橋本線路線図

 橋本線は京王線からの1日2往復の直通急行(京王線内は特急)を通す目的でつくられた路線です。直通急行のほか、各駅停車の電車が30分間隔で走っていますが、京王・京急(1372mmに改軌して入線)の車両だけでは車両繰りが難しいため、軌間1067mmと1372mmの三線式としてあります。全線単線で、直流1500V、全線50kgロングレールとPC(コンクリート)枕木です。


 橋本駅は京王駅の一番西側、1番線が専用ホームになっています(*1)。発車するとすぐに300Rで西に向きを変え、国道16号をまたぎます。このあたりはコンクリートの連続高架です。
 工場の敷地をまたぎ、住宅地に入ったところで地平に降り、二本松駅(橋本から2.3km)。このあたりは線路をくぐる歩行者用地下道がたくさん設け、利便と安全を確保するべく努力しています。
 川尻駅(4.4km)は城山町役場の近く。ここは橋本線で唯一、交換・待避設備のない駅です。水平だった勾配がここから10‰の登りになります。国道とハンバーガーショップの駐車場をスルーガーダーでまたいだ後は市街地裏の山肌に貼り付くようにして走ります。
 再び山から離れ、中沢中学校の裏に津久井駅(7.1km)。津久井駅を出るとすぐに津久井湖です。津久井湖はダム湖で深さがありますので約300mをワンスパンのアーチ橋で越えます(*2)。
 対岸に渡ると再び市街地と山の間を走り、しばらく行くと海老名線の線路が左から寄って来て相模中野駅(10.4km)。橋本線の各駅停車は北側の1番線に到着し、折り返しとなります。
 道志・山中湖方面へは海老名線の列車に乗り継いで三ヶ木へ行くことになりますが、中野到着から三ヶ木発まで最大で1時間10分かかる場合があります。

(*1)2,3番線が現実の1,2番線です。
(*2)スパン300mというと高さはおそらく40mか50mぐらい。こんな目障りな、しかも近隣の人にはほとんど役に立たないもの、現実にはつくれないでしょうね。:-p

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