日刊「浦田秀夫通信」08年8月 バックナンバー
日刊浦田秀夫通信は、浦田秀夫の日常活動や市政、県政、国政、国際政治のできごとに関する意見、主張などを日記風につづります。皆さんからの情報提供やご意見などをお待ちしています。hideo@urata.office.ne.jp
8月31日(日)高根台第3小の放課後児童ルーム増設問題で懇談会
高根台第1小と第3小の統合に伴い、第3小の放課後児童ルームを学校敷地内に増設することになったが、増設後、現在第3小放課後児童ルームの分室として使われている高根台児童ホーム内のルームが閉鎖される問題で、今日午後、両小学校の放課後児童クラブの父母等と地元議員との懇談会が行われた。
第3小の放課後児童ルームが増設されても数年の内に定員オーバーになる可能性が高く、増設される放課後児童ルームの児童1人当たりの面積が厚労省や県の基準に達していないこと。分室にいる障がい児5名の環境変化への適用の難しさなどから、増設後も児童ホーム内の分室を残してほしいというもの。
児童ホーム内のルームを残すために協力して市への要望を行なっていくことなどを確認した。
8月30日(土)松が丘地区で夜間の防災訓練
午前中は、薬園台駅脇のの踏切に歩道を設置してほしいという市民からの要望があり現地を調査した。(写真1)
夕方から浦田秀夫と市民の会役員会、9月議会に提出される議案や一般質問の内容等について報告した。
夜は、古和釜小学校で行なわれた松が丘地区の防災訓練に参加した。会場の古和釜小学校体育館には500名ほどの住民が集まった。
夜間に防災訓練を行なうのは市内で松が丘地区だけだ。災害は昼間だけやって来るとは限らない。(写真2)
写真1 写真2
8月28日(木)深い悲しみと怒り
ペシャワール会の伊藤和也さんが殺害され事件は、深い悲しみと怒りを多くの人々に広げている。遺族と中村医師の心痛を思うといたたまれない。
伊藤和也さんの志望動機の全文が公表された。事件によってこうした青年の志が頓挫することは大変残念なことだ。
また、この事件によってペシャワール会の活動が挫折することになってはならない。
我々にできることはペシャワール会への支援を強化、拡大するしかない。
写真は5月30日の中村哲医師講演会時のもの、写真中央が中村哲医師
8月27日(水)「ペシャワール会」伊藤和也さんが殺害される
衝撃的なニュースが飛び込んで来た。アフガニスタン東部で日本の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」の農業専門家、伊藤和也さん(31)が誘拐され、殺害された事件だ。
ぺシャワール会現地代表の中村哲医師は27日午後、タイの首都バンコクの空港で記者会見し、現地スタッフが伊藤さんの遺体を確認したことを明らかにした。
中村医師によると、遺体は、ジャララバードの北北東約40キロの山岳地帯で発見された。頭部と足を銃で撃たれており、「村人に追いつめられた犯人グループが、一緒に走って逃げるには邪魔だと判断し、乱射に近い状態で殺害したのでは」との見方を示した。
犯人グループについては、「現地での活動で恨みをかうようなことはなく、トラブルもなかった。政治的なものでもなく、単なる強盗目的ではないか」と述べた。また、手口などから旧支配勢力タリバンなど武装勢力ではない者による短絡的な犯行の可能性を示唆した。
現地の治安情勢について中村医師は、雪が解けた4月以降に悪化し、対日感情もこれまでになく悪くなったと感じていたとし、「そのような状況下で、邦人スタッフの一時撤収を進めていたが、情勢に対する認識が甘かった点はある」と厳しい表情で語ったと報道されている。
5月30日に船橋勤労市民センターで開催された「中村哲医師」講演会でも、現地の治安の危険性を語っていた。アメリカが支えているアフガン政府は腐敗し国民の支持を失う中で、タリバーン勢力が息を吹き返し、国内は無政府、内戦状態になっていると。飢えた数百万の民衆の怒りが暴発寸前であるなどと。
今日は、9月議会に提出される議案の概要が市長から説明があった。学校校舎の耐震改修を促進する補正予算や三山市営住宅建て替えの工事請負契約などが提出される。
学校校舎の耐震改修に関しては、3月議会での質問、予算組み替え動議提出、6月議会での補正予算を求める質問を経て、ようやく促進させることになった。
8月26日(火)銚子市民病院廃止反対!市長リコールへ
