質問の答え


     
Q : > 専門用語はそんなにあるんですか?

> どうしてそんなに覚えなければならないのですか?

 授業でも触れましたが、音響の世界でのほとんどの専門用語は英語とイタリア語です。(イタリア語はご存じのようにクラシックからきています。)先生がNew_YorkやLos_Angeles等外国で仕事を行う時、契約等がありますので必ず通訳を雇います。スタジオ・ワークやコンサートなどのフィールド・ワークの際に通訳を連れて行った事があります。音響用語はほとんどが前述のように専門用語の英語とイタリア語のため、普通の通訳の人は訳せません。

 例えばドラムに使うハイハット・シンバルがあります。これは『Hi-HAT』と書きます。これを訳してもらった時、『ヒハット』『高い位置にある帽子』などと言われました。これを聞いた時、一瞬レコーディングが止まりました。我々の業界ではだれが言っても『ハイハット』です。まだまだいっぱいあります。ドラムセットのベースドラム(足で叩く大太鼓)をKICK(キック)と言います。お察しのように、『蹴ろ!』といわれました。この事があってから、仕事中は通訳を入れず作業を行います。3日3晩通しはざザラです。専門用語を並べるだけで会話ができます。ギグ(仕事という意味です。ミュージシャンやサウンドエンジニアの俗語です)の間の食事や、日本に返ってきての先方からの電話がたいへん。英語はペラペラと思われています。それでプライベートタイムになるとペラペラとしゃべりまくられる。(日常会話はOKですが心の準備は必要です!?・・・この内容等は先生のホームページの音響実績のコーナーやスペシャルのコーナーに詳しく掲載してあります。)・・・ここまで話せばわかって頂けると思いますが、このくらい専門用語は大切です。専門用語を並べるだけで会話ができます。また、楽器の名称やスタジオ機器の名称、セッティング方法は必ず覚えなければ仕事ができません。講義の中の専門用語は理解の上、覚えて下さい。
   

   

  

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