日刊「浦田秀夫通信」07年7月 バックナンバー


7月30日(月)9条ネット声明

 この間多くの皆様から寄せられた声援、支援にもかかわらず私たちは敗北
しました。2月に旗を揚げてからわずか5カ月足らず。9条を生かそうとの
思いは必ずや多くの方の共感をうるだろうと信じて、必死に走りました。
 けれども議席獲得をできなかったことは残念でした。
 しかし、9条ネットに寄せられた27万余人の皆さんの支持は、歴史を切
開く意味を持っています。
 今次選挙では、民主党が圧勝しました。しかし民主党は改憲自体には反対
しておらず 、そのため、日本がアメリカの戦争に巻き込まれ平和国家日本の
将来が危ういという、差し迫った最重要問題の是非は覆い隠されました。
 有権者が自民党を大敗させたことは一歩前進です。しかし、9条改憲反対
を掲げる政党はまた後退を余儀なくされました。「2大政党」化のもとで、
9条を生かそうという勢力が一致団結して選挙に臨む必要はいっそう切迫し
ています。
 私たちは、真正面から「9条を生かそう」と全力で訴えました。9条を唯
一の紐帯として確認団体を旗揚げしたことによって、9条はあらゆる課題に
優先するということを有権者に示すこができました。このような選挙共同こ
そが、憲法9条を守る唯一の方法であるとの考えを、一層強くしました。
 私たちを勇気付けたのは、全国津々浦々から押し寄せた共鳴の電話、メー
ルでした。猛暑の中、各選対にボランティアでかけつけていただいた無数の
方々の熱意でした。
 すべてが、絶対に戦争をさせてはならないという、強い気持ちのあらわれ
であり、いのちをないがしろにし、生存権を侵し、殺伐とした社会をつくり
だしてきた政治への怒りのあらわれでした。
 私たちは、これらの激励と期待を全身に受け止め、開始したばかりの歴史
的な仕事をさらにやり続けます。  
                                                
7月29日(日)自民党大敗、公明党後退、民主党が大勝

 参議院選挙の投開票が行われ、自民党が大敗、公明党も改選議席を下回り、
民主党が大勝した。東京選挙区では無所属の川田龍平さんが、沖縄県では、
全野党共闘候補の糸数慶子さんが当選を果たした。
 9条ネットは残念ながら議席獲得はならなかった。しかし、弱い者に負担と
痛みを求め、大企業、金持ちを優遇し、戦争への道を歩む自民党・公明党政権
を皆さんの一票一揆で打倒しょうではありませんか」と訴え、自民党、公明党
政権を厳しく批判し、自民党・公明党政権打倒にむけて、一翼を担うことがで
きたと自負している。
 7月12日朝日夕刊で、三木睦子さんが「衆院と違って任期が6年もある議員
を選ぶのだから、年金だけが争点では悲しい。アメリカの手伝いばかりするよ
うな弱腰の外交ではだめ。「戦後レジームからの脱却」の先に何があるのか。
憲法のような壮大なテーマをどう考えているのかも見極めないと」という指摘
を行ったが、残念ながら憲法問題は主要な争点にはならなかったし、争点に
することができなかった。 (20時30分)
 

7月25日(水)最後まで悔いの残らない闘いを

 議会報告と法定チラシセットの配布16000枚の配布が今日完了した。
他に、法定チラシ単独で5000枚のポステング、残りは2500枚。今日も京成
の仲間が手伝いにきてくれた。
 9条ネットの政見放送を見て、ZAKIさんと栗原さんの政見放送がよかった
と報告してくれた支持者も現れた。
 昨日やっと選挙公報も配布された。9条ネットのメールマガジンでも「政見
放送」がはじまり、「選挙公報」が配布されると、9条ネットの事務所の
電話は鳴りっ放し。はじめて知った一人ひとりが、質問、激励、「待ってまし
た」との声が、潮のように押し寄せています。
マスコミがいっさい無視するなかで、大きな突破口が開いた感じと報じていま
す。残り3日間、最後まで悔いの残らない闘いをしよう。

