日刊浦田秀夫通信06年6月

6月30日(金)教育基本法改悪阻止船橋集会

 船橋勤労市民センターで開かれた「教育基本法阻止船橋集会」に参加した。
集会には150名程の人々が参加。イラク戦争、沖縄、教育基本をリンクした集会
であった。
  映画「ファルージャ2004年4月」が上映された。イラクのファルージャを米軍
が包囲し、武装勢力を壊滅させる攻撃を行ったが、6000人とも言われるイラクの
市民が犠牲になった。その多くは、子供や女性、お年寄りだった。リアルのある
ドキュメント映画であった。
 集会後、集会に参加した教員の皆さんと食事をしながら、職場の現状や今の情勢
について語り合った。憲法を守るためにの共同の運動拡大と選挙での共同候補擁立
についても意見が一致した。
 7.7の共同候補擁立シンポジウム参加も呼びかけた。

6月28日(水)通信7月号(50号)が完成

 通信7月号(50号)が完成した。午後の新社会党県議員団会議と夜の執行委員
会に間に合わせるために300枚程印刷した。
 ホームページにもアップしましたのでご覧下さい。皆さんからのご意見、ご批判
をお待ちしています。
7月の駅頭宣伝、市政報告会の日程も決まりました。ご協力、ご参加もよろしく
お願いします。

6月27日(火)リハビリ医療の継続を求める請願署名44万筆を超える

 医療報酬の改定によって、 4月1日から維持期のリハビリが、発症後90日から
180日で医療保険の対象外になったこと対して、リハビリ医療の継続を求める請
願署名を、 4月8日付け朝日新聞に「診療報酬改定 リハビリ中止は死の宣告」と
題する投書を寄稿した多田富雄東京大学名誉教授等が呼びかけて取り組まれてい
たが、26日集計された。署名数はインターネット署名を含め44万筆を超え、30日
に厚労省に提出されされるという。
 私も200名程の署名を集め送ったが、わずか一月余りで44万筆の署名が集約さ
れるとは、この問題の関心の高さとインターネットの影響の大きさを実感させられ
た。この運動は政府が方針転換するまで継続されるとのことだ。

6月26日(月)障害者者自立支援法、市の支援はスズメの涙

市は、 4 月から施行した障害者自立支援法による、 1 割の利用者負担を緩和する
ために、市の独自負担軽減対策を3年間実施することを明らかにした。
 対象者約 1900 人の内、半数を占める生活保護、市民税非課税、市民税均等割
りの低所得世帯は、地域生活支援事業と補装具給付の利用負担はゼロににし、市
民税課税世帯でも、介護給付などを含めた全ての負担が月額 3 万 7200 円を超え
ないよう補助しようとするもの。
  今年度予算分は総額で 1800 万円、対象者 1 人当たり年間 1 万円弱というこ
とになる。
 しかし、重度身体障害者の Y さんの場合、 3 月迄は支援費の負担はなかったが、
4 月からは毎月、負担限度額である 24.600 円に負担が増えた。今迄も支援費で
足らない部分は有料ヘル パーで補っており、その費用が月、 12.000 円かかって
いる。この実態を見れば、市の支援はスズメの涙としかいえないお粗末なものだ。

6月25日(日)「日刊浦田秀夫通信」掲載3周年

 ホームページに掲載始めた「日刊浦田秀夫通信」が掲載3周年を迎えた。
当初「活動日誌」として掲載していたが、途中から「日刊通信」として、日常活動
の他、市政、県政、国政、国際政治、社会のできごとに関する意見、主張などを日
記風に綴っている。私にとっても自らの様々な事件に対する意見、主張をまとめる
良い機会になっている。
 ときどき、ホームページ見ていますよと言われたり、メールで意見や批判がある
とうれしいものだ。これからも意見や批判をどしどしお願いします。
 毎日書くのは確かにしんどい時もありますが、がんばりますので、乞うご期待!

 

6月23日(金)市民税増税と介護保険料値上げに悲鳴の声

 今日は6月議会最終日、市長から提出された5議案は可決された。
市民社会ネットは、07年度に実施される定率減税廃止と住民税の税率を10%にフラ
ット化する市条例改正案に反対した。
 市民社会ネットが提出した発議案「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉
県条例の早期可決に関する意見書」は、賛否同数となったが、議長採決で否決されて
てしまった。
  議長は、かって民主市民クラブに所属し堂本県知事を応援した一人だ。その後、
会派リベラルから自民党に渡り歩き、議会運営委員長から議長になった人だ。
 議長に対し「なんだこの前まで賛成だったじゃないか」とやじを飛ばすと、議長は
苦笑い。やじが少しは通じたようだ。
 市が6月に行った市民税増税と介護保険料値上げの通知に対し、市民 からの問い合
わせ苦情が、市民税で4893件(6月12日〜20日まで)、介護保険料で2051件(6月
14日〜22日まで)あったことが分かった。まさに市民の怒りと悲鳴の声だ。