午前中は、母を病院に。午後からは新社会党県本部の政策プロジェクト会議、議員団会議、執行委委員会と3つの会議をはしごした。
政策プロジェクト会議では、子ども医療費の助成拡大を求める請願署名運動を全県統一の運動として取り組むことを確認。
議員団会議では、銚子市民病院の廃止反対運動の報告を受けた。政府の医療費抑制政策の結果として、日本全体が抱えている医療崩壊の実態が顕著に現れている。
22日の臨時市議会では1票差で病院廃止の関連条例が可決されたが、市民の中からは公約を破った市長にたいするリコールを求める声が日増しに高まってるとのこと。
こうした市民の声を受け止めリコールを成功させるために頑張っていることが報告された。
執行委委員会は、11月に予定している大会にむけた議案書づくり、党勢拡大、組織・財政の確立について議論が行なわれた。
8月25日(月)9月議会に向けた準備開始
先週1週間の強行スケジュールと急に涼しくなった不順な天候のせいで、今朝は疲れがどっと出て起き上がれない。
何とか気を振り絞って市役所へ、週刊新社会の集金をしながら9月議会にむけての情報収集。学校校舎の耐震改修のための補正予算、三山の市営住宅建て替えの工事契約、大穴市民プールの跡地利用の問題、特定保守系議員による絶対高さ制限の都市計画決定に対する抵抗などなど。
9月議会に提出する意見書や一般質問の内容など準備を急がなければならない。一服している暇はない。
8月23日(土)〜24日(日)雨の中、盆踊りを強行
三山市民センターで原爆の絵展、平和のつどいのお手伝い。
夜は古和釜小学校校庭で松が丘自治会連合会主催の夏祭り盆踊り。両日とも雨模様の天気、23日は雨で中断はあったが何とか持ちこたえた。
24日は、降り出した雨が止まず、痺れを切らした踊り子さん達が8時前「やりましょう」と雨の中盆踊りを強行、私も一緒になって踊りはじめた。
ずぶ濡れになりながらも最後の夏を満喫する盆踊りとなった。
23日、踊りに見えた市長に、古和釜小学校校門近くで発生した床下浸水の被害を報告し、その対策の早期実施を要望した。
8月22日(金)局地的な豪雨のため床下浸水の被害
20日〜21日と局地的な豪雨のため、松が丘3丁目、古和釜小学校門近くで溢水し床下浸水の被害が発生した。20日は不在だったため、21日の夜豪雨の中、現地を訪れた。
今日午前中、市役所から現地の状況確認と市が進めようとしている溢水対策についての説明があった。(写真)
住民等は、すでに市に要望してから7年以上が経っているとし、早急な対策の実施を求めた。
市は、古和釜小学校校庭の地下を通る配水管がクランク状になっており、これを解消することによって解決したい旨の説明を行い住民の理解を求めた。
地元の他の議員とも協力しながら、対策の工事費が予算化されるよう市に働きかけていくことを約束した。
午後からは、公民館で2サークルをはしごし、夜は大穴南青雲台地区5町会主催の盆踊りに参加した。
市長も9時過ぎに見えた。
8月21日(木)子ども医療費助成を拡大した北区を視察
研修会の2日目、北区を視察。子ども医療費助成、子育て応援団事業についてお話しを伺い、「育ち愛ほっと館」を見学した(写真)。
平成18年4月から子ども医療費の助成を所得制限なし、自己負担なしで中学3年生までに拡大した北区の取組みの経過、課題などを伺った。
合計特殊出生率が0.99と全国の1.34、都の1.05を下回る少子化が進行する中で、「こどもかがやき戦略」の基、子どもたちが健やかに育つことを願って、「子育てするなら北区が一番」をめざし重点的.積極に取組みをおこなっているとのこと。
平成19年10月には都の制度も実施されることになり、都内23区すべてで子ども医療費助成は中学3年生までに拡大された。
船橋市では、ようやくこの4月から就学前までの医療費が(一部自己負担
あり)助成されることになった。
この課題は、私の公約にも掲げており、子ども医療費助成拡大の運動、取組みを強めて行くつもりだ。
8月20日(水)「医療崩壊の構図」を学ぶ 全国自治体議員研修会
新社会党の全国自治体議員研修会が東京で開催された。
1日目の今日は、元釧路市長、元参議院議員の山口哲夫さんから「自治体議員に期待すること・釧路革新市政の特徴的政策」と題する問題提起。
尼崎市議会議員都築徳昭さんから「尼崎市での公契約条例制定にむけての取組み」の報告。
さくら医院院長の小林誠一の「医療制度の現状と改革の方向性」と題する講演が行われた。(写真)
