県営登山鉄道スバル線


 山梨側から富士山への登山・観光ルートとして、県営富士山登山道路、いわゆるスバルラインがあります。開通当初から自然環境への影響がいろいろ言われていましたが、10年ぐらい前、台風で崩れて通行止めになったのを機会に「観光と自然保護」の議論がふたたび盛んになりました。現在、夏のハイシーズンにはマイカーの乗り入れが制限されるなど、試行錯誤が続いています。
 議論の中で、スバルラインを廃止してケーブルカーを建設しよう、などという案が出たこともありました。それよりは、現在のスバルラインの路盤を利用して線路を敷いた方がいいんじゃないの?という妄想です。2,3箇所、カーブがきついところがある他は現ルートそのままで行けそうです。
 当然起点は河口湖駅前、ってことはスバルライン入口(ビジターセンター)まではフジ急山中湖線と線路を共用ですね。
 所によって勾配がきついところがありますからアプト式ですね。どうせ車両は新製することになりますから、「奥相模観光鉄道」「フジ急山中湖線」と逆に、「新しい路面電車システム」の実験場にしてみましょう。見た目はあんまり先鋭的にしない方がいいような気もするんですが。
 景観を考慮すると第三軌条でしょうか。でも野生動物も多いところですから感電させてしまいますよね。どうしましょう。