日刊「浦田秀夫通信」07年4月 バックナンバー

4月29日(日)客観情勢に翻弄されてきた7回の選挙

 選挙期間中の1週間はとても長く感じたが、選挙が終わって、あっという
間に1週間がたった。今日は「週刊新社会」読者の集金をしながら、ご支援
のお礼をした。
 補欠選挙を入れる7回目の選挙だが、いつの選挙も思いがけないことや
色々なことがある。
 20年前の最初の選挙は、当時現職であった松永さんが心臓の病気で出馬が
できないということで、急遽立候補することになった。当選は無理だろうと
言われていたが、社会党に突風が吹きかろうじて当選を果たした。他の社会
党所属の候補は上位(2位〜5位)を独占した。
 2回目の選挙は、湾岸戦争が始まり、一転して逆風となった。しかし、何
とか粘って再選を果たした。
 3回目は、地元で葬儀場建設反対運動が高揚し、その影響で始めて30位代
で 当選した。
 4回目は昨日書いた通り落選した。
 5回目は、補欠選挙に出て、16500票を得たが、自民党、共産党、無所属
女性候補に敗れた。
 6回目は、同情票も集まって、始めて上位当選を果たした。
 7回目が今度の選挙である。 振り返ってみると、個人の努力を超える客観
的な情勢に翻弄されてきた7回の選挙でもあった。

4月28日(土)厳しい、苦しい選挙であった

 今日は、午後から公民館の将棋サークルと陶芸クラブに出席、ご支援の
お礼を述べた。皆さんから暖かい激励を頂いた。
 それにしても今度の選挙、私にとっては大変厳しい、苦しい選挙であった。
高根台団地の建替え事業は、私の2人の子供の母校である高根台第一小学校を
廃校に追い込んだばかりでなく、私の支持基盤も大きく崩壊させた。
  高根台団地の旧第一小学校区は、私の3期12年間の最大の支持基盤であっ
た。10年前、今日を予想し団地から松が丘に転居したが、8年前の選挙では、
他の要因(社会党の崩壊や候補者乱立)もあって落選した。
 8年前、4年前、そして今回と支持者は減り続け、今年の3月〜4月の引っ
越しで居住者の8割(2000世帯)が転居してしまった。今回も落選の危機に
あったと言ってもよい。 しかし、今回は8年前の教訓が生かされ、団地以外
での票の掘り起こしに成功することができた。市民の会の皆さんや支援組織
の皆さんのお陰だ。支援して頂いた皆さんに手書きでお礼を出すことにした。

4月27日(金)「9条ネット・千葉」結成総会

 今夜、「9条ネット・千葉」結成総会が、習志野市の京成労働会館で行わ
れた。「9条ネット」は憲法9条を変え、日本を戦争のできる国にしよとす
る 企みを止めさせるため、市民が結成した市民の政治的ネットワークです。
 結成総会では、呼びかけ人を代表してキリスト教政治連盟の大島孝一さん
が、来賓として弁護士の前田知克9条ネット本部事務総長と参議院比例区予
定候補者の一人である栗原君子が、9条ネット結成の経過や意義についてお
話しをされた。
 準備会からは、県内で3000名の賛同者を募る活動方針、規約、役員など
が提案され了承された。
 第2部では、講談師の神田香織さんの「平和を語る」と題する講談が行わ
れ、神田さんの平和に対する熱い、熱い思いが参加者に感動を与えた。

 大島孝一さん                 前田知克さん        
  

   神田香織さん
 

4月25日(水)統一地方選、新社会党は現有議席を確保

 午後から当選証書の付与式、厳しい闘いを勝ち抜いた50人の議員が勢揃
い。これから共産党、公明党を除いて、各会派の結成の駆け引きが行われる。
全員協議会が5月1日、会派結成の届けでしめきりが5月7日だ。
 市民社会ネットは、ポスター掲示を共同で行い当選した4名でさっそく
会派結成の協議を行った。

 夜は、新社会党県本部執行委員会。各自治体選挙を闘った候補者選対から
報告が行われた。全県で公認6人、推薦1名が立候補したが、新人を除く6人
が当選、現議席を確保した。
 全国的には、県議会4名、政令市議会4名、市区町議会43人が当選し、現
状議席をほぼ確保した。非党員の推薦候補は県議会4名、市区町議会20人が
当選した。社民党、共産党などが議席を減らす中で健闘したといえる。
 しかし、全体の政治状況から言えば、我々の勢力は全くの少数勢力だ。
全国で新人候補の当選者が6名に過ぎない。
 護憲の各政党、各派、市民派無所属議員とのいっそうの共同が欠かせない。

