日刊「浦田秀夫通信」06年11月

11月30日(木)国会前で座り込み

 教育基本法の改悪などに反対する国会前座り込みに参加。これは新社会党が
呼びかけ、第一次として27日〜12月1日まで連日行っている。
  座り込みは新社会党だけでな市民団体や教職員組合なども行っており、お互
いにエールの交換や激励し合った。座り込みには僧侶や韓国の労働者も激励に
駆けつけた。
 こうした国会の外での抗議行動を尻目に、衆議院安全保障委員会では、防衛
庁を「省 」に昇格させ、自衛隊の海外活動を本来任務へ格上げする防衛庁設置
法や自衛隊法改正案が、自民、民主、公明などの賛成多数で可決された。
 帰宅するとテレビのニュースで、東京都目黒区で公明党区議6人が政務調査
費を私的に使ったとして、辞職したことが報道されていた。

 

11月28日(火)議案勉強会

 市長から提出された議案の勉強会を行った。勉強会終了後議案に対する賛否
を協議。高齢者の保険料負担が増える「後期高齢者医療保険制度」導入のため
の補正予算や条例に反対することにした。議案に対する質疑は12月1日、会派
を代表してまきけいこ議員が行う。

11月27日(月)12月議会始まる
   
 12月議会が始まった。市長からは、4月から乳幼児医療費助成対象を、現
在の4歳児から就学前児童まで拡大するための経費。医療制度の改悪によって
2008年度から発足する、75才以上の人を対象にした「高齢者医療保険制度」
に向けて「千葉県後期高齢者医療広域連合」設置準備負担金などの一般会計
補正予算など8議案が提出された。
 市民社会ネットは、不公平税制及び社会保障後退の是正に関する意見書。
NHK国際放送実施に係る変更命令の見直しに関する意見書。核議論主張閣僚
の罷免に関する意見書。難病医療費公費助成適用範囲見直し反対に関する意
見書を発議した。
 一般質問は、12月6日、5番目に登壇する。10月から実施された公民館の
社会教育団体有料化と利用時間帯変更に伴う諸問題や公民館の利用予約や申
込をIT化する「生涯学習情報システム」。パーキンソン病などを難病医療費
公費助成の対象から外す問題について質問通告をした。

11月26日(日)自治会主催の懇親日帰りバスツアー

 北習志野グリーンハイツ自治会主催の懇親日帰りバスツアーに参加。
房州保田でグルメした後、木更津のスーパー銭湯「竜宮城」へ

   

11月24日(金)今年も後1月あまり、いよいよ歳末突入へ

 今年も、市民の会会員や近所の方でパソコンを使えない人のために年賀状
印刷をほとんど原価で行っている。
 すでに30人近い方々から注文が入り、今日は年賀状印刷に1日を費やして
しまった。
 商店会からは、歳末大売り出しのポスターが届いたり、近くの不動産会社
からは来年のカレンダーが届くなど今年も後1月あまり、いよいよ歳末に突
入することになる。

11月23日(木)新社会党県本部12回大会

 新社会党県本部第12回大会が、京成労働会館で開かれた。参加者の人数
や大会討論の内容など近年の大会ではもっとも充実した大会であった。
 5月の野田市議選、7月の長生村議選、11月の松戸市議選と上位当選を勝
ち取ってきたことや、護憲・平和運動の前進、共同候補擁立の取り組み、労
働運動や地域運動など厳しい情勢を切り開く闘い運動が報告された。
 07年の統一自体体選挙の候補者や闘う方針、参議院選挙での平和共同候補
擁立なども決定された。
  しかし、全体の情勢や力関係を見れば、われわれの闘い、候補者擁立は極
めて不十分である現状を踏まえ、市民がもっとも関心を持っている事や怒っ
ている事など争点を明確にして徹底にやり抜くこと。具体的には、住民税・
介護保険料などの負担増中止を求める署名運動を自治体選挙や参議選挙の中
心に据えること。
  候補者が決まっていない自治体での擁立や複数候補擁立を粘り強く追求す
る事などが確認された。
    

11月22日(水)高層マンション建設に反対するデモ行進

 前原西4丁目の14階建てマンション建設に反対する住民が、今日天沼公園
に集合し、市民文化ホールまでデモ行進を行った。
 市内各地で発生しているマンション紛争で、これに反対する住民がデモ行
進を行ったのは私の経験では初めてだ。住民の皆さんの怒りと団結の大きさ
示したデモ行進であった。
   
