定点撮影の記録
Part 14 京浜急行
13:45 快特三崎口行き 2109以下8連
あるところに立って、通過する電車を記録する超ヒマな記録です。
Part14は、東京と三浦半島を結ぶ赤い電車、京浜急行を取り上げてみました。また、都心側では、都営地下鉄〜京成、北総・公団と直通運転するなど、車両のバラエティーも尽きません。2002年10月の横浜方面〜羽田空港直通運転大増発前の記録ですが、まあ、記録は記録ということで・・・。

撮影日 2002年9月25日(水)
場 所 京浜急行・新馬場駅
対 象 三崎口、浦賀、羽田空港方面行き電車
時 間 13:40〜15:00
レンズ 85mm
アンダーラインのある車番をクリックすると、その電車の写真が現れます。

時刻
種別
行先
運番
所属
先頭車両
両数
コ メ ン ト
13:40
特急
羽田空港71N
北総
70948 京成3150形をリースして、北総7050形として使っています。
13:45
快特
三崎口11A
京急
21098 京急といえば、これ。「歌う電車」ですね。
13:47
普通
浦賀57
京急
1213 4 最近、めっきり見なくなりました。一昔前の主力です。
13:49
快特
羽田空港81K
京成
37788 京成から直通の「エアポート快特」です。
13:51
普通
新逗子47
京急
14014 同じ1000形でも、新1000形です。2100形を3ドアにしたようなスタイルです。
13:55
快特
三崎口77SH
京急
16498 結構よく見る車両です。快特から普通までオールラウンドで使われています。
13:59
特急
羽田空港39T
都営
5326-18 この時間帯には1回しか来ませんでした。丸っこいスタイルが特徴です。
14:02
普通
新逗子61
京急
16376
14:05
快特
三崎口13A
京急
21418
14:09
急行
羽田空港85K
京成
34388 AE車の足回りを流用しています。3700形とよく似ていますが、普通鋼製です。
14:11
普通
新逗子3
京急
651-14 3ドア・クロスシート車です。4連組は普通にも使われています。
14:15
快特
三崎口81SH
京急
10018 新1000形トップナンバーです。意外ににぎやかな走行音です。
14:17
普通
浦賀29
京急
12756 こちらの旧1000形の方向幕は黒地です。
14:20
特急
羽田空港69N
公団
90088 側面の窓配置がユニークです。
14:25
快特
久里浜1A
京急
21178
14:27
普通
浦賀63
京急
15014
14:29
快特
羽田空港57K
京成
37588 種別幕の出し間違いで「快速」になっています。
14:31
普通
新逗子31
京急
7394 廃車が進んでいる4ドア車です。普通運用がメインですが、加速があまりよくないのがネックで、大師線やラッシュ時間帯の快特増結車にも使われています。
14:34
快特
三崎口71SH
京急
17258
14:39
特急
羽田空港61N
北総
73188 京成3700形と共通設計の車両です。帯の色が違う程度です。
14:41
普通
新逗子59
京急
15254
14:45
快特
三崎口3A
京急
21018
14:49
急行
羽田空港17H
京急
603-18 600形の8連組です。この編成は「ツイングルシート」で、クロスシートが出たり入ったりします。
14:51
普通
新逗子25
京急
805-16 普通用です。「だるま」というニックネームが付いています。
14:55
快特
三崎口83SH
京急
16198
14:57
普通
浦賀37
京急
819-16
14:59
特急
羽田空港73N
公団
91288 これだけかぶられたので後追いです。ご了承下さい。
車端部にクロスシートがあり、また、尾長鶏をイメージしたユニークなスタイルの電車です。

サイドメモ
とりあえず、車両のことを書くといくらページがあっても足りませんので、簡単に触れておきます。なお、京急、都営、京成、北総・公団としては「○○系」という表現はせず、「○○形」という表現になっているようですので、「○○形」という表現にします。

