並木 三枝子 氏

株式会社 NTV映像センター
日本テレビ・編成局
スポーツデスク

入社4年目(1994年卒業)

      


    
PROFILE

24歳で20数名の母の私

NTV映像センター 並木三枝子

 はっきりいって、スポーツなんてするのも観るのも嫌いな私が、日本テレビ「独占SPORTS情報」の番組デスクになったのは3年半前のことです。友人から突然電話があり、「自分が本当はやるはずだった仕事なんだけど、代わりにやってみない?」と言われ、一晩考えて、とりあえずやってみるか、と決心し、部長と会い、局のプロデューサーと面接し、その場で決まってしまいました。その間、わずか1週間、私の去年までのあの就職活動の苦労は一体、なんだったのかと思う暇もなく私の社会人1日目はスタートしました。制作会社からテレビ局に派遺されて、その番組に関わるいろいろな雑務をニコニコしながらこなしていくのが番組デスクの仕事です。この雑務というのは局によって、制作会社によって、また、上司によって、内容は違ってくるかと思います。出演依頼、取材依頼、などの書類制作や、スタイリストヘの連絡、出演者の駐車場・車・控え室の手配、食事の用意など、挙げればきりがありません。更に、私の上司は、仕事が大好きで常に特番や24時間テレビ、オリンピツクなどの仕事を掛け持ちでやっているので手伝うこともあります。ずっと続けていれば、APになれる道もありますし、いや、私は本当はディレクターになりたいんだと言う人はADに途中からなる事も出来ると思います。現に今の職場にデスク出身で巨人軍担当の女性ディレクターがいます。私の仕事は、ADのように大変な事はあまりありません。旬の一流スポーツ選手にも会えるおいしい仕事だと思います。スタッフや出演者が仕事をしやすいようにどれだけ気を配れるかが、一番のキーポイントだと思います。番組の制作スタッフ20数名のお母さんのような存在なのです。特に生放送は何が起こるかわかりません。日曜日の夕方6時30分から始まるこの番組では、試合が長引いたりすると、VTRやゲストが間に合わない事もあります。逆に、試合内容によって急に作ることになるVTRや急にゲストが決まる事もあります。そういう時に、迅速に対応できるように普段から局内のいろいろな部署の人と仲良くしておく事がとても重要なのです。電話で済ませずに、余裕があるときは、その人に直接会いに行って顔と名前を覚えてもらうのが私のやり方です。今では「並木さんのためならやってやるよ」なんていってくれるおじさんもいます。

 あっという間に3年が過ぎ4年目になりました。現在デスクの仕事ですが、『尚美学園で学んだ事が私のバックグラウンドにあり、デスクでも現場の事が手に取るようにわかり、仕事全体が見通せ、自信を持ってデスクの仕事をこなせているんだなあ!』と時々ふっと思います。学生の皆さんどんどん色々なことを吸収し、早くこの世界に来て下さい。一緒にやりましょう。

   

タレントの方とのスナップ
<肖像権のため写真は加工しています。>

   


   

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