2-6 管楽器

   
   
「え〜、管楽器には木管楽器と金管楽器があって・・・」というような事は小中学校の音楽の時間に習ったと思うし、「ブラス」という言葉や「ウッドウインド(インストゥルメント)」というい葉も耳にした事があるかもしれない。ブラスインストゥルメント(Brass Instrument)の訳が「金管楽器」で、ウッドウインドインストゥルメント(Wood Wind Instrument)の訳が「木管楽器」だ。厳密な分け方をすると、フルートやサックスは金属で出来ているのに木管楽器になるんだけど、サックスとトランペットとトロンボーンの組み合わせを「ブラスセクション」といったりするし、音響的にはそんな分類は意味がないので、ここで全く別の分け方をしてみよう。

まずここでの管楽器の定義は「人の息によって音を出すもの」としよう。ピアニカやカズーやリコーダーも管楽器と考えてしまうわけだ。さらにこの管楽器を大きく2つに分けよう。それは「穴のいっぱいあいているものとそうでないもの」だ。
穴のいっぱいあいている管楽器にはサックスやフルート、クラリネットやリコーダー、それにオカリナなんかがあるし、そうでないものにはトランペットトロンボーン、ホルンなんかがある。

この2つになぜ分けたかというと、それぞれに音の出方が非常に似ているのだな。だもんで当然マイキングにも「王道」があるわけだ。

    

2-6-1 管楽器のマイキング

   

   



   
2-6-2 管楽器の収音によく使われるマイク