 夜は、九条の会・千葉地方議員ネット主催で「国民投票法」学習会が行わ
れた。講師は元日弁連事務総長の堀野紀弁護士。与党、民主党の「国民投票
法案」に異議を唱える日弁連の見解を述べながら、簡単に改正できない日本
国憲法の持つ価値、その制定根拠から、「国民投票法」はその時期、内容に
おいて慎重に行うべきであると述べた。

11月20日(月)乳幼児医療費助成を就学前児童まで拡大

 27日から始まる12月議会に提出される議案の概要説明が市長からあった。
4月から乳幼児医療費助成を、4歳児から就学前児童まで対象を拡大するため
の経費や、医療制度の改悪によって 2008年度から発足する、75才以上の人
を対象にした「高齢者医療保険制度」(75才以上の人すべてを被扶養者から
外し、1人当たり月約6000円程度の保険料を徴収する)に向けて「千葉県
後期高齢者医療広域連合」設置準備負担金などの一般会計補正予算など8議
案が提出される。
 会派の打ち合わせで、議案に対する質疑はまき議員が行うことや、会派と
して「非核三原則の堅持を求める意見書」など4本の意見書を提出すること
を確認した。
 
11月19日(日)沖縄知事選、糸数さん惜敗

 米軍普天間基地の移転問題が争点となった沖縄知事選で、全野党の共同
候補糸数慶子氏は、自民、公明推薦の仲井真弘多氏に僅差で敗北した。
 糸数慶子氏は「県内の新基地建設反対」を掲げ「普天間基地は海外へ」
と主張したが、仲井真氏は、日米が合意した案について「現行のままでは
賛成できない」としながらも県内移転は「やむえないことはあり得る」と
曖昧な主張であった。糸数さん惜敗は大変残念なことだ。
 松戸市議会選挙は、新社会党の谷口薫さんが8期目の当選を果たした。
 
11月18日(土)「松が丘バス通り」道路整備事業説明会

 松が丘公民館では、都市計画道路の整備に係る事業説明会が午前、午後
と行われた。2月に発生した小学校1年生男児の痛ましい交通事故を契機
に、松が丘バス通りの清水山バス停からパチンコ店までの900メートルを
5年間で整備することになったもの。道路幅全体で16メートルで両側に3.5
メートルの歩道が設置される。
 今日の説明会に会わせるかのように、昨日事故現場の道路に横断歩道が
設置された。
 高根台公民館では、高根台福祉フェステバルが開催された。写真は車いす
の体験乗車、地元高根台中生徒が車いすを押して、公民館の周辺を一回り。

  
11月17日(金)「憲法九条を世界遺産に」を読んで

 若者の間でベストセラーになっている「憲法九条を世界遺産に」読んで
みた。お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光氏と人類学研究者の中沢新一氏
の対談になっている。大変ユニークな対談である。まだ読んでいない方に
ぜひ一読を薦めたい。私がここが核心だと思った点、その一部を紹介する。

中沢「憲法九条を含む日本国憲法は、たしかに尋常でないつくりをしている。
憲法は国家の構成原理を明確なことばで表現したものであり、国家という
ものを生命体にたとえてみれば、とうぜんそれは生命体としての同一性を
保つために免疫機構をそなえていなければならない。自分と他者を見分け
て、自分の内部に外からの異質な力や存在が侵入してこようとすると、国家
はすぐさまある種の免疫機構を発動させて、これを自分の外に押し出そうと
する。その際しばしば武力が行使される。またほかの生命体と空間や資源を
めぐってあらそいをおこすこともあり、その場合にはより大規模な武力行使
である戦争が発生することもある。いずれにしても国家と戦争はきってもき
れない関係でで結ばれているのである。」
「ところが、日本国憲法は第九条において、いかなるかたちであれ、国家間
の紛争解決の手段としての戦争を放棄する、というのである。日本という国
家はその機構の最深部で、自ら免疫機構を解除しようと思う、と語っている
のと同じである。このような思想をもつ憲法は、すくなくても現代国家の中
で日本のものだけである。」  中略
 日本国憲法が「世界遺産」に推薦してしかるべき理由は、そこにある。

中沢「ただですね、こういう日本国憲法を守っていくには、相当な覚悟と犠
牲が必要になることも忘れてはいけない。」

太田「憲法を変えようと言う側と、変えるべきでないという側、どっちに覚
悟あるかという、勝負ですね。‥‥」

中沢「日本が軍隊を持とうが持つまいが、いやおうなく戦争に巻き込まれて
いく状態はあると思います。平和憲法護持と言っていた人たちが、その現実
をどう受け入れるのか。そのとき、多少どころか、かなりの犠牲が発生する
かもしれない。普通では実現できないものを守ろうとしたり、考えたり、そ
のとおりに生きようとすると、必ず犠牲が伴います。僕はその犠牲を受け入
れたいと思います。覚悟を持って、価値というものを守りたいと思う。」