7月24日(火)北習志野駅で議会報告の配布

 雨で延期になっていた北習志野駅で議会報告の配布を行った。
28日〜29日に予定していた原爆の絵展と親子平和映画会を8月11日〜12日
に延期することにした。
 8月3日〜4日の二和公民館は予定通り実施する。ちらしとポスターを作成
し、二和公民館へ会場の申込にい行き、ちらしとポスターをお願いして来た。
 涼しくなった夕方からは、松が丘2丁目に議会報告と法定チラシの配布。

7月22日(日)9条ネットへの支持が確実に広がっている

 今日は、9条ネットの宣伝カーで市内を街頭宣伝。30カ所でミニ街頭演説
を行った。「弱い者に負担と痛みを求め、大企業、金持ちを優遇し、戦争へ
の道を歩む自民党・公明党政権を皆さんの一票一揆で打倒しょうではありま
せんか」と呼びかけ、9条ネットへの支持を訴えた。
 演説を聞いた人々から、拍手や頑張れというかけ声、団地では窓から手を
振って応えてくれた人もいた。市民の皆さんから元気をもらうことのできた
街頭演説であった。
 行田団地では朝倉議員も激励に駆けつけてくれた。行田団地などへの法定
ちらし配布を受持ってもらっている。
 池沢議員には1000枚の選挙用はがきを書いていただいた。
昨日から始まった電話作戦でも激励の反応が多数あったことが報告された。
 9条ネットへの支持が確実に広がっていることが実感できた1日であった。

7月21日(土)自民党、公明党の政権を倒さなければだめだ

 参議院選挙も後1週間となった。ようやく政見放送も行われ、選挙用はが
きも届き、支持者からの反応がでてきた。今日、議会報告と法定チラシを
松が丘で配布していたら、「自民党、公明党の政権を倒さなければだめだ、
応援していますよ」と声をかけらた。18日も栗原カーで街宣中、踏切で止
まっていたら、「新社会党を支持している」と通行人から声かけられた。
 事務所にも期日前投票に行ってきましたという報告が入ったり、会った人
からは「はがきが届きました」と言われるようになった。
 多くの皆さんの協力で、選挙用ハガキは約6000通発送し、法定チラシは
18000枚を配布した。しかし、テレビや新聞での広告を打てるお金もなく、
マスコミにも報道されない、9条ネット、現実は厳しい 。

7月20日(金)柏崎刈羽原発のずさんな防災対策

 新潟中越地震で火災が起きた東京電力柏崎刈羽原発のずさんな防災対策が
非難されている。年金問題もしかり、耐震偽造問題、食品の安全問題など、
あらゆる場面で国民の安心、安全神話が崩壊しはじめている。
 「戦後レージーム」=自民党の支配体制からの脱却こそ緊急の課題だ。
各紙の世論調査の結果では、こんどの選挙、自民・公明党政権を打倒するこ
とが国民の意思で、反自民の票が民主党に集中する勢いだ。
 残念ながら護憲勢力は苦戦を強いられているが、自民・公明党政権を打倒
することは、憲法改正発議を遅らせることにはなる。
 9条ネットにとっても厳しい闘いではあるが、最後まであきらめずに頑張
るしかない。 

7月18日(水)栗原きみ子さんと街頭演説

 9条ネットから比例区に立候補している栗原きみ子さんが来船し、朝7時
からJR津田沼駅北口で朝立ち。午前中いっぱい船橋市内を廻り、二和向台、
高根公団、北習志野の商店街で街頭演説。高根木戸の商店会では各店舗を
歩いて挨拶。午後からは習志野市、千葉市に向かった。
 事務所に戻ると「いつも情報をいただきありがとうございます。これか ら
もよろしくお願いします」という手紙とカンパの入った封筒がポストに入っ
ていた。差出人の住所から察するに高根公団駅で通信を配布した人のようだ。
  
