1日目・2日目


4月29日・4月30日

今年は、友人のふみふみが一緒に旅行に行けず、わたしの一人旅。しかも、ツアーでいい日程がなかったから、個人旅行なんだよ〜(泣)。
というわけで、なんとなくローテンションなまま出発を向かえました。

とはいっても、ブータンについで何年も「行ってみたいよね!」と夢見た場所です。海外渡航情報で「注意喚起」の地域ですが、何かあればあっという間に「危険区域」に転落する南米。デンジャラスです。
フジモリ大統領の件もあるので、日本人には冷たい国ではないか?と、それも不安でした。
でも、旅行会社の話によればたくさんの日本人が旅行に行っているし、ガイドさんもつけてくれるし専用車だし!
安全体制を万全にしたために、今までの最高額を記録した旅行になってしまいましたが、背に腹は変えられん。
.....何度も言っておりますが、わたしたちは危険な場所が好きなわけではないんですよ??行きたい場所が、サバイバルなだけで!

今回のメインはもちろんマチュピチュ!そして、旅行好きな同僚のオススメにより、チチカカ湖!
ナスカの地上絵は、見ない予定でした。だって〜、セスナ機で旋回し続けるなんて、飛行機恐怖症のわたしには耐えられません!

注)ナスカに限らず、セスナ機での遊覧飛行は、飛行機に弱い人はやらないほうがいいようです。乗り物酔いでひどい目にあったという話を良く聞きます。

さて、そんなこんなで出発です。盛り上がらなかったわりには、直前に今までの旅行のメモを見て、頭痛薬やトイレ対策で生理用のナプキンなど(本来の使い方ではない)を追加したりして、結構慎重でした。
これは、後で大変役にたつことにになります。
それでも、いつもはふみふみが担当する成田までの道のりを自分で見つけなければならないので、上野駅で迷う迷う!
京成電鉄に行くのに、不忍口がわかんねーよ!おまけに、今回用心のために借りた海外対応の携帯電話は電池切れ。やっと電池を入れ替えたら今度は圏外かよ!
どうやら、アメリカに着くまでは役立たずらしい。
という具合になんだかいろいろと小さなトラブルはありましたが、最終的には無事成田に到着。e-チケットという方式で飛行機を予約していたのですが、これはどうやら自動的に席が指定されているらしい。
このe-チケット、最後の最後で疑問点といやなトラブルの種になりました。

飛行機は順調で、やはり一人だとあんまりおもしろいトラブルはないんだなぁ〜と思っていたのですが、どっこい!
中継点のヒューストンでやらかしました。
アメリカは飛行機に対して非常にナーバスな国なのですが、トランジットするだけなのに(空港から出ないのに!)入国と出国手続きするのです。これがすんごく時間がかかる!
外国人は指紋の採取と顔写真を撮るので、一人あたりにかかる時間が半端じゃない。飛行機が間に合わないのではないかと、みんなのあせりがジリジリと高まります。
本格的にあせり始めたころ、ようやく航空会社の人が手配してリマ行きの便に乗る人が優先してもらえました。やれやれ。
手続きを終えて今度は出国手続きだ〜!と前にどすどすと歩いていったら、すっかり同じような入国審査の入り口に出てしまいました。
???を飛ばすわたしを見つけた係員が慌てて、駆け寄ります。
「こっちはだめだよ!」
といわれても、何がなにやらさっぱりわかりません。
実は、すっかり同じ造りの入国審査の入り口が反対側にもあり、その2つの間の通路を左に行くはずだったのです。
んなのわかんねーよ!(怒)
というわけで、係員に誘導されてなんとか出国手続きへ。荷物検査では裸足にならなければならず、ここでも時間がかかります。
長い列に並んでいるうちに、だんだん疲れてきて、鼻がムズムズしてくる。たまらずクシャミを連発していたら、久しぶりに「bress you!」と言われました。懐かしいなーと思いながら「thank you」と返します。
それにしてもこんなに時間がかかるなんて。行きはなんとか間に合ったけど、帰りは大丈夫なのか?不安が募ります。

