5日目

イースター島にようやく到着〜。飛行機の中で眠ったとはいえ、やはりどっしりと疲労しています。また、現地係 員のながーい説明があったらやだなぁ。

イースター島でも、花のレイをかけてもらえます。今度はブーゲンビリアです。今回お世話になったのは、地球の 歩き方にものっている最上さん夫婦。旦那さんがスルーガイドとしてずっとわたしたちに着いてくれますし、奥さんがホテルでサポートしてくれるという親切 さ。おかげで、かなり快適!なんと、タヒチの入国カードまで書いてくれるとのこと。すげぇ親切だなぁ。説明も的確でまとまっていてとても良かったです。

とはいえ、午後からすぐに観光開始です。昼食は食べたくない感じでしたが、これからのことを思ってとにかく食 べます。もったいないことに、半分くらいしか入りませんでしたが。そのあとはモーニングコールを頼んで、とにかくお昼寝!1時間でもいい、寝たい!
これは大正解でした。ちょっとだけでも眠れたので、なんとか気を持ち直してイースター島観光開始です。

始めは、島の西南部分の観光。
イースター島はチリの領土ですが、英国に長らく牧草地として借り出されていたことがあり、今人が住んでいるのは、ハンガロア村という西南の村だけです。他 にもポツポツ住んでいますが、まとまっているのはここだけです。
そのハンガロア村からすぐのアフ・ビナプで最初のモアイと遭遇。といっても、倒れていたり埋まっていたりと、想像していたスックと立つモアイはありませ ん。
でも、モアイ!最初のモアイ!眠気なんて吹き飛びます。


ここには、島に唯一ある女性のモアイというのもあります。確かに、赤くて変わった石でできているし、小さい。

そのあと、村を一望できる展望場所で村を眺めてから、カルデラ湖のあるラノカウ火口へ。ここにはトトラ葦というものが一面に生えていて、火口付近は風害を さけて果物が植えられていたそうです。また、村に上水道がない時代には、洗濯物の場所としても活躍したんだとか。確かに、イースター島はいつでもすごい風 が吹いています。いつも髪がボサボサ。
火山の石に混じって、黒曜石がありますが、これは珍しいものなんだとか。こっそりみんなで拾います(笑)。

この後、オロンゴの儀式村跡へ。ここは、モアイ信仰のあとに始まった鳥人信仰の儀式を行った場所だそうです。 各部族の代表が離れ小島に鳥の卵を取りに行くという競争を行って、無事最初に卵を取ってきた代表の長がその年の島の長になる仕組みだったそうな。
でも、途中でサメにやられたり、1ヶ月も待ったり、かなり大変っぽい儀式です。しかもやりとげた勇者は特になにも利益なかったって、可哀想じゃん。
ここには、当時の住居や鳥人やマケマケと呼ばれる神様の遺跡がたくさんあります。モアイはいません。当時の住居は復元した科学者によれば20人くらい住んでいたという話ですが、すごーく狭いです。これじゃ、寝れません。座って寝てた、と言い張っ てたみたいですが、絶対無理だって。
イースター島から少し離れたところにある離れ小島が鳥の卵を取りに行く場所のようなんですが、すごい波だしサメはいるって言うし、昔の人は本当に大変だっ たんだろうなという感じです。

さて、観光も無事終了し、夕飯を食べにホテルのレストランへ。この日の夕食はうれしいことに刺身でした。しょ うゆがうまい!ここで、ハタと気づいたのですが、どんなに疲れていても日本の味だとスルスルと胃に入るのです。そうか、拒絶反応もあったんだ、と突然自 覚。マダガスカルのときにはすごく気を使って梅干とか持っていったのに、今回は油断してました。そうなんです、食べるたびに異様に疲労していたのはひとえ に 口に合わないから。
まずいというのではありません、洋食の重さにまいってしまうのです。今度から絶対!味噌汁とお茶と梅干持っていこう!と誓うわたしたち。
旅の中で一番おいしいと思った食事が、イースター島の最初の夕飯でした。

それにしても、部屋のトイレの水が流れにくい。というか、流れない!

「おりゃああああああ!」

渾身の力を入れてボタンを押すのですが、流れない.....。水は出てくるんだけど。何回かチャレンジして、 全身の力をかけて押すと何とか流れることを確認。でも、このおかげでトイレに入るたびに、

「おりゃああああああ!」

.....疲れる。