ブータン3日目


4月30日

せっかく早めに就寝したのに、犬がうるさかった.....。

これは、滞在期間中ずっと悩まされるのですが、道端に落ちている犬たち、完全に野生化しているらしく、夜に遠吠えはするわ集団でワンワンと駆けずり回るわ、うるさいったらありゃしない!
わたしだけかと思ったら、他の方も一緒だったみたいで、こりゃ今晩から耳栓必要だな、とうんざり。
ちなみに、ふみふみは爆睡でした。くっ....。

でも、昨日のブータン激辛料理にノックダウンだったわたしたちを気遣って、朝ごはんのビュッフェにはおかゆがつきました!
これは助かった。毎朝、必ずおかゆがあり、このおかげで随分元気が回復したと思います。やるな、西○旅行!
寝不足は続行中ですが、この日は首都だけの観光なので比較的楽です。楽なうちに、ゆれが激しいバスの後ろに乗ってしまおう!(バスの席は毎日代わることになっていました)とはりきってこの日は一番後ろに。

いやぁ、ゆれるはねるのオンパレード!体が宙に浮くぜ!

明日の峠越えはこの席は絶対やめよう、と心に誓うわたしたち。

さて、山道が工事中で、限られた時間しか通行できないという状況のため、6日目にパロに戻ってくるときが大変、ということで、この日は6日目の観光までやってしまおう!という大胆な観光アレンジになり、大忙しです。
案内してくれる現地スタッフは、運転手がコタさん、ガイドがゲンボさんです。ブータンでは、お寺で名前をつけてもらうのだそうですが、だいたい昔の神様やえらいお坊さんの名前などをもらうことが多いみたいで、同名がとても多いんだとか。戸籍なんて作れませんねー。
コタさんもゲンボさんも、日本語がある程度わかるし話せます。ブータンは学校で小さいころから英語を必修で学ぶので、小学生も英語がペラペラ。なので、この二人なんて、3カ国語を話すのです。すっげぇです!
特にゲンボさんは、難しい宗教の概念の話まで、頑張って日本語で(さすがにときどき英語がまじる。でも、まじるのが英語だというところがまたすごい)説明してくれて、本当にわかりやすかったです。後でわかったのですが、わたしたちが去った次の週には、ホンダの社長がブータンに来ることになっていて、その案内も彼がすることになっているそうです。

旅行中、英語でことたりたので、意思疎通に不便を感じたことはありませんでした。日本人は英語を話せない人がほとんどだっていうのに、この差はなんでしょうねぇ。先進国、なんて言えませんよ。

※ ブータンちょい知識
ブータンは、世界の中でも有数の「まずしい(GDPが低い)国」ですが、国王が目指しているのは「GDH」。HはHAPPINESS(幸福)です。国民が、8割だか9割「幸せ」とアンケートに答える国ってすごいと思う。
貧しい国ですが、大部分が自給自足だし、医療費はただ。高校までの義務教育(もちろん無料)や英語の必修化など、教育にも力をそそいでいます。
日本よりもよほど、自立して暮らせる国なんですね。貧しいっていうのは他国からみたときの評価。彼らに、そんな意識も卑屈さもないんです。

まずは、メモリアル・チョルテン。これは、首都のランドマークにもなっているもので、第3代国王を記念して建てられたものなんだそうです。これが、ティンプーで一番高い建造物になります。この高さを越える建物は、許可できないのだそうです。ブータンの建築物は、釘もカンナも使わず作るという独特のもので、土木作業やホテルの建築などにはインドの人たちが出稼ぎで随分いるのですが、ブータン式の建築物は、ブータン人しか作れないのだそうです。チョルテンの周りは来年の式典のときに多くの人が集まることができるように、工事中です。みんな、朝からグルグル右回りに回って祈っています。わたしたちもゆっくりと3回まわりました。みんな、信仰深いんですよね。月のうちに、何日か(忘れました!)仏教的に意味がある日があるそうなんですが、そのときにはもっと多い人数が祈りにくるそうです。
わたしは、花粉症が悪化していたのでマスクで観光。写真もマスク姿で撮ってしまい、「しまった!」。

