フランス前日〜1日目


前日

いや〜、ゴールデンウィーク中のヨーロッパって、すぐ埋まっちゃうんですね!今回は発売と同時に申し込んだのに、なんとその時点で10人待ち。うわぁ、昨年もキャンセル待ちだったけど今回はもうだめかなぁと思っていたら、なんとキャンセルが回ってきた!いやー、待ってみるもんです。

今回は、結構念入りに準備をすすめました。なんたって、スーツケースはもう成田に送ってあるし、(結局使わなかったけど)電子辞書を事前に購入したり、自由行動の日に行くルーブル美術館で何を見るかまでリストアップ済み!
もちろん、ダヴィンチ・コードとベルバラも読んださ!
うおお、ありえねーなー(今までのわたしたちでは)。
おまけに、今回はパリでカフェを楽しむんだ!というお洒落目標があったために、着ていく服まで検討。イースター島での辛い食事体験を活かして、インスタントラーメンまで持っていく。
(実は、これが大正解だったんですけどね。)
というわけで、今回は準備万端、落ち着いた始まりになりました。でも日常の仕事は大忙し、おまけにわたしは出発当日まで病院で検診だよ!
というわけで、あわただしいながらもなんとかこなし、新幹線でふみふみと合流し、もしゃもしゃとご飯を食べながら成田に向かいます。
今回京成電鉄というのを使って移動したんですが、これ成田エキスプレスよりいいですね!席を倒して寝ていられるし、足台もある!
さて、空港でスーツケースを受け取ったら、ホテルへGO。昨年と同じホテルなんで、落ち着いていられます。まぁ、明日のこともあるし、この日は昨年とは違い落ち着いて就寝。

4月29日

さーて、今日は出発です!ホテルの朝食は高いから、と買い込んで来たパンをもしゃもしゃ食べながらテレビを見るわたしたち。ワイドショーに思わず見入ってしまい、成田へのバスを1本逃し、あわてて次のバスで向かいます。
今回は成田から添乗員さんが付くから、すんごく楽ができるね〜と話をしながら、カウンターへ。フランスへは25人くらいのツアーのようです。
こんなに大人数のツアーは初めて!添乗員さんが着くツアーはマダガスカルの時にも経験してるけど、あれはサバイバルだったし、今回のようないたれるつくせりツアーは経験ないんですよねぇ。
というわけで、親切すぎて逆にとまどうわたしたち。一緒に行く人たちはさぞや素人集団なのか?と観察していたのですが、そんな人は見当たりません。後からわかったのですが、みなさん海外旅行に慣れた方ばかりでした。うーん、旅行会社さん、過去の海外旅行経験をリサーチして、プログラム変えればいいのにねぇ。

成田はすごい混み具合でした。でも、混んでいるわりには淡々とすすみ、余裕をもって搭乗口まで。ANAのしかも直行便だし、昼間に出発して夕方には着くので、無理に眠る必要もない。楽でいいな〜12時間も乗ってるけど。昨年と違い、体調に気をつけた生活だったので、スーツケースも重く感じない(昨年よりもいろいろつっこんだんだけどね)。というわけで、気持ち悪いくらい順調。
順調ついでに、ANAのマイルカードに申し込むくらい、余裕ぶっこき。
フライトも順調。いやぁ、海を渡らないってことは本当に揺れませんね!こんなに楽なフライトは初めてかも。シート個別にテレビが観賞できる機体だったので、映画を見まくりました。
それでも途中暇だったので、ミニゲーム盤のオセロを二人でやってみました。
すんごく久しぶりなので、ルールを忘れている。はじめは好きに交互に置いていったのですが、ひっくり返せない。「???」となってしまいには、碁目並べのような状態に。「あ、わかった、初めに4つ置くんだよ!」と気づくまで、ゲームになりませんでした。
さて、暇つぶしだったはずのゲームですが、だんだん二人ともムキになってしまいます。力いっぱい遊ぶので1ゲーム終わると、ぐったり。2回やったところでもういいか、という話になりました。わたしたちにゲームは向かない。

順調だったフライトですが、途中「急病の方が出たので、お医者様はいらっしゃいませんか?」というアナウンスがあり。フライトはそのままだったので、たいした病ではなかったのでしょうか?
変わったことといえば医者の呼び出しくらいで、無事フランスに到着。荷物が出てくるまで時間があるというので、空港のトイレに行きます。入ってみたら、トイレの位置が高い!(泣)足がつかないよ〜。
なんとか用をすませて、ホテルへ直行。1日目のホテルは2つ星(フランスはホテルの階級が4つに分かれてて、玄関に明示されてます)なので、庶民的な感じ。チェックインを待っている間にもう1回トイレに行ったのですが、今度は手洗いの水の流し方がわからない。(泣)
わたわたしていたら、ちょうど入ってきた掃除のお兄ちゃんが身振り手振りで足元にあるペダルを踏むのだと教えてくれました。おお、親切!フランス語がだめでも、なんとかなるもんだなぁ(自信増長中)。
今回は添乗員さんべったりツアーだし、ふみふみがフランス語担当なんで、英語担当のわたしは何もしないぞ〜状態だったのですが、英語とジェスチャーでかなりどうにかなるもんです。

さて、チェックインも無事終了し、やれやれと部屋に直行。途中、たった一人で参加されている女性がいることに気づいていたわたしたちは、声をかけてみることにしました。Mさんというその女性は、いつもは友人と一緒に海外に来るのだそうですが、今回はキャンセル待ちを待って待って、ようやく取れたので思い切って来たとのこと。おおお、わたしたちもキャンセル待ちだったんですよ〜と話ながら、一緒に散歩でもしませんか?とお誘いしました。Mさんとは、旅行期間中一緒に行動することになります。
さて、水の購入も兼ねてホテル周辺を散歩してみたのですが、今ひとつフランスに来たという感じがしない。おまけに初めての土地なので治安状況が肌で感じられない段階では、ちょっと怖い。早々に帰ってきて、この日はなんと持ってきたカップラーメンが夕食でした。こんなに早く活躍するとは思わなかった!
ホテルにチェックインするまでの時間、現地係員さんがいろいろと教えてくれたのですが、その中でホテルのバーでお湯がもらえる!という情報がありました。そこで早速お湯をゲットすべく行動開始!

さっ、がんばれふみふみ!(にこにこにこ)わたしは後ろで待ってるぜ!<薄情

バーのカウンターにカップラーメンを置いて、お湯を下さい攻撃開始。ふみふみがフランス語で話しかけます。
おおお、通じてるっぽいぞ!
『すみません、お湯が欲しいのですが』
『お湯?』
『お湯です。(と言ってカップラーメンを指差す)』
バーのおじさんは、しばらく怪訝な顔をしていましたが、おもむろに奥にひっこんで、ピッチャーのような容器にたっぷりとお湯を持ってきてくれました。良かった良かった!
でも、わたしたちの後ろはムーディなバー。違和感ありまくりなわたしたち。
二人で『めるしー!』とお礼を言っていそいそと部屋に戻ります。部屋に帰って二人でずるずる〜。ううう、うまいよ〜。持ってきたカリンコ梅もカジカジ食べます。ううう、日本食っていいよねっ!
フランスは行って2・3日はすごく寒かった。ホテルで追加の毛布をもらおうとしたら、もうないと言われてしまったので、仕方なく人肌で温まるべくベットをぴったりくっつけて毛布を共有します。いや、部屋に入ったときから、なぜかシングルのベットがぴったり!くっついていたんですよ。それで思いついたんですけどね。これは大正解でした。お互いの体温で暖かい。この「巣作り」はしばらく続きます。