太田「憲法九条を世界遺産にするということは、状況によっては、殺される
覚悟も必要だということですね。」

 さて、護憲派の人たちは「それだけの覚悟ができているのか」と、問いか
けられている。

11月16日(木)弱い者には増税、強い者には減税

 「住民税・介護保険料などの大幅負担増中止を求める」学習会を高根台
公民館で開いた。20名程の参加であった。
  人によっては10倍になった住民税増税の内容とそれが、介護保険料や
健康保険料の値上げに直結し、様々な福祉施策に影響を与え、来年、再来
年さらなる負担増になること。高齢者や障害者など弱い者には増税・負担
増、大企業や金持ちなど強い者には減税・負担軽減の政治の有り様などに
ついて、1時間20分ほどわかりやすく話したつもりだった。
 家に帰って参加した妻に「どうだった」と聞いたが、「難しくてよくわ
からなかった」との感想。
 確かに、住民税・介護保険料などが大幅負担増になったことは実感でき
ても、一般の市民がその内容や仕組みを理解する事は大変なことだ。
 市の職員でも議員でも全体が分かっている者はほとんどいないといって
もいい位だ。繰り返し、繰り返し訴えていかなければならない。
 
11月13日(月)老齢加算が廃止され、生活保護が受られない高齢者

 73才の一人暮らしの男性から生活保護申請の相談があり、生活支援課を
男性と一緒に訪ねた。男性の年金額は、生活保護基準を数千円オーバーし
ているので生活保護の対象にならなかった。老齢加算が今年、完全に廃止
されたためだ。
  男性は妹から毎月2~3万の借金をして、ようやく生活を維持しており、
その妹も病気でこれ以上の借金はできなくなったとして相談があった。

 今日、市の監査委員会が開かれ、市が昨年の12月に本町4丁目の土地を公
園用地や学校用地として買収した件で、その費用が高過ぎるとして、10月に
監査請求した市民と市側の意見陳述が行われ、これを傍聴した。

11月12日(日)一流プロの生演技に感動

 午前中は、松戸市議会選挙、谷口薫候補の出陣式に立候補者は、63人
と報告された。
 午後からは、千葉市のホテルで開かれたダンスフェステバルに参加。
市内の公民館や老人福祉センターなど9カ所で社交ダンスを指導をして
いるK夫妻が主宰するダンススクールの2年に1度のダンスフェステバル。
 各サークルやスクールのアマチアの発表の他、プロも参加してデモが
行われたが、プロラテンA級岩倉・佐藤組の演技は多くの観客を魅了した。
 ダンスでも音楽でも演劇でも一流プロの生演技は、見る者、聞く者に
大きな感動を与える。

11月11日(土)松が丘公民館文化祭

 午前中は、通信11月号などの印刷。午後からは高根台公民館の陶芸クラ
ブと松が丘公民館の文化祭を掛け持ち。高根台公民館より先に開館した
松が丘公民館の陶芸各クラブのレベルは相当なものだ。
 松が丘公民館では、ダンスサークルの発表会にも初参加。

11月10日(金)松戸の市議会選挙の応援

 今日は、松戸の市議会選挙の応援。12日告示19日投票、新社会党から8
期をめざす谷口薫さんが立候補する。定数46人に65人前後が立候補すると
いう乱戦になる見通し。
  議員も8期目を迎えるとさすがに多選批判が起きる。7回連続当選を誇る
谷口さんも油断ならない闘いとなっている。
 地元を中心に50軒ほどの支持者廻りを行った。住民税・介護保険料等の
負担増中止を求める署名を持って廻ったが手応えは十分だった。
50軒中、15軒の不在を除く35軒の内、21軒が署名にお応じてくれ、32筆
の署名が集まった 。
 ある支持者は「これが一番大切な問題ですよね」と署名に応じてくれた。

11月9日(木)市民の切実なる思いが十分感じ取れる

 議会では決算委員会が開かれているが、そちらはさとう議員にまかせて
今日も午後から二和向台駅前商店会で署名活動。平日で人ではあまり多くな
かったが、それでも73筆の署名が集まり、署名総数は1000筆をこえた。
 船橋市全体から見れば微々たるものだが、私の手の届く範囲の取り組みで
約1ヵ月で1000筆の署名が集まったことは市民の切実なる思いを十分感じる
とれる数だ。2月いっぱい継続して取り組む計画だ。
 もっと多くの人々と協同し、1万を超える署名を集めたいと思っている。
県内で10万 、全国で100万の署名を集めることが目標だ。