1000形
1959年から1978年まで製造されたロングセラーです。京急〜都営直通用に作られた形式です。最盛期には358両在籍していましたが、後継車(1500,600,2100,新1000形)に置き換えられつつあります。一昔前の京急を代表する車両です。この時間帯には走ってきませんでしたが、快特にも使われており、実際に迫力満点の走りを私も体験しました。都営、京成、北総・公団にも乗り入れています。
700形
1967年から製造された普通用車両です。こちらは、自社線内専用です。2M1Tの3連で計画されましたが、2M2Tで登場したため、加速が鈍いのがネックです。大師線やラッシュ時間帯の快特増結車としても使われます。
800形
1978年から製造された普通用車両です。ユニークな前面スタイルは「だるま」とも呼ばれています。オールMで加速はすばらしいです。なお、自社線内専用です。
2000形
1982年から製造された快特用車両です。1998年から2100形が製造されたため、順次3ドア・ロングシート化され、通勤車に格下げされました。このコーナーでは登場していませんが、主に、ラッシュ時間帯の自社線内列車に使われています。なお、他社線には乗り入れていません。
1500形
1985年から製造された3ドア・ロングシート車です。1000形の後継車です。当初は全鋼製でしたが、途中からアルミ車体に変わりました。快特から普通まで幅広く使われており、他社線にも乗り入れます。
600形
600形としては3代目です。快適性の追求ということで、1994年から登場した3ドア・クロスシート車です。ラッシュ対策としては、クロスシートが一部収納式になっていることです。4人掛けのBOXシートが2人掛けになったりしますが、現在では、4人掛け状態のまま使われているようです。なお、651〜や608は収納機能は省略されています。成田空港〜羽田空港直通列車や快特、北総・公団乗り入れなどに幅広く使われています。
2100形
快特用として1998年から登場した車両です。モーターや制御装置にドイツ・シーメンス製を採用したため、走行音が独特です。その他にも外国製品を多用しているのが特徴です。一応、他社線乗り入れもできますが、今のところ、自社線内専用です。
新1000形
700形、旧1000形の置き換え用として、2002年に登場した車両です。2100形を3ドア・ロングシート車にしたような感じの車両です。今後とも増備が行われることと思われます。引き続き、外国製品を多用しています。もちろん、他社線にも乗り入れます。
都営5300形
1990年から製造された車両です。丸っこいスタイルが特徴です。今まで使われてきた5000形が非冷房のために一気にこの形式で置き換えました。京急線内は三崎口までの運用もあります。2002年10月から登場した三崎口〜成田空港という長距離運用にも使われています。(乗り通す人はいないでしょうが・・・。)
京成3700,3400形
1991年から3700形が製造されました。成田空港乗り入れに伴う車両増備です。ステンレス製で、京急線への乗り入れはほとんど3700か3400形です。ちなみに、3400形は1995年からAE車(初代の「スカイライナー」)の機器を流用して車体新製をした形式です。こちらは普通鋼製です。ちなみに、北総7300形は3700形と共通設計で、帯の色やスカートの有無が違う程度です。
北総7050形
1963年から製造された京成3150形を1997年から北総開発鉄道がリース使用しています。京成からは姿を消してしまいましたが、古巣である京成にも乗り入れています。そろそろ次の車両に取り替えられる可能性もあります。
公団9000形
1984年の開業時に製造されました。登場時は2000形を名乗っていました。現在、北総の車両と共通運用されています。側窓の3連窓に特徴があります。
公団9100形
1995年の印西牧の原延長時から製造されました。愛称を「C-Flyer」といい、尾長鶏をイメージした前面や、車端部のクロスシートなどユニークな車両です。足回りは京成3700形と共通です。

なお、路線図などについては、京急ホームページを、その他京急のことを取り上げたすばらしいサイトがありますので、そちらもごらんいただければ幸いです。

京急・・・http://www.keikyu.co.jp/