4月24日(火)解体工事説明会に参加

 事務所の後片付けを行い、いらない看板や書類を北部清掃工場に運んで
処分をした。
 夜は、近くの元N産婦人科病院の解体工事説明会に参加。隣接する住民か
ら騒音、振動に対する家屋調査、アスベスト問題などの質問、要望がが出さ
れた。請負業者は丁寧に良心的に説明を行っていた。
解体後は、1戸建ての建て売り住宅になる予定。
  当選後、最初の活動となった。

4月23日(月)2,664票のご支援を頂いて、5期目をスタート

 2,664票のご支援を頂いて、5期目をスタートすることになった。
ご支援を頂いた皆さんに感謝するとともに、新たな気持ちで4年間、市民
の「いのち暮らし、平和を守る」ために頑張ることをお誓い致します。
 今回の市議会選挙、船橋市や市川市、習志野市などの都市部では、県会
議員選挙と同様、投票率が上がり民主党候補が大量得票した。
 2大政党化の波が押し寄せてきている。こうした中、さとうももよ候補が
次点で涙を飲んだ。市民派、護憲派にとっては大きな痛手だ。
 私も前回に比べ460票ほど減らした。近所から公明党の新人女性候補が
立候補し、12月に捻挫した左足首が未だ完治せず、前回に比べ半分以下し
か歩けなかったこと、団地の建替えにより多くの支持者が転居したことなど
が要因だが、こうした2大政党化の波も影響している。
 まきけいこ候補は、こうした中でも380票増やしている。4年間の努力の
成果だ。
 ポスター掲示を共同で行った池沢敏夫候補、朝倉幹晴候補も当選を果たし
た。市民派、護憲派は現状議席を確保した。

4月13日(金)市議会選挙告示直前

 統一地方自治体選挙後半の市議会選挙が、15日告示、22日投票で行
われる。船橋市市議会選挙は定数50名のところを73名程度が立候補の
準備をしている。今回も激しい激戦が予想される。
 県議会選挙の傾向を見ると投票率のアップが予想され、その分当選
得票ラインが上昇する。県議選では3500票、20%以上も上昇している。
  落選した自民党の現職のように油断するととんでもない結果になる。
立候補の準備は、ほぼ完了した。後は告示を待つだけだ。
 選挙期間中は、ホームページの更新が禁止されているので、22日の
投票日まで日刊浦田秀夫通信は休刊することにする。
 22日の投票日に皆さんによい報告ができるよう頑張ります。
 

4月10日(火)政務調査費の使途に問題ありと市民が監査請求 

 今朝の各紙朝刊の千葉版に、船橋市議8人の政務調査費の使途に問題
ありと住民が監査請求を起こしたと報じられた。
毎日新聞の記事は次ように報じている。
 船橋市議8人が、03〜05年度に市から支給された政務調査費計約196
万円の使途が違法・不当だったとして、市民3人が9日、藤代孝七市長に
対し、市議に返還させるよう求める住民監査請求を起こし、受理された。
 住民監査委員は、60日以内に勧告や棄却などの判断を下す。
 請求を起こしたのは、同市の無職、福島ユリさん(61)ら3人。議員に
よる不適切な政務調査費の使用が全国で相次いだのを受け、3月に同市議
会事務局で公開されている収支報告書を閲覧。添付領収書などから、問題
のある支出を複数発見したという。
 指摘されたのは、カーナビ約14万円を事務費に計上した自民党の男性
市議(71)と同(63)▽市内のホテルで120人に提供した飲食代21万円
を広報広聴費とした新風の男性市議(63)▽実家がある九州への5回の交
通費など約41万円を調査旅費に計上した自民党の男性市議(59)▽郵便
切手やはがき24万〜54万円を事務費とした自民党の男性市議(63)、
新風の男性市議(54)、同(61)▽商店会費1万円を研究研修費に計上
した新風の男性市議(66)。
 福島さんは「こんなものがまかり通るのは市民感覚としておかしい。
一人一人がよく考えてほしい」と話している。
  政務調査費の使途問題、今度の市議会選挙の大きな争点の一つに浮上し
て来た。
    
4月9日(月)地方政治にも二大政党の波が

 統一地方自治体選挙前半の県議会、政令市議会の選挙結果は、民主党が
大きく前進した。地方政治にも二大政党の波がひしひしと押し寄せている
感じだ。その影響で、共産党や社民党、市民ネットワーク、新社会党など
の中、小政党が苦戦した。特に支持基盤が民主党と競合する社民党の凋落
は目を覆うばかりだ。千葉県では、県連代表が落選し、議席も減らした。
 市民ネットは、改選議席を確保したが代表が落選した。
船橋市でも民主党が2議席を確保し得票も前回を大きく上回った。
 投票率が前回に比べ3%上昇し、得票数が約2万票増えたが、そのまま
民主党が上乗せされた結果となった。共産党も前回に比べ2割増の得票、
公明党、自民党は前回とほほ同じ得票だが、 自民党の現職が落選した。
 選挙は、油断した候補が落選し、最後まで必死に闘った候補が当選する
ものだ。今回もそのことが結果に現れた。
 22日投票の市議会選挙、前半の統一地方自治体選挙で現れた傾向が続く
とすると我々にとって厳しい選挙になる。
 最後まで足で稼いだ、自民党現職候補(当選)に習って闘い抜くしかない。

