5月3日 ベレンティーからフォート・ドーファン



5月3日(木)
今日は朝からサルが起こしてくれるか!
と期待していたのですが、サルは隣のコテージに行ってしまったようで.....うちのコテージの屋根にはいませんでした。うーん、残念。
今日は朝からサファリです。でも朝は、サルはあまり活動していないようで、とても高い木の上にばかりいました。と、そのとき、何か道を茶色のものが横切っていく。
「ブラウンキツネザルだぁ〜」
サルの群れが道をピョンピョン横切っていく!人間は気になるんだけど、群れに遅れてもいけないし.....と、こちらをちらちらと伺いながら移動していくのです。可愛かったです!

ここベレンティーは、別にサルを飼っているわけではありません。自然保護区の中の管理事務所と宿泊施設があり、その中を野生のサルが自由に行き来しているといった感じです。ですから、警戒心の強いシファカなんかは絶対寄ってきません。警戒心あまりないワオキツネザルは、「カチャカチャ」というお菓子の紙の音に反応してよってきます。餌付けされちゃってるんですねぇ。わたしは音だけさせて、えさになる木の葉を差し出しましたけど、手元まで来るけど食べませんでした。クッキーは、手からとって食べてましたね。ためしに、梅干の種をあげてみたら、おいしそうにしゃぶってました。種を持ってた手まで丁寧になめなめ.....。塩分好きなのかしら?
あとから考えると、手をなめさせるなんて、野生の動物だったから本当は危険だったのかもしれませんが、わたしは動物に好かれやすい体質だったようで、ツアーの客の中では一番サルが寄って来たのはわたしでした。ま、実家が田舎だったし、動物をずっと飼ってましたからね。


サファリの後は、日向ぼっこをしているサルを見学。

でも、横っ飛びサルのシファカはなかなか現れません。
午前中は、その他にサイザルの工場などを見に行ったのですが、スコールがやってきて、ちょっと辟易。
そんなこんなで時間が過ぎて、いよいよベレンティーともお別れになってしまいました。
「もう少ししたらシファカくるかもしれませんね」
と滞在時間をのばしてくれた渡辺さんの好意に甘えて、敷地内をうろうろしていたら、渡辺さんの「いたよ〜!!!」の声が!
みんなわらわらとかけよります。1匹だけ、高い木の上にいたのですが、逃げてしまいました。やはりだめかなぁ、と半ばあきらめていたら.....。
バスの運転手さんとエリアさんが、シファカを見つけて追い立ててくれたんです!(シファカごめんよ)
絶好のシャッターちゃあ〜んす!
みんな意味不明の『おおお〜!!!』を連発しながらばしばし写真を撮ります。そしてまた大量にピントのずれたサルの写真が.....(T T)。

でも最高にラッキーでした。
満足して、車に乗って、一路フォート・ドーファンへ。スコールの中運転手さんがふいに車を止めて外に出て行きます。拾ってきたものは
「カメレオンだ!!」
体長30センチくらいの大きいカメレオンです。毒がない、ということなので触ろうとしたら......。
『ガタン!バシャバシャバシャ......』「何やってんの、エリアさん.....?」
エリアさん、恐怖に引きつった顔で今にも外に逃げ出さんばかり。現地の人なのに、カメレオンが怖いらしい。思わずみんな爆笑。(ごめんね、エリアさん.....)
現地の人でも、カメレオンこわいんですねぇ。

到着した後は、みんなスーパーへ直行。が!品定めしていたものがすっかりない!どうやら、一足前にきた日本人観光客が買い占めていったらしい。なんだかなぁ......。ふむふみが通訳してなんとか品物を出してもらい、みんなチョコは手に入れることができました。おみやげは、買いたくても買う場所がないし、換金できる場所がないしで、とても苦労しました。

夕飯は、最後の夜ということでみんなで写真を撮ろうね〜と話していたのですが、レストランに来てみたら、今日は徳重さんの奥様が誕生日とのこと。ささやかながらケーキをみんなで食べて、盛り上がりました。今回のツアーは皆さん本当に中が良くて、大変楽しかったです!

さて、明日は帰国だぁ。でもここで気を緩めてはいけない!『注意1秒怪我一生』と歌って、もうもうと、ほんっとーにもうもうとまっしろになるくらい蚊取り線香をたきながら、「自分たちが殺されそう」と思いながら就寝したのでした。