医療崩壊と言われている医療現場の生々しい実態。その原因が1983年から始まった政府の医療費抑制政策にあること。日本の人口当たりの医師数は先進国の中では圧倒的に少なく(人口10万人当たり日本は198人、フランス337人、イタリア420人、ドイツ337人など)、その結果、日本の医療関係者の労働環境は悪化し、そのつけが医療現場、患者さんにまわるという、医療崩壊の構図があること。小児科や産婦人科の医師不足はすでに指摘されているが、大病院では内科と麻酔医科の不足が深刻になっていること。多くの地方病院が閉鎖、倒産に追い込まれているが、政府は救済するどころか積極的に潰そうとしていると政府の政策を批判した。
8月18日(月)苦痛を忘れさせるオリンピックの興奮
北京オリンピックは、11日を迎え中国を始め世界中の国々、人々を巻き込んでその興奮は絶頂に達しようとしている。
新聞はどこの新聞もスポーツ新聞のようだ。「赤旗」さえ連日のトップ記事は日本選手が金メダルを取ったことを報道している。
オリンピックはアヘンのようなものだ。中国の四川省大震災による人々の苦痛や少数民族の憤慨も、貧富の格差も忘れさせてしまう。
グルジアでの戦争や石油や食料品の高騰によって多くの人々の命が脅かされていることも忘れさせてくれる。
しかし、やがてアヘンは切れて人々は現実の世界に引き戻される。オリンピック後の中国や世界の経済、政治は激動するに違いない。
8月15日(金)63回目の終戦記念日、不戦の誓いを新たに
63回目の終戦記念日を迎え、福田首相は政府主催の全国戦没者追悼式で「多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた。犠牲となられたすべての方々に謹んで哀悼の意を表し、悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、史実を未来に引き継ぐ」とアジア諸国への加害責任に触れたうえで、「不戦の誓いを新たにする」と述べたと報道されている。
一方で、福田首相は靖国参拝を見送ったが3閣僚が靖国神社を参拝した。福田首相の「アジア諸国への加害責任に触れた不戦の誓い」が真実であれば、内閣不一致だ。
福田首相は3閣僚を罷免しなければならない。
船橋・憲法生かす会役員会の内容を整理して、今年度ニュース1号として会員に発送した。
8月12日(火)〜14日(木)お墓参り
12日は、家族全員で岩井の民宿に泊まって、13日に父のお墓参り、3月のお彼岸以来の帰省に、母は親戚や友達のところへ近況報告へ。
14日は日帰りで、栃木の妻の実家に妹のお墓参りに。
8月9日(土)ナガサキでも原爆の日を迎えた
爆地・長崎は9日、63回目の原爆の日を迎えた。爆心地近くの平和公園(長崎市松山町)で、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典があった。今年は、被爆者救護に尽くした被爆医師、永井隆博士(1908〜51年)の生誕100年にあたる。田上富久・長崎市長は平和宣言に博士の言葉「戦争に勝ちも負けもない。あるのは滅びだけである」を引用し、「核兵器の廃絶なくして人類の未来はない」と呼び掛けた。日本政府には昨年に続き、核兵器廃絶へのリーダーシップと非核三原則の法制化を求めた。(毎日新聞から引用)
今日は、午前中母を眼科へ連れて行き、午後からは高根台将棋サークルと高根台陶芸クラブへ、夜は高根木戸東町会のサークル団体の暑気払いに参加した。
8月8日(金)船橋・憲法活かす会の役員会
船橋・憲法活かす会の役員会が開かれた。7月12日に開催された第7回総会で決定された活動方針を具体化するためだ。
現在開催中の原爆の絵展・平和のつどい、9月の議会にむけたPAC3配備反対の陳情提出、「子ども医療費助成」学習会、10月の原潜ジョージワシントン・横須賀基地見学会、11月の映画上映会など年内の活動計画を具体化した。
08年8月8日、午後8時縁起のよい数字を並べた北京オリンピックの開会式が行なわれた。オリンピックについてはその商業主義やテロへの警戒、中国の国内問題等様々な問題を抱えながらの開催となった。オリンピック開催の高揚はこうした様々な問題を覆い隠してしまう。
8月6日(水)ヒロシマ被爆63年、核兵器の廃絶を
広島は6日、原爆投下から63年の「原爆の日」を迎え、平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれた。