さて、今回はツアーではないので、一緒に行動する人がいません。さびしいので、同じような個人旅行の人を見つけようと懸命でした。ペルーへの乗り継ぎ飛行機の搭乗口にたどりついたら、日本からの飛行機で同じ列だった女の子を見つけました。どうやら、一人らしい。
話しかけてみると、やはり個人旅行とのこと。わたしは現地に入ればずっとスルーガイドさんが一緒ですが、彼女はホテルだけ取っているとのこと。
うわぁ、チャレンジャーだなぁ。
ワイルドな感じでもなく、ほやほやした雰囲気の人だったのですが、大丈夫だったのだろうか。ペルーではアクセサリーは身につけないほうがいいと良くガイドには書いてあるけど、ネックレスとかつけてるしなぁ。
結局、短い時間話を交わしただけで、リマに着いてから見失ってしまいました。無事であってほしいですが。

リマに着くまでの飛行機では、機内食はとにかく食べられませんでした。疲れているし、なんといっても飛行機に乗りっぱなしで20時間です。
飛行自体は大変順調で、夜10時頃には無事リマに到着しました。ここからが勝負です!

観光地は、観光客を大事にしないと収入が減ってしまうので、結構治安がよいのです。今回の危険区域は首都のリマ。
ひったくりはもちろん、首絞め強盗なんてのもいます。命とパスポートさえあれば日本には帰れるから、それだけ死守すればいいのだが、このリマに着いた瞬間がパスポートも荷物も無防備になりがちなので一番デンジャラスだとかなり緊張しました。
荷物を引き取り、しっかりとリュックを前に抱っこして税関へ。早口で「〜なければNOと言って」と言われたので、思わず「YES!」と答えてしまいました。そう、「うんわかった」の意味のYESです。
日本人が陥りがちな過ちに、税関の人は大げさに驚きます。
「YES!?違うでしょ?」
って言われても、一瞬なにがなにやら。きょとんとしているわたしを見て、苦笑いして、
「いいよ、GO!」
と通してくれました。うう、良かった。

まぁいろいろありましたが、無事すべての手続きを通過し、ビクビクしながらお迎えの人いるロビーへ。
うわぁ、いっぱいいるよ!ゆっくりと出迎えの人が手に持っている看板を見ながら自分の名前を探します。
わたしのお迎えは、日本語で書いてあったので、すぐわかりました。ひとりぼっちの日本人は目立つらしく、ガイドさんもすぐ見つけてくれたようです。
空港の外に出ると、わっと客引きが寄ってきます。デンジャラスです!みんなが悪い人ではないとわかっていても、やはり危険な匂いを感じました。ガイドさんがいるとあまりよってこないのですが、女性一人は覚悟がいるなと感じます。
車に乗ると、すぐ荷物を座席の下に降ろすように言われます。車のガラスを割って強盗する輩がいるのだそうです。
シャレになってません(汗)。

今回リマを担当してくれるのは、オスカルという日系二世の方だったのですが、名前を聞いたとたん運転手さんにアンドレという名前を期待したわたしはバカですか、そうですか。(実際は違う名前だったのだが速攻忘れました(爆))
なかなか流暢な日本語ですが、やはり細かい日本語の意味はわからないようです。仕方がないですが、現地のツアーは日本人が運営しているので、いざとなったらなんとかなるだろうと楽観。
途中のコンビニで飲料水を買って、ホテルに到着です。

ホテルは、三ツ星クラスなのでまぁまぁの設備。ですが、階段に近くてやたらとうるさかった!
そのころになっておなかが空いてきたので、もしものためにもってきたカロリーメイトで腹ごしらえ。早速食べるとは思わなかったなぁ。
明日は観光なので、セーフティボックスを使いたかったけど、ボックスの周りに不気味な引っかき傷。.....使う気になれん。

ため息をつきながらシャワーを浴びて、疲れていたので速攻眠りました。明日は、リマの観光です。