次はチャンガンカ・ラカンです。ラカンはお寺なんですが、ここは子供が生まれると必ず連れてくるお寺なんだそうです。 外観は映像を撮れますが、中は一切だめ。土足厳禁なので靴を脱ぎ、帽子も取って中に入ります。
このとき、靴を脱いでからひょいと靴下カバーを履いている方がいました。なるほど!
ブータンのお寺は比較的きれいでしたけど、中には「うっ」と思う瞬間もあったので、気になる人はカバーを持っていったほうがいいですね。

ここで、「五体投地」というお祈りの方法を教えてもらいます。
これは、頭の上・顔の前・胸の前と3ケ所手を合わせたあと額を床面につける、という動作を3回するものなんですが、ゲンボさんがきちんとブータン語で祈ってくれます。
この後、お賽銭をあげて、水をもらうんですが、この水にはお寺ごとにハーブが入っているようで、いい匂いがします。ちょっとだけ口に含んで残りは体の自分が好きなところにこすりつけるのですが、なんか崇高な気分になります。生水なんで少し怖いんですけど(笑)、ハーブが入ってるからまぁ大丈夫だろ、と割り切ってごっくん。
幸い、おなかは壊しませんでした。やはりありがたいものは大丈夫なようです。
仏像が作られる前には、光輪とか菩提樹などがそのシンボルだったそうです。お寺の壁には、その光輪(ダルマというそうです)と鹿のレリーフがあるのですが、鹿がありがたいお話を聞いているという象徴なんだそうです。 とにかく、建物に書いてある模様や位置など、すべてにわたって意味があるらしい。

さて次です。どんどん行きます。次は動物園です。ここには、ターキンと呼ばれる珍しい動物(牛とかに似ている)が保護されています。ターキンちゃんたちは奥の方に行ってしまったので、その前に展望スペースに行きましょうということになりました。展望スペースは、ティンプーが一望できてなかなか気持ちいいです。風がよく吹き抜けるので、ダルシンやルンタがたくさんはためいています。受験生なんかも、願掛けでここまで登ってくる(すごい脚力だよ)とのこと。

※ ブータンちょい知識
ダルシンもルンタも、いたるところにあります。ダルシン=経文旗、ルンタ=風馬には経文が書いてあり、ダルシンは剣の形をした棒に結びつける旗で、風がよく吹き抜ける場所や家の敷地内などにあります。ルンタは万国旗みたいな感じに小さな旗が紐にくっついて長いものです。川や風がよく拭きぬける場所に結び付けてありました。どちらも、はためく度に結びつけた人が1回お経を唱えたことになるんだそうです。また、その声が風や川の水にのって世界にあまねく届くように、という思いもこめられています。このほかに、なくなった方の骨をねりこんでつくるという小さな小さな白い仏舎利のツァツァ、水でまわるマニ車などもよく道端でみかけました。本当に、国中どこにもお釈迦様がいる感じです。子供が9歳までになくなったときは、鳥葬なんかの風習もまだあるそうです。

※ ブータンちょい知識
ブータンの人口は七十万くらい。国土面積は四国くらいです。そのうち、10万人が首都ティンプーにいるそうです。
日本とは仲が良い国で、海外青年協力隊もたくさん入っているのですが、なぜか日本国大使館はブータンにはない。何かあったら、徒歩でインドまで行かないといけないそうですよ.....。

いい景色を堪能した後は、ターキンちゃん探しです。動物園に戻って、「ターキーン!」とみんなで呼びます。(結構みんな真剣)
ゲンボさんは、「オー」という低いターキンっぽい声で呼びます。すると!
ターキンが近づいてくるではありませんか!うおお!
どんどんやってくるターキンちゃん。わたしたちは大盛り上がりです。本当に間近までやってきてくれたので、網越しに餌付け。

た、食べた!

わたしもふみふみも、餌付け好きなんですよ。(マダガスカル参照)
この瞬間、この日のスンバラシイ建物観光のすべてを凌駕して、ターキンが1位に浮上。(爆)

ターキンとの愛を深めたあとは、青空トイレ。もうすっかり慣れたもんさ!