11月8日(水)ブッシュ大統領のイラク政策に「ノー」

 ブッシュ大統領のイラク政策に対する事実上の信任投票となった米国の中間
選挙で共和党が敗北し、ブッシュ大統領のイラク政策に米国国民は「ノー」を
突きつけた。
 イラクへの先制攻撃の理由は、「大量破壊兵器」の存在であったが、それが
存在していなかった。多くの米兵が命を落としながら、イラクは泥沼の闘いが
続き、米国にとっての戦争の「大義」が全く失われてしまった結果だ。
 米国はイラクから撤退しなければならない。
  ブッシュ大統領のイラク戦争をいち早く支持した自民、公明政権に、日本の
有権者も「ノー」を突きつけなければならない。

11月6日(月)「平和への大結集・千葉」幹事会

 10月21日に設立された「平和への大結集・千葉」の第2回幹事会が開かれた。
役員体制を再確認した後、第1回幹事会で発足した「共同候補プロジェクト」
の参議院選挙共同候補擁立にむけた活動報告と今後の対応。来年5月の憲法記念
日に共同の大規模集会開催にむけた「プロジェクト」の発足、会員を対象にした
学習会、機関誌の発行、ホームページの作成などについて協議した。
 「憲法改定発議阻止と国民投票における憲法改定阻止」という双方を可能な
かぎり追求し「平和への大結集」をめざす会の具体的な活動が開始された。

11月5日(日)ふなばし、げんきっ子フェスタ2006

 高根台公民館で「ふなばし、げんきっ子フェスタ2006」が開かれた。
公立保育園を地域の子育てセンターとして、父母と地域が手をつなぎ、楽しく
子育てできる船橋にしていこうというもの。
 オープニングの広場では、高根保育園年長児のダンスなどが行われ、講堂で
は全盲のピアニスト島筒英夫さんのコンサートも行われた。
 午後からは北習志野駅前商店会「じゅじゅきたなら」で、署名活動。今日は
75筆の署名が集まり、署名総数は900筆を超えた。

   

   

11月4日(土)今日も高根公団駅で署名活動

 今日も午後から、高根公団駅前で住民税・介護保険料などの大幅負担増の中止
を求める署名活動を行った。2時間程で昨日を上回る98筆の署名が集まった。
 「頑張って下さい」という激励の声と、「ぜひお願いします」という嘆願する
声が相半ばした。お団子の差し入れもあった。

     

11月3日(金)高根木戸駅前で署名活動

 住民税・介護保険料などの大幅負担増の中止を求める署名活動を、午後2時
から約2時間ほど、高根木戸駅前で行い68筆の署名が集まった。
 これまでに集まった署名は、732筆となった。

     

 午前中は、松が丘地区ふれあいスポーツの祭典に参加。

     

11月2日(木)市政功労者・教育功労者の表彰式典

 市政功労者・教育功労者の表彰式典が市役所で行われた。
議員では、私を含めて7人が市政有功表彰され、定番のバッチと記念品の置
き時計をいただいた。
  在職15年目の今年、全国議長会など4回目の表彰だが、バッチばかりいた
だいても議員バッチもつけない私にとっては無用なものだ。
 私は、当選以来、議場でも議場外でもバッチを着用したことがない。
理由は、議員バッチは権威の象徴であって、市民や市の職員より「えらい」こ
との印だと思っているからだ。
  議員は表彰されるためにやっているのではない。しかし、市民が表彰され、
その活動の功績を讃えることは当然だ。私は市民と同じ目線からあえて、一連
の表彰は断らず受けることにしている。

 式典の後、決算委員会にむけて、会派の打ち合わせを行った。
夜は、会派として行った駅頭での「議会報告」配布活動の打ち上げを、お手伝
いしていただいた皆さんと一緒に行った。

11月1日(水)京成本線船橋駅付近高架完成式

 長年の懸案だった京成線海神駅から船橋競馬場駅までの約2.5キロの高架化
が完成し、25日から上下線とも運行が開始される。
 今日、運行に先立って完成式がフェイスビル「きららホール」で開かれた。
高架化によって、16の踏切が廃止され船橋駅周辺の交通渋滞緩和が期待されて
いる。