前日・1日目

初めての、「年2回 海外旅行」.....!あぁ、なんかいい響きだよね(うっとり)。

というわけで、ほとんど最終目標だったブータンをこなした後だったということもあり、なかなか気持ちが盛り上がらなかったのですが、だんだん日程が差し迫るにつれ、わたしの仕事のスケジュールも差し迫ってきました。(日本語通じてません)
おかしい。暇な時期のはずだったのに.....<お前が甘いんじゃ!
というわけで、余裕ぶっこきだった旅行は当日までバタバタと準備をすることに。
「じゃあ、あとよろぴくっ!」
「ま、待ってください。○○の件は!?」
と食い下がる職場の後輩にさわやかに別れをつげて仙台駅へ。許せ後輩、大丈夫その仕事失敗しても誰も死なないよ.....!(こら)

新幹線内でふみふみを探します。今回は、一緒にチケットをとっていないので(だって仕事が終わらなかったしねぇ)、席は隣ではありません。
上野駅で降りたところで待ち合わせして、京成電鉄へ。
成田のホリディ・インに泊まったのですが、ここは安くって良かったです!バスで送り迎えしてくれるし、オススメ。
ホテルでは、久しぶりに「いろいろと」聞くことがあったので根ほり葉ほりふみふみから聞き出しながら就寝。

次の日は朝から移動です。今回の旅行は、なんと日本から往復のJAL以外は現地にいかないと飛行機の便がわからないというアバウトさ。おまけに現地係員とスルーガイドがつくって書いてあるけど、これ日本人じゃないんだろうなぁ.....。
と、一抹の不安を抱えながら空港へ。
まずは、JALの窓口でチェックインするのですが、この窓口のお姉ちゃんが異様にとろい。
なんだ〜?と名札を見てみたら「新人」のマークが。あっちゃー。
新人ちゃんは、乗客の無言の圧力に完全にびびっていましたが、頑張ってこなしています。それにしてもトロイ。わたしたちもイライラしていますが、後ろに並んでいる客の圧力もすごい。新人ちゃん、手がプルプル震えています。
まーねー、こうやって育つんだよな、同情はしないぜ早くしろよーとさりげなく圧力をかける鬼畜なわたし。
プルプルされながらも、なんとか無事チェックイン。
ところが。
荷物チェックで歯磨き粉がひっかかりました!今、機内持ち込みの液体関係はすごく厳しいのですが、なんと普段使っている大きさの歯磨き粉は重量オーバーでアウト。
仕方がないので「それは捨てていいですー」とあきらめ、空港内のコンビニで歯磨き粉を購入。みなさんも気をつけましょう!
その後は順調で、きちんとJALは飛んでくれたので、広州まではのんびりと過ごしました。時差がないというのも、快適です。
無事広州に着いてからは、早速両替。日本の空港で元に替えようとすると、100元からしかだめだったのですが、中国の空港だと20元くらいからやってくれます。現地で両替したほうが、楽ですね。
ここまでは、とっても順調だったのですが.....
とーこーろーがー。

広州で出迎えてくれたのは、予想どおり中国のガイドさんでした。まぁ、親切でしたし、日本語も上手だったので、手続きに不安はありませんでした。中華航空の便で午後2時に飛ぶということだったのですが、
「遅れなければ、午後5時ころにはつくはずです。」
.....「遅れなければ」ってなに。遅れる可能性が大きいってこと?
なんとなく、いやーんな予感がツアー客の中に広がります。
まぁそれでも、とにかく時間まで空港内をぶらぶらと散策します。
水を買いたかったのですが、中国のミネラルウォーターはなんだか心配だし、外国産の水はとんでもなく高い(400円もする!)。しぶしぶ、あきらめます。この後わかったのですが、中国産のミネラルウォーターでも大丈夫でした。
そのあと、ひととおり店をひやかした後、お茶屋さんに入ってみました。中国茶の専門店らしく、きれいな店内です。どうやら、お姉さんがお茶を入れてくれるらしい。近寄っていったら、片言の日本語で「お茶本物、安いよ」と話しかけてきます。「今飲みたいからメニュー見せて」といったら、メニューを見せてくれました。
む。.....結構高いなぁ。(48元=816円)でもまぁ、入れてくれるんだったらいいか。暇だし。
ということで、中国茶体験です。わたしたちが頼んだものは、残念ながらお姉ちゃんが目の前で入れてくれる高いものではなかったのですが、なくなると椀子そばのようにどんどんお湯をついでくれます。何時間でも飲んでいられる感じです。

わたしはプーアール茶、ふみふみはジャスミン茶を飲んだのですが、おいしかったです!中国にいる間、お茶はいろいろなところで出てきましたが、お茶専門店で飲むのがおいしくて良かった。レストランで出てくるお茶は、なんとなく出し殻っていうか、おいしくなくって.....。
さて、ゆっくりとお茶をしている間に集合の時間になったので、集まるとガイドさんがパンフを渡してくれます。これが、最高におもしろかった!
どうやら、中国語を翻訳ソフトで自動的に日本語に訳したものをそのまま使っているらしく、誤字脱字のオンパレード。
「いちじくは、血中コしヌテロール」(血中コレステロールか?しかも伸ばしが縦表記になっちょる)
「可愛らしいパンダを模って」(もはや意味不明)
「良質チョコレートさ」(「さ」と「を」。ううむ、形は似てるか?)
「甘栗は河北省の特産で、本草綱目にょり」(により、だろ!?(爆笑))
という具合に、なかなか楽しませてくれるお土産パンフでした。みなさんも、中国にいったら現地の怪しい日本語パンフを探してみましょう!中国を身近に感じられること、うけあいです。
ひとしきりクスクス笑ったあとに、荷物チェックをうけて出発ゲートまで移動します。のんびり座っていたら、目の前の掲示板に「DELAY」の文字が。
.....「きたな〜」とは思ったのですが、外国では遅れるというのは良くあることなので、あまり気にしてはいませんでした。気になったのは、時間がさっっっっっぱり表示されないこと。
遅れるのはわかったよ。いったい、何分待つんだよ?
前の飛行機が2時間遅れ、あたりでいやな予感はしたのですが、とにかくどんどん遅れていくのです。
あとでわかったのですが、中国の飛行機は1回遅れ始めると、あとに飛ぶ飛行機が次々ととばっちりを食らって遅れていくらしく(日本あたりだったら、細かく調整して間隙ぬって飛ばすんですけどね)、最終的には4時間以上遅れるという、前代未聞の遅れ具合でした。とほほ。
この日は、広州から成都までのフライトで終わりだったのでなんとか我慢できましたが、それにしたってヒドイ。
途中で、航空会社からお弁当が出ましたが、なんだかワイルドなお弁当で食べる気しないし.....。この卵は、食っても大丈夫なのか?と思わずじっと観察。

やっと機内に案内されたかと思えば、そのまま機内で1時間。わ〜勘弁してくれよ〜(泣)。
というわけで、成都に着いたときにはクタクタ。深夜12時を越しています。おまけに、本来なら後のフライトの飛行機に、抜かされてるし!
荷物もなかなか出てこないし、迎えのバスに乗った時点でふらふらです。そんな状態なのに、明日は午前4時起きです。
ひいい。
スルーガイドは、予想どおり現地の人でした。まぁ、日本語達者だからいいか?
というわけで、ホテルに着いたあとはさっさと部屋で就寝。そうそう、中国のホテルには、サービスでスリッパがついてきます。これは、おみやげでもらってきました。便利です!