さて、次は尼僧院です。ここには、鉄の橋を作ったタントン・ギャルポが祀られています。60人くらいの尼さんが生活しているとのこと。ここでも、建物をひととおり眺めた後は、「五体投地」をして、また水をもらいます。
お、ここの味は若干違うぞ。お寺ごとに味が違うんですね。ごっくんした後はお寺の前で記念撮影。

どんどん行きます。次は、民族資料館。ここは、古い農家をリニューアルして、ブータンの民家を再現したものということで、なかなか興味深いです。あとでわかったのですが、日本だと民族資料館で再現している暮らしは過去のものですが、ここではまだ現実だということ。
民家では、一番重要なのは仏間だそうで、家を作るときにはどこを仏間にするのかを最初に決めるそうです。その仏間の隣に、仏事を行う僧侶や来客用の部屋があり、家族はぜんぜん違うスペースに住むんですね。
今はさすがに家畜は外らしいですが、昔はブータンの厳しい冬に備えて家の中に動物を入れていたそうです。南部曲がり家みたいなもんですね。
家の玄関には生々しい男性器が。これは、ポーというもので魔よけなんだそうな。

※ ブータンちょい知識
ポーもよく見かけました。日本でも、象徴として良くありますけど、ブータンのは妙にナマメカシイというかリアルというか。民家の壁にどーんと描いてあることもあります。意味がわからないと、娼館と間違えそうです(笑)。

屋根裏には、食物を乾燥させて保存するスペースなどもあるのですが、そこまで登る階段がすげぇキツイ。ブータンの年寄りは、家の外に出れなくなるんでは、と心配。もしかしたら、外に出れないときが寿命なのかもしれませんね。

さて次は紙すき工場です。わたしたちは優秀なツアー客だったらしく、非常に統制が取れていて時間に余裕があり、ここではお土産を買う時間も取れました。
紙すきは日本の和紙づくりなどを参考にして始められたもののようで、比較的新しい技術のようですね。島根県に紙梳きを学びにきた、というブータン人がいろいろと案内してくれました。
みんな頑張って梳き梳きしています。

お土産売り場では、梳いた紙に描かれた仏教画などが売っていたので喜々としてGET。
わたしは、家族円満の象徴である、という象・サル・ウサギ・トリがブレーメンの音楽隊みたいに乗っている画を買いました。これは、いろいろなところで良く見た絵でしたね。
あとは吉祥紋というものが描かれた小さな掛け軸。これも、良く見る絵です。縁起物です。

紙すき工場のあと、まだ余裕があったので、郵便局に案内してもらいました。ブータンは、切手で有名なんだそうです。
確かに、とてもきれいな切手や変わった形の切手がたくさんあります。ここでも、何枚かお土産用に切手をGET。こういうかさばらないお土産は大変ありがたいです。

さて、ここでちょうどお昼だったので、レストランで昼食です。中華だったので、とてもおいしかった!これも、ツアー客からのリクエストを受け付けてくれたみたいですね。やるな!西○旅行!
でも、デザートはビミョウだった.....。
旅行中は、飲料水を確保するのが大変なんですが、今回の旅行では毎朝1本ミネラルウォーターをもらえて、昼食にもサービスで水がついてきたので、大変助かりました!本当に、旅行会社さんありがとう!という感じ。

さて午後も張り切っていきましょう。午後一番は、織物博物館です。始めにVTR(英語だけど)を見たあと、実際に機織しているところを見学。
織物の技術は、ブータン東部がすぐれていて、東部の女性はもてるのだそうです。西部の人は田畑もちなのが魅力なんですって。東部の女性が親戚にいなければ、晴れ着などはすべて高いお金を出して買わなければならない。お土産品として売ってるキラが10万円ですから、そこまではしないとしても、GDPが低いブータンの人にはとても高い買い物には違いありません。
ちなみに、ゲンボさんは東出身なんで、妹が作ってくれるそうです。ちょうど実演している人も同じ地区出身の女性だったみたいで、ゾンカ語で親しげに話していました。