前回 

今回 

  増減

自民党 保守 合計

72.455

72.877

422

  田久保なおとし

17.159

19.781

2.622

当選

  西尾けんいち

18.261

21.755

3.494

当選

  田口まさる

14.642

13.979

-663

  矢野光正

13.939

17.362

3.423

当選

  中村静雄

8.454

民主党 合計

27.726

49.866

22.160

  田中あきら

13.883

23.184

9.301

当選

  堀江はつ

13.843

26.682

12.839

当選

公明党 石川しんいち

27.683

27.730

47

当選

共産党 丸山慎一

20.188

24.293

4.105

当選

無所属 合計

18.527

12.495

  -6.032

  佐藤浩

9.110

9.726

616

  朝倉みきはる

9.417

  山本和志

2.769

 合計

169.260

190.312

21.052

投票率

38.02%

41.16%

3.14%


4月8日(日)市政報告会を開催

 今日は、県議会選挙の投票日。政治活動の空白日を使って市政報告会を
開催した。様々な行事と重なり欠席の連絡ばかりで、寂しい報告会になる
と覚悟していたが、予定した100席が足らなくなる123名の支持者の皆さ
んが参加してくれた。
 3月議会を中心に、新春の集いで発表した市議会選挙に向けた政策を補
強する市政報告を行った。
 報告の後、各テーブルを廻りながら参加者からの意見や激励のスピーチ
を頂いた。

   
               長生村石井村長      高根木戸東町会会長
  
船橋お囃子同好会の皆さん  高根台将棋サークル副会長   NTTで働く女性
   
 ダンスサークル会長      被爆者の会役員     マンション反対住民      

4月7日(土)明日は県議会選挙の投票日

 支持者廻りをしていたら、最近ホームページが毎日更新されていないと
お叱りを受けた。告示後は、ホームページの更新が禁止されているのでそ
れまでは極力更新することにしよう。
 いよいよ明日は、県議会選挙の投票日だ。7名の定数に有力候補9人が争
う少数激戦だ。民主党の前職の女性候補が現職を脅かしている。
 自民党、民主党の現職議員がそれぞれ危機感を持って活動しているようだ。
私の事務所周辺には、民主党現職を応援する国会議員が選挙車で廻り、運動
員(アルバイト?)が支持者廻りをしている。
 自民党の候補者は、選挙終盤戦にもかかわらず自ら支持者廻りをしている。
それも午前中から夕方5時過ぎまでだ。市会議員選挙以上にこまめに歩いて
いる感じだ。
 明日、投票の結果がでるが、その結果を見て私の選挙戦術を考えることに
しょう。私は、政策的に一番近い候補者に投票するつもりだ。
 そうだ、明日は私の市政報告会の日だ。皆さんぜひご参加ください。

4月3日(火)立候補の事前審査を済ませた

 日曜日の陽気とは打って変わり、冷たい雨の降る1日となった。
晴耕雨読ではないが、雨の降った今日は、午前中選挙管理委員会で立候補
の事前審査を済ませた。午後からは昨夜から始めた3月議会報告の作成、
夜にはほぼ完成させた。時間がないのでレイアウトには拘らず作成した。
 予算組み替え動議の内容や予算委員会での討論が中心だ。
選挙の年でも、毎回行っている議会報告は欠かすことはできない。
 4月8日には、高根台公民館で市政報告会も開催する。長生村の石井村長
が来てくれることになった。ぜひ皆さんのご参加をお願いします。

4月1日(日)第20回さくらまつり

 今日も初夏を思わせる陽気となった。さくらも満開だ。
20回目を迎えた「さくら祭り」が高根台さくら公園で盛大に開かれた。
デジカメを忘れ、皆さんに写真で紹介できないのが残念。
 高根台さくら公園は丁度20年前、私が始めて市議会選挙に立候補した
4月に、高根台団地の汚水処理場跡地に、近隣の自治会や住民の要望、
運動で実現・完成したものだ。
 地理的に高根台、松が丘、大穴地区の接点に位置し、このさくらまつり
を通じて、3地区の住民、市民の交流が行われたきた。
 私は、こうしたさくら祭りの意義と地域のまちづくりの大切さ訴えた
挨拶を行った。
 事務所では、昨日も今日も統一行動日、署名活動や選挙にむけた準備
活動を行った。