    
 

7月16日(月)天変地異

 天変地異とはこのことだ。台風4号が全国各地に被害の爪痕を残して
去った後、今日は新潟地方で大地震、大きな被害が出ている様だ。
 被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
 天変地異は自然現象に限らない、政変、疫病などの社会現象も含まれる。
14日も書いたが、参議院選挙の結果を暗示している。
 でもこの政変は、世紀末 「人類滅亡」でなく、新しい政治の始まりにな
るであろう。
 今日は、台風一過、ポスターの点検と追加の張り出しを行った。
京成の仲間が、法定チラシの配布に、習志野台団地を配布してもらった。
 夜は、台風の影響で延期された「たかね夏まつり」が開催された。
 
   
 

7月14日(土)台風4号が上陸

 台風の接近で朝から断続的に雨が降り続く。台風4号は九州大隅地方に
上陸、7月の台風としては史上最大の台風とのこと、地球温暖化の影響か。
 台風接近に備えて参議院選挙のポスター掲示板も一時的に撤去された。
この台風は、今度の参議院選挙の結果を暗示するようなものだ。
 選挙の結果は、自民・公明の政権の瓦解を期待するが、台風の被害は最
小限になることを望む。

7月13日(金)9条ネットのポスター張り

 今日は朝から9条ネットのポスター張り、台風が近づいているので雨が降
り出す前にと、早朝から作業開始。雨は夕方まで降らず8割り方張り出すこ
とができた。後は台風が去った後の予備に取って置くことにした。
 事務所では、議会報告と法定チラシのセット、選挙用はがきの宛名書きと
自分の選挙よりも忙しいし、大変だ。

7月12日(木)参議院選挙始まる

 第21 回参議院選挙が公示され、17日間の選挙戦が始まった。9条ネット
は比例区9名、選挙区1名が立候補した。「戦後レジームからの脱却」を掲
げ憲法改悪を公約に掲げた安倍政権に対する、天下分け目の闘いとなった。
 今度の選挙は、憲法9条にとっても、護憲派にとっても、そして我々にと
ってもまさに天下分け目の闘いだ。
 朝日新聞夕刊に三木睦子さんの「衆院と違って任期が6年もある議員を選
ぶのだから、年金だけが争点では悲しい。アメリカの手伝いばかりするよう
な弱腰の外交ではだめ。「戦後レジームからの脱却」の先に何があるのか。
憲法のような壮大なテーマをどう考えているのかも見極めないと」という
談話が掲載された。
 三木睦子さんは9条ネットの栗原きみ子さんの推薦人になっていただいて
いる。
 こんどの選挙、9条ネットは、共産党、社民党を含めた護憲派の大同団結
を提唱し真摯な努力を重ねてきたが、両党が党利を優先させたため大同団結
は成功しなかった。しかし、9条ネットは両党を除く護憲派、市民派が結集
した政治団体(確認団体)だ。この試みの成否が9条の命運を決めるといっ
て過言ではない。厳しい闘いだが、後世に悔を残さない闘いをしなければな
らない。

7月10日(火)参議院選挙公示直前

 高根木戸駅での議会報告配布、ほぼ予定枚数を配布できた。
事務所では議会報告の発送作業、参議院選挙の9条ネットの法定ちらしと
セットで1万5千枚を郵送や戸別配布、駅頭などで行うための準備だ。
 夜は、9条ネット・千葉の公示前の最後の事務局会議。賛同人は800人を
超えもう一息で1000名、3000名の目標には届かないが最後まで賛同人の
拡大に取り組むことなどを確認した。法定はがきの集約、ポスターの掲出
宣伝カーの運行、法定チラシの配布計画など全県を対象にした選挙は比例
区だけの選挙でも大変だ。
 既成政党以外はマスコミでもほとんど取り上げられない中での選挙、新規
参入は厳しい。選挙制度こそ規制緩和して、「ベンチャー政党」が新規参入
しやすい制度にすべきだ。