次はハンディクラフトセンターです。ここは政府が作っているおみやげやさんなので、必ずブータン製だそうで、品数もそれなりに多い。値段もそこそこ安いです。

※ ブータンちょい知識
ブータンの主な産業(外国向け)は、水力発電と観光です。電気は今破竹の勢いのインド向けがほとんどです。観光は、欧米と日本がいいお客さんのようです。大きなおみやげやさんだと、ドルも円も使えます。もともと、アメリカの雑誌にGDHの考え方が紹介されたこともあって、アメリカ人が一番多いんだそうです。次が日本人かな、と話していました。なのでガイドさんは英語を使うことが一番多いんだそうです。

さて、お土産タイムだ!
運よく、織物のランチョンマットを発見できたので何枚か購入。そして、自分用にテーブルクロス大のものを吟味します。 全部シルク(生地も刺繍も)なんで、いいお値段でございます。うう、でも日本では買えない。ここでしか買えないしな。
一目見て気に入ったものを最終的には購入。はああ、すっきりした!
曼荼羅も購入したかったのですが、いいなと思うものはもれなく数万円。うわあ。スーツケースに入れて帰るのに、この値段はちょっと(^^;。折れたりしたら、泣くに泣けないわ。
というわけで、断念。曼荼羅は高くて買えないとは聞いていましたが、本当にいいものは高いです。それを目的なら安いんでしょうけど。ちなみに、東京あたりだと、額に入って数十万といいますから、きっと安いんだと思います。

さて、おみやげもきちんと買って満足した後はマスクダンスの見学です。ブータンの有名なお祭りツェチュのときの踊りや、山岳民族の歌などを聴きます。
「クジュ・ルヤン(孔雀の羽)」というプロの楽団のステージだったのですが、普段は見ることができないものなので、なかなか興味深かったです。特にマスクダンスはお祭りのときにでもないと見れないですからねぇ。日本にも来たことがあるみたいで、文化庁の感謝状が壁に貼ってありました。
ブータンは、ほとんどが2000M以上の高地なんで、激しい運動や踊りはかなり息苦しい。ビョンビョン飛び跳ねていますが、祭りのときに倒れる人とか出ないんだろうか。

あと、小民族の歌はなかなかタルそうでした(笑)。おだやかな音程でだらだらと歌うメロディなんですね。
途中、ベレー帽にヒョンヒョンと尻尾がついたみたいな帽子をかぶった民族衣装が出てきました。さきほどのハンディクラフトセンターで「なにこれ?」とわからなかった物体は帽子だったのか.....仏事に使う座布団かと思ってた(^^;
また、ヤンチェンというツィンバロンに似た楽器で演奏します。楽器が出てくると、思わず釘付け。日本の仏教でも良く使うシンバルもでてくる。
途中でバター茶と甘いお米のおやつが出たのですが、どっちもちょっとわたしにはダメでした.....。
バター茶は、しょっぱいバター風味の水って感じで、まずくはないんだけど、一口でもういいやという感じ。甘いものは苦手だし。
うーん、苦手だな〜どうしようかな〜と思っていたら、隣のふみふみが不審な動きをしている。

あ、こぼしてやがる

ふみふみのズボン、大災害。幸い焼けどはなかったみたいですが、バターなので洗うのが大変だったみたいです(^^;。
最後は、見物客もみんなで踊ります。郡上八幡の手踊りみたいで、なかなか楽しいです。

さて、タルタルなステージ見学の後は、本日最後の場所タシチョ・ゾンです。
ゾンとは、寺でもあり役所でもある場所で、17世紀にブータンが統一されてから作られたものだそうです。タシチョ・ゾンは国の役所なので、国王も勤務しています。
ゾンの中に入るときには、帽子はもちろんだめだし、ブータン人なら正装(ゴのうえにカムニという布をつけてました)しなければ入れないし、外国人は襟のある服を着ないとだめです。ま、襟付きならなんでもありなんですけど。
午後5時までは役所が機能しているので、5時まで待ってから入ります。わたしはうっかりマスクをしていたのですが、「だめ!」と警備の人に注意されました。うわ、きびしー。
ちょうど勤務時間が終了した役人とすれ違いながら、ゾンの中に入ります。この日は、珍しく王様が残業中ということで、運が良ければ見ることができるかも、という話だったので、みんな期待しながら入ります。
ゾンは今までに見た建物の中で桁違いにでかい。