秋葉忠利市長は平和宣言で
「被爆者の心身を今なお苛む原爆の影響は永年にわたり過小評価され」てきたと指摘。原爆体験の精神的影響などについて、広島市が2年間かけて科学的調査をすることを表明した。数々の悲劇と苦悩を踏まえ、「核兵器は廃絶されることにだけ意味がある」とし、「核攻撃から市民を守る唯一の手段は核兵器の廃絶」と訴えた。
また、政府に対しては、憲法を遵守し、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の採択のために各国政府へ働き掛けるなど核兵器廃絶に向けて主導的な役割を果すことを求めた。
写真は6月24日にヒロシマを訪れて時のものです。
8月5日(火)子ども達に感動を与えた「あした元気になーれ」
「あした元気になーれ」のDVDとプロジェクターなど上映機器一式を視聴覚センターに返還にいった。
3公民館で述べ270人の子ども達(7割)や大人達(3割)に映画と原爆の絵、東京大空襲の絵を観て頂いた。
「あした元気になーれ」の映画は子ども達に大きな感動を与えたようだ。目標の300人には少し足りなかったがまずまずだ。
子ども達の感想を紹介しよう
絵だけでもすごくつらそうな気持ちがわかった。
どの絵にもきずをおった人や、亡くなった人が書いてあり、どれだけ大変だったのかがよくわかった。
目から血がしみ出たり、全身ヤケドだらけだったりして。
日本と外国が協力し、ばくだんというものをこの世からなくすようにする。
かくへいきとかもなくすようにすればいいと思います。(10才女の子
)
えいががすごくかんどうしました。また見たいです。
お兄ちゃんが死にそうだったけど、いもうとが書いたお手紙が守ってくれたので大丈夫だった(10才男の子)
8月3日(日)薬園台公民館で平和のつどい
午後からは、自衛隊習志野基地の近くの薬園台公民館で「あした元気なーれ!」上映会。おりしも昨日、今日と基地の納涼夏まつり、基地を市民に解放し盆踊りや花火大会で基地の存在をアピールし、騒音やPAC3配備による市民の不安ををカモフラージュしようとするもの。市民の間からは、原油が高騰している最中、花火大会などやっている時ではないとの非難の声も出ている。
基地の納涼夏まつりに対抗する訳ではないが、若い親子に平和の大切さと命の尊さを考える機会を提供するためにあえて、今日薬園台公民館で「あした元気なーれ!」上映会と東京大空襲展を行なった。映画上映会には60名の市民が参加した。
パトリオットミサイル移動展開訓練に抗議の申し入れ
パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行員会のメンバーなど13人が、今日午前、自衛隊習志野基地を訪れ、去る7月28日夜、自衛隊習志野基地に配備されたパトリオットミサイルを、市ヶ谷の防衛省敷地内に移動させ訓練を行なったことへの抗議とパトリオットミサイル撤去の申し入れを行なった。
申し入れは、同実行委員会他、憲法活かす会千葉県協議会など4団体が行なった。申し入れ書文はこちら
8月2日(土)市政報告会と暑気払い
浦田秀夫と市民の会主催の市政報告会と暑気払いが高根木戸東町会会館で開かれ、30名程の会員が参加した。
私の方から通信66号に基づいて6月議会の内容や「あした元気になーれ」上映会の取組み等について報告した。
連日の猛暑を吹き飛ばす暑気払いも大いに盛り上がった。
8月1日(金)内閣改造、見えない具体的な政策
優柔不断な福田首相が内閣改造に踏み切った。支持率の低下が続く中、自民党内や公明党から「これで総選挙が勝てるのか」という声に押された格好だ。
福田首相は、政策実行内閣とネーミングしたようだが、疲弊した国民生活を改善すべき具体的な政策は少しも見えて来ない。
マスコミは、小泉・安倍政権が進めてきた構造改革路線からの転換も明確になった(asahi.com)と報道している。
本当にそうであれば、継続審議になっている「後期高齢者医療制度廃止法案」は臨時国会で成立させなければならない。
5月から集めた後期高齢者医療制度廃止を求める署名は、7月末で750筆を超え、昨日第2次分420筆を県本部に郵送した。
今日午前中は陶芸の窯出しと高根台公民館主催の「あした元気になーれ」の上映会へ
午後3時から各派代表者会議、夜は母と妻と3人で船橋の花火大会へ(写真)