現在も第一線のミュージシャンが愛用している
シンセのウィンド・ドライバーです。

シンセのウィンド・コントローラーです。
元スクエアの伊東タケシくんが『F1グランプリ』のテーマ曲で吹いていた同機種です。
音源は入っていません。
絶対に手に入らない逸品です。
MIDIコントローラーも付いています。
定価は700,000円でした。
　　　　

　何年か前、ワーナー・グレイ山口がニューヨークでレコーディングの仕事をしていた時、非常に上手なリリコンのスタジオプレイヤーと仕事をしました。もう世界でもリリコンは手に入れることができなかったのは知っておりました。めずらしかったので入手法を伺いましたところ、その方が何台か持っているので譲ってあげるとの事でした。
そしてその方の家に行ってみたらビックリ。百本近く分のリリコンのパーツがありました。（製品にはなっていませんでした。）

　この方はコンピュトーン社の社長でMr.サル・ガリーナ氏でした。
コンピュトーン社はリリコンのメーカーでこの会社はもう倒産していて、彼が最後のパーツを保有していました。当社はこのパーツで組み立ててもらい、製品として最後の60台を全て買い取りました。（最後のユニットでした。）

　MIDI付きで\700,000で販売致しましたところ、雑誌取材や元スクエアの伊藤タケシくん（F1のテーマ曲のオリジナルは伊藤くんがリリコンにて演奏しています）等の影響でまたたくまに売れました。もうパーツもないため、何台かを予備のため手元の在庫としてとっておきました。
その在庫処分です。

　ですが、リリコンプレイヤーのミュージシャンの方は、もう絶対に手に入らない楽器で、パーツも入手困難という事も手伝い、故障するとほとんどの方がご自分で直されるようです。

　お買い上げいただいた方にはサル・ガリーナ氏のカセットテープとニューヨークでトップのリリコンプレイヤーのMr.NOB氏のビデオテープ（彼の家でのデモ演奏です）を差し上げております。

　リリコンはアナログシンセでプレイしますと、奏者の抑揚が繊細に伝わると各ミュージシャンが絶賛しています。
小学校で習ったリコーダー（立て笛）が吹ければこの楽器は演奏できます。

ビンテージ楽器のコレクションとしても充分価値がある逸品と思います。

写真は６０台輸入した時のものです。

前ページへ