3日目

さて、今日はいよいよ九寨溝です!
昨日は寝不足とハードな遊歩道のおかげでへろへろになりましたが、ゆっくりと爆睡したのが良かったらしく、快調です。着替えをしながら何気なく鏡を見たのですが、なんだか痩せたような気がする。
朝食を食べた後に、歯を磨きながらみると、やっぱり痩せたような気がする。
おおう、旅行でダイエット!?と喜んだのですが、なんだか顔が縦に長いような気もする。
「.....これって、細く見える鏡だよね?」
「あ、ほんとだ〜」
ちっ。喜んで損した!

泊まったホテルは九寨溝の入り口に近い地域だったので、朝オヤジーズを拾って(オヤジーズは高級ホテルなのです!)九寨溝へ。
昨日はピーカン晴れだったのに、この日は天気が悪くて今にも雨が降りそう。気温もいきなり下がります。
でもそんな天気の中、中国人の観光客がいっぱい!黄龍も多かったけど、こっちの方が断然多い!
九寨溝の売店では、カッパやら傘やら防寒用のコートやら売っています。ううむ、日本の観光地のようだ。
九寨溝の入り口へと歩いていく途中、九寨溝からの水と川の水が合流している場所に出会いました。色がまったく違うのが印象的。青い水が九寨溝の水だと思うと、なかなか期待できそうです。

入り口付近にはとにかくすごい中国人の人だかり。九寨溝は、中国人にも人気のスポットです。歩いてまわる遊歩道が整備されているのですが、今回のツアーでは、バスでおいしいところをめぐります。

 

写真には写っていませんが.....というか先々で写らないようにしたんですが、とにかくどこにもかしこも中国人!
実は、今までの旅行で、中国の人に会うとそのマナーの悪さでかなり頭にくることが多かったので、わたしたちは一切!遠慮しませんでした。むしろ戦いを挑む感じ?
写真を撮ろうとポーズをとっていようがおかまいなし!行きたいときには容赦なく前を横切り、写真を撮り終わったなと思ったらすかさず割り込む。
なんだか、気の強いおばちゃんのようなノリでしたよ.....。ま、そのおかげできれいな写真は一杯撮れたけどね!
どうやら、中国人には「写真を撮っているときにはその周りに行ってはいけない」みたいな暗黙のルールがあるらしく、隣で写真を撮ろうとすると「ああ〜!」と叫ばれて身振りで「よけろ」と指示されます。
始めは律儀によけていたのですが、最後のほうになると、なんのそので乗り込み、場所をのっとり、バシバシ写真を撮っていました。はっはっは。中国人には負けないぜ!(日本人の奥ゆかさはどこ行った)

昼食を食べた後は、雨が降る中観光を続行です。途中、休憩のときにトイレバスなるものを体験しました。これは、バスの中に例の簡易ぼっちゃんトイレがついてます。

最後の観光ポイント火花海では、雷がゴロゴロ鳴る中、急いで写真だけ撮って終了。旅行先で雷に打たれるなんて嫌だ。

この雷で虫も避難していたらしく、バスに乗ったら何かが眼鏡の中に飛びこんできた!と思ったらハチでした。ひええ!

観光が終わると結構ぐったりと疲れました。黄龍ほど歩かないとはいえ、九寨溝も結構歩くし、標高が高いので酸素も薄い。やっと次の目的地に着いたときには、昨日の筋肉痛もよみがえって節々も痛い。
おまけに観光中は夢中だったんだけど、ずっと雨が降っていたし滝のすぐ側まで接近したりしたので、靴の中までぐっしょり濡れて気持ち悪い。早く一休みしたいよ〜とガイドさんに一生懸命ついていきます。
お茶が飲める場所までやっと着いたと思ったら、オヤジーズが足りない。似たような観光客がたくさんいるので、どうやらガイドさんを間違えてついていった模様。間抜けだぞ、オヤジーズ!
オヤジーズのパシリ役(一人やたら若い人=でもオヤジ)が慌てて探しに行きますが、しばらくして行方不明だったオヤジ共が、タクシーで追いついてきました!
オヤジーズ、侮れず!中国語を話せないはずなのに、どうやって運転手さんに目的地を知らせたんだ?
いまだに謎です。
探しにいったパシリ役の人も無事合流して、やっと一息です。

連れてこられたのはお茶を売るお店だったようですが、お姉ちゃんがつたない日本語で中国茶の飲み方や種類を教えてくれます。 バラのつぼみのお茶(なぜか緑色に出る!)や竹の葉のお茶、ウーロン茶やプーアール茶など、どれもおいしい。さすが、専門店。ウーロン茶の試飲のときには、口をすぼめて啜ると味が変わるというのを教えてもらいました。おもしろいぞ!

もともとお茶好きだし、試飲はどれもおいしかったので、喜んでおみやげ購入。それにしても、日本人観光客の中国製品に対する不信感はかなりのものらしく、おみやげを売る人はもれなく「本物!」を連呼します。ま、自業自得でしょうけど。
この日は、成都まで夜の飛行機でもどるのですが、その前に夕食です。昨日と同じようなレストランだったので、みんな警戒したのですが、なかなかおいしくて良かったです。
夕食の後は、時間までぶらぶらと露店をひやかします。チベットの民芸品やさんに、「天珠」という瑪瑙の宝石が売っていたので購入。これも、珍しいもののようですね。
ふみふみも、ご両親のために革製品や天珠を購入しました。

さて、飛行場に行く途中、たくさんのヤクに出会いました。家畜として放牧されていて、牛よりも多いです。土手に、ボタボタとヤクが落ちています。

飛行場はまたまた標高が高いので、酸素が薄くてフラフラしながら飛行機を待ちます。座りたいんだけど、イスがない。
あ、あった!と思ったら、「20元」と書いてある。なんだ、マッサージ機か座るだけで有料かよ〜。
まぁ、それでもなんとか座れる場所を確保し、時間になったのでチェックイン開始。とたんに、ふみふみがひっかります。またか!
荷物でひっかかったのかと思いきや、なんとパスポートと航空券の名前が違うとのこと。なぜ?
.....どうやら、オヤジーズの一人と、苗字が大変似ていたらしい。オヤジーズと航空券を交換し、無事チェックイン終了。良かった良かった。
ところで、なぜかオヤジーズは全員、チェックインでひっかかっていました。まるでオヤジセンサーにでもひっかかっているようです。
今回の飛行機は大丈夫かな〜と思っていたら、もれなく「DELAY」の文字が.....どうやら、前の飛行機の遅れのとばっちりを受けたようです。く!わたしたちの飛行機は順調に準備していたのに!
どうりで、旅行の日程表に便名も時間もないはずだ。こんなに遅れるんじゃ、載せるのに躊躇するよね。
結局1時間ほどの遅れですみましたし、観光も終わって帰るだけなので、あせりはありませんでした。

成都についてからすぐにホテルに直行したのはいいのですが、手続きに異様に時間がかかります。どうやら、一人ひとりネチネチと審査するらしい。そのわりに、この前深夜に着いたときには、スルーだったじゃん.....。
セキュリティが高いんだか低いんだかわかりません。
暇つぶしにお土産やさんを覗いたら、怒涛の「安いよ!」攻撃に会いました。今までで、一番しつこかった。(わたしもふみふみもドン引き)
お土産やさんから帰ってきても、まだ手続き中。勘弁してくれよ〜20分もかかるなよ〜。
やっとチェックが終わり、部屋に入ります。明日も早いので、とっとと就寝。