1日目

冒頭にも書いたのだけど、今回の旅行のテーマは
「リゾートでまったり、ゆっくり。間違っても、がむしゃらに歩いたり、人があまりいかない場所をあえて選んで冒険なんてしないさっ!」
なので、わたしたちには珍しく、リゾートでゆっくり自由行動の多い内容の旅行を組み立てました。
とはいってもねぇ、ハワイとかグアムとか、めじゃ〜な場所はお互い嫌いッちゅー部分は譲れないので、日本ではまだマイナーな路線の「エコツアー」という奴で、秘境系の候補にあがっていたボルネオ島に行くことに。ま、それでもリゾートリゾート。体験談を見る限りはとにかくぼおおっとした場所らしい。.....いいじゃん(にやり)

今回は、前の旅行(12月)からすぐだったし、過酷な条件だったオーロラにくらべ熱帯の小さな島だということで、テーマも手伝ってそんなに盛り上がってはいませんでした。おまけに、二人とも人事異動がかかって仕事で忙しかったし。
ハッと気づいたときには、スーツケースを送り損ねていた。というわけで、当日は珍しくゴロゴロとスーツケースを引きずりながらの参加です。
いやぁ、出発当日はまだ平日だったから、みんなの視線が痛い。おまけに、リゾートに行くはずなのに、秘境にでも行くような格好のわたしに、みんないぶかしげな視線を送ってきます。恥ずかしい。
さて、仙台からふみふみと合流して、東京へ。ふみふみは4時起きだったそうで、大変眠そうでした。
東京駅からは快速に乗る予定だったのですが、ギリギリで成田エキスプレスに間に合い、成田へ直行。出国審査も搭乗手続きもまったく問題なく、やれやれ〜とくつろいでいたら、いきなり目の前の椅子にごろん!と倒れこむ人が。

この人、何人?

韓国の人や中国の人が多かったので、てっきり外国人だろうとしげしげ(だってすごい勢いで根っころがっているんだもん。普通しないぞ)と観察していたら、ツアーガイドに連れられた日本人の集団が近づいてきてその何人だかわからない人に近づきます。

「本部長〜時間ッスよ!こんなとこにいたんすか?」

日本人かよ!

その集団もなんだか謎な雰囲気で、いやにちゃらちゃらしたおねえちゃんと何人だか判断に困るような若い男性人がいっぱい。どんな団体なんだ?ツアーガイドさん、大変そう。
ま、でもトラブルもなく無事機上の人へ。本部長たちも飛行機内は静かだったし。
ガヤ島はマレーシア領なので、今回はマレーシア航空を使ったのですが、スチュワーデスさんの衣装が色っぽい!そして機内食が非常にうまいです!これは助かりました。やはりアジア圏は食事がおいしくていいですねぇ。おまけに、座席にテレビもついている最新タイプの飛行機で、もし眠れなくてもゲームなどで暇をつぶすことができます。
マレーシア航空はサービスが良くて評価が高いそうで、確かに愛想はない(マレー人は愛想があまりない)けど、親切で丁寧。機内の生活は快適でした。マレーシア航空、おすすめっす。
マレーシアの首都、クアラ・ルンプールの飛行場も立派で感心したのですが、空港内広くってよくわからんよ!両替したいのだが場所がわからん。インフォメーションで英語で聞いたら無言で指差された。どうやら、インフォメーションですら英語はあまり話せないらしい。相手がネイティブの英語圏の人だとコミュニケーション能力で英会話もっていけるけど、あちらもつたない英語だとわたしの英語能力ではなかなか伝わりません。
なんとか両替をすませ、入国審査も無事通過、乗り継ぎもスムーズという言うことなしの状態で、コタ・キナバルへ。ここまで、例の本部長たちも一緒です。まさか、島まで来ないよね?クアラ・ルンプールの空港内で、荷物カートに女の子のせて疾走するさまは、同じ日本人としてかなり恥ずかしかったぞ。
幸い、コタ・キナバルからは別でした。良かった良かった。あんな変な集団と一緒だと思われたらいやだ。
ここで現地係員さんに案内されて船に乗ります。
あれ?係員さんは一緒に島に来ないわけ?帰りの連絡も何もなしで、島に着くわたしたち。ツアーは、わたしたちと夫婦の2組だけのようです。本当に、日本人にはマイナーな場所なんだなぁ。
かなり不安でしたが、ホテル側には連絡が行っていたようで、部屋に入るのもちょいと手間取りましたがスムーズでした。ホテルの部屋はコテージになっていて、すぐ下が海です。魚が泳いでいるのもよく見えて、二人でおおはしゃぎ。が、部屋に入ったのはいいけどエアコンとか扇風機の使い方がわからん!慌ててまた人を呼ぶはめに。とにかくむうっと蒸し暑いので、エアコンがなければたぶん過ごせません。窓を開けるわけにいかないしね。
やっと落ち着いたところで、もう夜中の2時くらい。時差は1時間だけなので、日本にいてもかなり遅い時間。というわけで、「注意1秒、怪我一生」と歌いながらまたマラリア蚊よけの蚊取り線香を普通に!たきながら就寝。(蚊取り線香のエピソードは、マダガスカル編をごらんください)