壮観なゾン。壁面の上に朱色の線が入っているのは、
宗教の建物です

※ ブータンちょい知識
ブータンの建築には釘を使いません。木とレンガを組み合わせていく独特の建築物で、民家なども平気で2〜300年する建物とかあります。
なんだかもろそうに見えるんですが、ここには地震も台風もないので、建物の保存がうまくいくようですね。

ゾンの中は撮影不可なんですが、偶然寺院の改修が入っていたので、逆に完全な寺院としての価値はないということなんでしょうか、普段は一切撮影できない場所が撮影できるという状況でした。えらい、貴重な映像になります。

ブータンでは僧侶の地位がとても高く、国王とともに、僧侶の最高位の僧もここにいるのだそうです。もっとも、冬の間はプナカという暖かな地域に移るそうですが。
途中、寺院のほうから少年の僧侶が出てきたので、みんなで群がって写真撮影(笑)

※ ブータンちょい知識
僧になるには、小さな頃から寺院に入るようですが、来るのは親を亡くした子や貧しい家の子が多いのだそうです。寺が、子供を育てるんですね。

ゲンボさんがゾンについていろいろと説明していると、他の日本人のツアー客がスススっと近寄ってきて、ゲンボさんの話を聞いている。
後ろで、その人たちを案内してきたガイドさんが手持ちぶさたげに待っているのに。
たぶん、英語のガイドさんだったんでしょうけど、それにしたって失礼!だったら最初から日本語ガイドさんを指名すべき!ついてもらったガイドさんにも失礼だし、わたしたちにも失礼だよ(プンプン)。
この日本人客には、その後も何回か遭遇しましたが、そのたびに自分たちのガイドさんそっちのけで近寄ってきました。はじめは黙認していたわたしたちですが、何回も続くとさすがにみんなムッとしてました。

ぶらぶらと中を見学した後、帰ろうとしたときでした。
「王様が出てくるらしいよ!」
うわあ、そいつはすごいぞ。ブータン人でさえ、ほとんど見たことがないのに!
王様やえらい大臣が出入りする場所は観光客の出入りする場所と別になっていて、王様が通る間は観光客は足止めされるのです。こりゃ、ラッキー。
みんなカメラを構えて待ちます。

ビデオズーム!なんとか激写できました。遠くからだけど、見えましたよ〜。
会った王様は、第5代目で、まだ戴冠式はしていません。今年27歳の独身だそうな(笑)。写真を見ましたけど、ハンサムで有名だった父上とは違いますが、良いお顔でしたよ。
若いだけあって気さくな性格なのか、たまたま王様が過ぎた後を歩いていたわたしたちが手を振ったら、小さく手を振りかえしてくれました。ツアー客、大盛り上がり!(笑)。
キャーという黄色い声がゾンに響き渡ります。
警備の人に静かに!と注意されながらバスまで戻ります。
バスに乗ろうとしたら、警備の人が何か同じツアーの人に話しかけている。なんだろうと思ったら「自分を写した写真をくれ」ということだったらしいです。おやおや。住所を教えて、といったら旅行会社さんに渡せばいいからと言われたとのこと。
ゲンボさんに言わせると、下手に住所を書くよりも確実だそうです。番地もないし、同じ名前もいっぱいいるから、写真を見せて「この人に渡して」と言ったほうが早いみたい。なるほど。

さて、やっと観光も終わり。濃い一日でした。夕食はブータン・キッチンというブータン料理のレストランです。また辛いのか〜と思ったのですが、日本人向けにアレンジしていたらしく、大変おいしかったです。
帰りに店の入っている階の下の階のおみやげやさんを覗いたら、可愛い財布とかあったので、購入。また高価な美しい絹織物に目を奪われたのですが、さすがにもうお金が(泣)。
帰りは、夜の街を歩いて帰ります。たまたまホテルの近くの広場でイベントもやっていました。なんだかインドっぽい音楽が流れているのを聞きながら、ホテルに到着。
今日もクタクタだったので、早めに寝ます。犬に備えて耳栓も準備。今日は静かだといいなー。
明日は峠越えです。