定点撮影の記録
Part 15 山陽新幹線
12:15 のぞみ東京行き 500系16連
あるところに立って、通過する電車を記録する超ヒマな記録です。
Part15は、山陽新幹線を取り上げてみました。新幹線といえば、一昔前までは全部16両編成で、形式も0系だけ、何か味気ない・・・。というイメージがありましたが、なかなかどうして。結構なバラエティーがあるのです。今では、0系、100系、300系、500系、700系の5系列があり、その中でも編成や塗装の違いがあります。遠くない将来に0系や100系は消えることになろうかと思いますが、今なら、東海道新幹線開業時からの歴代の系列を見ることができます。そんな移り変わりの時期の記録です。前置きが長くなりましたが、ご笑覧下さい。

撮影日 2002年11月23日(土)
場 所 山陽新幹線・相生−岡山(吉井川橋梁)
対 象 新大阪・東京方面行き電車
時 間 
レンズ 85mm
アンダーラインのある車番をクリックすると、その電車の写真が現れます。

時刻
名前
号数
行先
所属
系列
両数
コ メ ン ト
10:42
ひかり
362号新大阪
JR西日本
700系
RailStar
8 山陽新幹線・「ひかりRailStar」です。
指定席は2+2列シートで快適です。
10:47
こだま
616号新大阪
JR西日本
0系6 0系ですが、車内は2+2列シートになっています。
10:53
ひかり
100号東京
JR東海
300系16 博多〜東京のロングラン列車です。
11:13
のぞみ
12号東京
JR東海
700系16 続々と増備が進む700系です。
「RailStar」と色が違うとかなり印象も違います。
11:18
こだま
618号姫路
JR西日本
100系4 新幹線でも4両編成があります。
プラレールか鉄道模型みたいですね。
11:29
ひかり
118号東京
JR東海
300系16
11:35
ひかり
156号東京
JR東海
700系16 700系も「ひかり」に使われています。
11:42
ひかり
364号新大阪
JR西日本
700系
RailStar
8 こちらは「RailStar」です。
11:49
こだま
620号新大阪
JR西日本
0系6
11:57
ひかり
366号新大阪
JR西日本
700系
RailStar
8 「RailStar」は案外やってきます。
12:15
のぞみ
14号東京
JR西日本
500系16 やっぱり、新幹線といえば500系でしょうか。
最高速度300km/h。世界最速ですね。
12:19
こだま
622号姫路
JR西日本
100系6
12:29
ひかり
120号東京
JR西日本
700系16 西日本の700系には先頭車に700ロゴが入っています。
12:35
ひかり
158号東京
JR東海
700系16
11:40
ひかり
568号新大阪
JR西日本
100系16 2階建て車を4両連結した「グランドひかり」です。
食堂車も連結していましたが、
残念ながらこの日で引退です。
サイドメモ
まあ、新幹線の車両解説については種々の雑誌・文献がありますので、そちらを参考にして頂ければいいと思いますが、簡単に触れておきます。

0系
いわずとしれた「SHINKANSEN」。東海道新幹線開業(1964年)と同時に登場した形式です。開業した当時の車両は既に引退していますが、約20年間、基本スタイルを変えずに増備されました。現在では山陽新幹線で使用中です。

100系
国鉄時代末期、1985年に登場しました。「2階建て新幹線」ということで、16両編成の中間の2両が2階建てでした。1989年には2階建て車が4両組み込まれた「グランドひかり」が登場しました。しかし、2003年には東海道区間では引退が決定しています。残ったグループは山陽区間の「こだま」に使われることになり、4両または6両編成で走ることになります。ダブルデッカーもまもなく消滅することになります。

300系
1990年登場の「のぞみ」車両です。1992年から「のぞみ」用として営業が始まりました。ダブルデッカーをやめ、小窓がずらりと並ぶスタイルになりました。食堂車・カフェテリアも消滅し、ますます「通勤電車」に近くなりました。現在は定期の「のぞみ」からは外れ、主に「ひかり」「こだま」で使用されています。

500系
1996年登場の最高速度300km/h対応の「のぞみ」用車両です。「500系のぞみ」として時刻表にも明示され今なお人気があります。グレーとパープルの塗装は独特です。原則として「ひかり」「こだま」には運用されません。

700系
1997年登場の300系の後継車両です。コストダウンのため最高速度は285km/hに抑えられています。0系や100系を置き換えつつあります。JR東海では16両編成で、JR西日本では8両編成で「ひかりレールスター」として使われています。塗装がそれぞれ違うのが特徴です。

N700系
ここでは出てきませんが、700系の後継車両として開発が進められています。東海道区間の曲線走行速度を上げて所要時間を短縮するのが狙いのようです。また、最高速度がどうなるのかも注目でしょうか。

参考資料
参考資料としては、最近出された雑誌の中では
・『RailMagazine』2003年1月号
・『鉄道ダイヤ情報』2003年1月号
あたりではないかと思います。そちらも参考にして下さい。