5月4日〜6日 移動日:フォート・ドーファン、トゥリアラ、アンタナナリボ、シンガポール、東京 



5月4日(金)
今日はいよいよ帰国の日です。ここから2日間はひたすら飛行機で移動です。
心配していたフォート・ドーファン→トゥリアラ→アンタナナリボ行きの飛行機は、中型でしたがやはりボーイング。良かった良かった。
飛行機のゆれにもだいぶ慣れて、リラックスしたまま旅を続けることが出来ました。
それにしても。すっかり子供は手を振るもんだ〜とクセがついてしまったわたしたちは、空港で子供を見かけると無意識に手を振ってしまう.....ちなみに、首都の子供たちは手をそんなに振らないです(笑)。
アンタナナリボで大急ぎで買い物。貨幣は持ち出し禁止ですから使いきらないと!なんともみみっちい計算をしながら買って、ここで絵葉書を日本に向けて出します。何日で着くんでしょうねー。無事着くんでしょうかねー(笑)。(5日くらいで着いたみたいです)
そんなこんなでばたばたしているうちに時間になり、とうとう出国です。エリアさんともここでお別れです。最後に「エリアさ〜ん!」と大声で呼んで「ありがとうございました〜!!!」と写真をぱちり。彼も笑顔で手をふってくれました。
......写真は、逆行で真っ黒でしたよ.....。くすん。せっかく撮ったのにぃ。


思ったのですが、「ありがとう」を言うときに、無意識にお辞儀しちゃうんですよね。日本人だなぁと思いました。現地の人もおもしろがって真似してましたが、やはりお辞儀は日本の文化なんだなぁと再発見。そして、無意識にお辞儀してしまう自分も日本人だなぁ.....なんてしみじみ思ってしまいました。

さて、そんなわけで「時間どおりに飛ぶほうが珍しい」と言われているマダガスカル航空の国内線はかなり順調だったのに、ここに来て国際線が不調!どうやら一機しかない国際線用のボーイングらしくて、なかなか出発しない。シンガポールでの乗り換えが心配でしたが、それよりも「アフリカから脱出できないのか!?」と思わずげんなり。まぁイライラしてもしょうがないですが.....。買い物も済んでしまったし、トイレにでも行ってみることにしました。

マダガスカルの国際線の空港には、「トイレおばさん」がいます。なぜか、トイレの入り口に陣取っていて、チップを要求するらしい。何もしてないんですけどね。渡辺さんから注意はされていたのですが、「まさかこんな中にはいないだろ」と思ったのに.....。
げ。
おねえちゃんが2人いる!
しまったな〜と思いましたがとにかくトイレに入ります。個室の中で、財布の中にあったお金を全部こっそり隠して、何か言われたら財布の中見せて、「No Money!」と逃げよう!と思って個室を出ました。すると、運良く同時に出て行く外国の男性がいるではないですか!おねえちゃんズも恰幅のいい男性には声をかけづらいらしく黙って見ています。その後にぴったりついて脱出。後ろで「おう」と声が聞こえましたが、知ったこっちゃありません。ふみふみも、チップの入った皿をバンバン叩いて要求されたようですが、無視してあがってきたそうです。まったく迷惑なもんです。

他にも、出国検査のときになぜか手持ちのバックの中をさぐられたりするのですが、そこでわざと時間をかけて、チップを要求する職員もいるようで.....ツアーだとだいぶ避けることができるようですが、気持ちのいいものではありませんね。

さて、えんえんと1時間半ほど待たされた後、やっと搭乗しましたが、なかなか飛び立たないし、電気系統のテストなのか故障なのか、いったん電源が入ってすぐ落ちるということを何度も繰り返して、「ほんとに飛ぶのかよ〜この飛行機.....」とだいぶ不安になりました。最終的には飛びましたけど。

狭い機種での機中泊だったので、少しでもゆっくりしようと、途中トランジットでレユニオンを経由した際に、降りた人が大勢いたので空いている席に移動。
「どこの席が空いてるの?」と聞いても教えてくれないし.....。20人くらい乗ってくるというので、もしかしたら空いてるかも。
と思ったら、50人くらい乗ってきた......。泣く泣く元の狭い席に戻って睡眠。前の席には体格のいいおじさんだったので、シートを倒すとすごく倒れる。思わずにらんでしまいましたが、おじさんいい気分だったようでにこにこ愛想笑いされておしまい。くそ。幼く見えるかもしれないけどなぁ、いい年なんだよ、わたしゃ!(自慢にならんて)
狭くて苦しいので、やはり機中泊は寝れませんでした。早朝、へろへろになって目がさめるともうすぐシンガポールです。ああ良かったと足元の荷物を取り出したら......。

べこっ。


げ。飛行機壊しちゃった!シートの横棒が外れているのです。......こんな飛行機で飛んでるのか、マダガスカル航空......。まぁ、飛行には影響ないけどさ、うん。
というわけで、ばっくれて降りました、当然。後から聞いたら、前から壊れていたようで......大丈夫なのかなぁ。

シンガポール空港にやっと降りたと思ったら、あ、今飛び立とうとしてるのは、わたしたちが乗るはずだったJAL!

待ってぇ〜置いてかないで〜!!!

......結局置いていかれたわたしたちは、早朝の9時前に着いたのに、シンガポール出発は夜の11時頃。思わずぐったり。航空会社が手配してくれたホテル(かなり高級だったみたいです。)に転がり込んでとにかく少し休憩。その後はお昼寝したり観光したりと思い思いに時間を過ごしました。わたしたちは、昼寝派で、ぐっすり3時間ほど寝たあとに、マーライオンを見に行きました。
歩いて15分ほどだったのですが、3分もたたないうちに汗だくだく。うんざりしながらやっと到着。感想は、

「................ふぅーん。」

何でも、「世界3大がっかり」の1つだそうで.....。まぁ、見てもいいけど、期待はしないほうが、って感じでした。
せっかく行ったのでとにかく写真はぱちり。後はそそくさと帰ってきました。ホテルの周りのお店で着替えを買ったのですが、靴下が売ってない!どうやら、サンダルで動くことが多いみたいで本当にないのです。思いつきでゴルフ専門店に入ったら、あったあった!でも店頭には飾っていなくて、なぜかゴルフカバンの中に詰め込まれていました。需要ないんでしょうねぇ。ホテルに戻って夕食を食べた後にまたシャワーを浴びて出発。
今度は置いていかれることもなく、JALで帰ることが出来ました。
帰りの飛行機は、ハイテクでした!全部の席にTVがついていて、映画も見れるのです!これは大変良かったです。退屈しませんでした。でもやはり寝れない.....。2日連続の機中泊でかなりへろへろになりましたが、無事日本に入国。ツアーの人にお別れして、そそくさと帰ることに。本当は東京に一泊してゆっくり午後から帰る予定でしたけど、ホテルはキャンセルしてるし、早朝6時に空港に着いたので午後までなんて待てない!というわけで、指定席を変更して予定を早めて帰ってきました。帰りの新幹線の中は爆睡。
仙台でふみふみと別れて、この旅行は終わりとなりました。


来年こそ、ブータン。