7月9日(月)07年原爆の絵展始まる

 今朝は高根公団駅での議会報告配布、やっぱり地元はいい。市議会選挙後
始めてだ。先週と違って用意した議会報告を完配することができた。
 市役所ロビーでは、原爆の絵展も始まった。ことしも市役所ロビーを皮切
りに市内5カ所で行う。県内では7市 20カ所で行われる。日程はこちら

7月8日(日)9条ネットの宣伝カーで市内を一巡

 今日は、9条ネットの宣伝カーで、市内を街宣した。船橋市内をほぼ一巡
した。自分の選挙では行かない、本町、海神、西船、行田団地、丸山方面ま
で足を伸ばした。行田団地ではフリーマーケットが行われており、多くの人
出があり、宣伝カーを止めて街頭演説を行った。
 夜は、高根木戸中央通りの七夕懇親会(写真)

    

7月7日(土)七夕

 今日も事務所では、、浦田秀夫通信7月号(議会報告版)の発送作業。
夕方から、旭通り商店会の親睦七夕まつりに参加。
 ところで七夕をなぜ「たなばた」と読むのか知っていますか。こちら

7月6日(金)心配な参議院選挙の投票率

 二和向台駅での早朝の議会報告配布活動。市議会選挙後、始めての二和向
台駅前、市議会選挙時の熱気が感じられない。昨日も思ったが、市民はほと
ほと政治に呆れ返ってシラケている感じだ。参議院選挙の投票率が心配だ。
 事務所では、浦田秀夫通信7月号(議会報告版)の発送作業が始まった。
前野さんの抜けた穴を皆で補おうという気持ちが伝わってくる。
 9条ネット栗原きみ子さんの選挙用はがき3000枚の宛名書きも終了した。

7月5日(木)陸自習志野演習場の毒ガス土壌調査を現地公開

 今朝は、飯山満駅で議会報告の配布、参議院選挙が近づいているというの
に市民の関心は低調だ。多くの市民は安倍自民党政治に呆れ返ってしまった
が、民主党の支持に結びついていない。無党派層、政治的無関心層が増大し
ていることが感じ取られる。
 午後から陸上自衛隊習志野演習場の毒ガス土壌調査の現地公開に参加した。
旧日本軍が、終戦直後、米軍の占領前に毒ガス弾などを廃棄し、埋めたた疑い
がもたれている演習場内で、土壌が毒ガスに汚染されているかどうか調査する
もので、調査対象やその方法などが、マスコミや地元自治体、議会にが現地で
公開された。
 

 
7月4日(水)住民税等の負担増中止を求める署名を内閣府に提出

 今朝は、津田沼駅等で議会報告の配布、途中で雨が降り出したが、宣伝活
動は最後まで行った。前野さんのいない駅頭は、すっぽり穴のあいたような
ものだった。
 その足で、住民税・介護保険料・国民健康保険料の大幅負担増中止を求め
る安倍首相宛の署名を提出するために内閣府を訪れた。
 この署名の取組みも前野さんがもっとも強く主張し、またもっとも多くの
署名を集めた。いわば前野さんの執念が詰まっている署名だ。
 先週の水曜日までは一緒に行く予定であった。前野さんや市民の思いが
安倍首相に届くのを期待したいが、安倍内閣はすでに末期的状況。
  参議院選挙で安倍内閣を打倒することが、前野さんや市民の思いに答える
ことにる。悲しみに浸っている時間はない。
 署名は 内閣府大臣官房総務課調査役 山田哲範氏(写真左)が受け取って
くれた。

   

7月3日(火)故前野末五郎さんの葬儀

 故前野末五郎さんの葬儀が執り行われた。まったく信じられない4日間で
あった。遺族の方にとってもそうであったように、私達にとっても 、
 私にとっては、右腕ともいう存在であったし、同志でもあった。
前野さんのご冥福をお祈り申し上げます。合掌