方に、靴屋の印や大工の印、水の運び人の印などが見えます。その職業につながるようなエピソードのステンドグラスを寄進するんですね。
残念ながら一番有名なステンドグラスは修復中だったのですが、それでも十分楽しめました。また、聖母マリアが着ていた衣の一部、というのが見ることができました。本物かどうかは良くわからんですが、思わずじっくりと観察。作られた年代・地方・材質など、マリアが生きていた頃のものには間違いないそうですが、本人のものかどうかは謎なんだそうです。まぁ、2000年以上も前のきれ、というだけでも十分貴重だと思いますけどねぇ。

さて、見学が終わったらあとはモンサンミッシェルまでひたすら移動の旅です。途中、みんな爆睡モードだったのですが、田舎に行けば行くほど牛が良く出てくる。眠るのにも飽きてくると、車窓から景色を眺めて、牛が出てくると「．．．．．牛。」とひたすらつぶやくわたしたち。

モンサンミッシェルのホテルは景色がいい（モンサンミッシェルが見えるらしい）けどシャワーだけの部屋か、見えないけどバスタブがある部屋かに分かれたのですが、くじ引きしましょう！という添乗員さんの強い主張により（わたしたちはどうでも良かった）、景色のいい部屋とやらになりました。うわ〜、本当にシャワーが狭い！おまけにモンサンミッシェル曇ってて良くわかんないじゃん。バスタブのある部屋のほうが良かったな〜と言いながら、巣作り開始。だって寒いんだもん！
夕飯は、ノルマンディー地方のお魚料理ということで、そこそこおいしかったのですが、例の魚スープが出た．．．．．。これ、ノルマンディー地方の名物だったのか。（泣）パンは相変わらずおいしいけど、野菜がやはりない。おまけに、デザートがすごく巨大だった。（メレンゲのお菓子）果物でいいのになぁ。（泣）

と、相変わらず夕食はやられっぱなしですが、気を取り直して夜の観光です。ライトアップしたモンサンミッシェルを見に行ったのですが、おおお、美しい！ボーっと浮かび上がる古城という感じで、さすが世界遺産という感じ。明日の観光が楽しみです！