4月27日〜28日 移動日:シンガポール経由



4月27日(金)
さて、出発です。
昨年は「ここまでけちがつくか!?」と思わずほえてしまいたくなるほど、行く先が決まるまで時間がかかったのですが、今回はすんなりマダガスカルに決まって、かなり満足な始まりとなりました。
でもなんでマダガスカルなんだろう?ブータンじゃなかったんじゃ......?と思っちゃいけません、そこの前の旅行記読んだ方。

行って見たかったのよ!(ただそれだけ)

だって。横っ飛び猿とかいるし、固有種とか満載状態の島だって言うし。
そうなんです。「固有種」「辺境の島」。この単語にわたしたち弱いんですねぇ。というわけで、ブータンは負けてしまったんですね、マダガスカルに。

というわけで、出発です。例によって、仙台からの新幹線でふみふみと合流します。一応、2度目の海外旅行なので、結構落ち着いていました。(ほんとか?)

今回、とにかく心配だったのが、病気でした。マダガスカルはアフリカ本土からは離れているのですが、厚生省のHPを見ると、病気の宝庫のように注意事項がある。結構、これはびびりました。実は潔癖症のところがあるわたしには、かなり限界に近い場所だったと思います。特に怖かったのがマラリアで、蚊に刺されて感染します。なので、虫除けには二人とも異常なくらい神経を使いました。蚊取り線香はもちろん、虫除けスプレーや虫除けバンド(手に巻くだけで虫除け!というもの)、わたしにいたっては半そでは着ないぞ!という体制。
でもこれらの用心は決して無駄ではなかったようで、アフリカのTVでマラリアの特集をしていましたから、現地でも本当に深刻な問題のようです。

さてさて、無事に成田に着いて、手続き開始です。今回は成田からずっと添乗員さんがついていてくれるので、かなり気楽でした。
「マダガスカルなんてサバイバルなところに行く人はきっと男性が多いに違いない!」
とわたしもふみふみも、いかにもサバイバルな若い男性の群れを想像していたのですが、集まった人数は6人、しかも女性が5人。単独の女性の方もどうやら2名いらっしゃる。.....すげぇ。
あとでわかったのですが、みなさん海外旅行の達人の方々ばかりでした。話をきけばきくほどすごいところにばっかり行ってるし.....。
でもこのときはそんなことわかりません。
「すごいねぇ」
「.....うん。」
とひたすら感心していました。
今回、わたしたちをひっぱっていってくれたたくましい(笑)添乗員さんは、女性で渡辺さんと言います。その他のメンバーは、福岡から参加の徳重さんご夫婦(唯一の男性でした)、東京から参加の田中さんと内田さん(どちらも単独参加です!)そしてわたしとふみふみの6名でした。

さて、順調に出国手続きも済み、いよいよ出発です。シンガポールまで、約7時間の旅です。シンガポールと日本の時差は1時間。着いた時間は真夜中でかなり眠い。すぐホテルに直行です。JTBシンガポールの方は「両替します?」と聞いてくれたけど、お買い物って感じでもないしねぇ。ここではりきって観光したら、これからのハードなスケジュールをこなせない.....という感じだったのでみんな反応が鈍い。
この日は、そそくさと部屋に入ってただ眠るだけの生活でした。
あ、そうそう。
シンガポールは真夏のような熱さだった......。

4月28日(土)
次の日は、マダガスカル航空の飛行機で、アフリカのマダガスカルへ。
.....なんかさぁ、国際線なのに飛行機小さいような気がするんだけど。中に入ってまたびっくり。席が横に7席!?日本の国内線だって、もう少し広いぞ!
本当に、これで飛ぶんだろうか、なんか装備も古いような気が......と思ったけど飛んじゃうんですねぇ、それで。
おまけに、飛び立つ寸前に、客席内をシュ〜シュ〜となにかスプレーしていく。なに?
これもあとからわかったのですが、虫除けかなんかの薬剤だったようです。アフリカにいく飛行機はみんなやるみたいですね。
なんでも、国際線は1機しかないんだそうで、なんとなく装備が古ぼけていくのもしょうがないかなぁといった感じなのですが、「1機しかない」ことが仇となって、帰りの便は非常に苦労することになります。
心配したけれどもフライト自体は順調で、レユニオン(マダガスカルの隣にある小さな島)経由で、約11時間ほどで首都のアンタナナリボに着きました。

ここまでの時差は日本から6時間。さすがに辛い!飛行機の中は寝るという感じではなかったし.....。6人の中で一番ぐったりしていたのはわたしで、日頃の体力不足がもろ出たという感じでした。
空港内の銀行でマダガスカルフランに変えるのですが、物価がとても安いからそんなに使わないし、貨幣の国外持ち出しは禁止されているので、使いきらないといけない。あまったお金は、金額が大きければ再交換できるけど、ここの銀行はかなり手間がかかるし.....という話しだったので、わたしとふみふみで米ドル50ドル分だけ交換しました。

機内食もさんざん食べたけど、現地に着いた時間はちょうど夕食時。これからディナー!?
食べずに眠りたい.....という気持ちでいっぱいでしたが、旅行は体力勝負、いかにきちんと食って寝れるかにかかっているので、体を引きづるようにしてレストランへ。
アンタナナリボで泊ったのは、マダガスカル・ヒルトンで、マダガスカルでは最高レベルです。お食事も、まぁまぁ日本人にあう感じでそれは少しほっとしました。
ここでやっとみんなで自己紹介です。いろいろと話しを聞いていると.......すごいよ、この人たち。すでに海外60国以上訪問とか、聞いたこともないような国にも行ってるらしい。単独で参加するはずだぁ〜と納得。海外旅行はずぶの素人に近いのはわたしたちだけでした。
夕食を食べた後はそうそうに床につき、就寝。明日からいよいよ観光開始です!