6月22日(木)「栗原きみ子を囲む会」に100人参加

  憲法「改正」が最大の争点になる来年の参議院選挙に、市民団体などが進めている
「護憲共同候補擁立」の運動を支持し、その成功のために努力をしているが、
 新社会党は「護憲共同候補」の一人として、元参議院議員の栗原君子さんを擁立し
たいと考えている。
 その活動の一環として、今日京成労働会館にて、「栗原きみ子を囲む会」が開催さ
れ習志野市、船橋市を中心に約100名の党員や支持者が参加した。
 栗原さんは、広島の出身で参議院を一期努め、新社会党の結成に参加し、現在3代
目の党委員長。
  栗原さんは、国民には厳しい痛みを押し付け、アメリカには思いやり予算をつける
小泉政治を厳しく批判し、憲法9条の大切さ、世界に広げるを必要性を熱く語った。
 前座で、習志野市議の宮内さんが税制「改正」問題を、私が医療制度改悪問題を報
告した。

6月21日(水)情報公開審査会は非公開だから録音はダメ?

 船橋市が本町4丁目に、公園及び小学校グランド拡張用地として買収した土地の
価格が、当該地域の公示価格等から推定すると概ね2倍程度の高い価格となっている
のではないかと、昨年12月議会に陳情書を提出したMさんが、市の情報公開制度に
基づき 不動産鑑定評価書の公開を求めたところ、市が鑑定評価額などを非公開とし
たため、異議申立てをしたMさん等からの意見陳述を実施する、情報公開審査会が開
かれた。
 私も補佐人として出席したが、審査会の非公開の解釈を巡って陳述人等と審査員
の意見が対立し、審査会として改めてその解釈について協議することになったため
今日の意見陳述は実施されず、後日行うことになった。
 今迄、審査会条例に規定のない「非公開だから陳述人等の録音を認めない」こと
が慣例で行われてきたことが明らかになった。
  審査員側は、意見陳述の内容を精査するため録音を行うが、陳述人等が口頭で行
った陳述を後で精査するための録音を認めないのはおかしい、録音を認めないので
あれば、審査員が録音したものを文章にして陳述人等に示すべきだと主張した。

6月20日(火)無秩序な開発を規制するためにあらゆる手段を講じよ!

 今日は午後から5つの常任委員会が一斉に開かれた。
私が所属する建設委員会では、市民からの新たな陳情4件と継続審査となっていた
陳情1件の5件が審議された。
 3件はマンション建設に関する陳情で、前原東6丁目のマンション建設に関する
陳情は、「市が開発許可に際して、赤道(里道とも言い、現状は農地として利用
されており、道路としての形態、機能を有していない公図上の道、市の財産にな
っている)の付け替え(道路としての形態、機能を復活させ、市道に接続する)を
認めた結果、土地が整形され、当該地に大規模高層マンション建設が可能になった
として、当該処分を撤回することを求めるもの。
 また、藤原1丁目に建築計画のあるマンション建設に関する陳情は、周辺の住環
境に比べ余りにも高すぎるので、近隣のマンション並みに計画変更を求めるもので、
既存建物解体工事は3ヵ月以上にもわたり、騒音、地響き、振動により家屋の損傷、
身体への影響等、耐えがたい日々が続いていると訴えている。
 いずれの陳情も全会一致で採択された。
これらの審査の中で、市は法律の枠内で許可をせざるを得ないと言い訳を繰り返し
たが、改めてあらゆるルールを使って、住環境、自然環境を破壊するマンション
開発を規制するという市の姿勢と、解体工事に対する事前届けと説明会を義務付け
る要綱の必要性を厳しく指摘した。

6月18日(日)松戸市長選挙、本郷谷氏惜敗

 18日に投票された松戸市長選挙は、現職で自民、公明推薦の川井氏が、新人で
民主、共産、新社会と市民団体等が推薦した本郷谷氏等を破って4選目の当選を果
たした 。
川井氏の批判票は50%を超えたが、革新派・市民派が分裂した選挙では勝てない。
 当初、市民団体グループ中心に候補選考が行われ、それを各政党が推薦すると
いう形で、自民、公明に対抗する統一候補擁立として大変注目された。
 しかし、 市民団体グループの中で複数の立候補者を調整できなかったことや
社民党が、この戦線に参加しなかったのが、川井氏4選を許す結果となった。
 松戸市長選挙の経験は、今後の各市長選挙で大いに教訓にしなければならない。

6月17日(土)グループホーム施設見学会

 今日は、習志野1丁目に5月1日、オープンしたグループホーム施設見学会を行った。
2ユニット18人の認知症の方々のグループホームの他、デイサービス、ショートスティ、
訪問ヘルプサービスを行う施設である。

     

6月16日(金)さとう議員、女性センター充実を求める

 一般質問の5日目、さとうももよ議員が3番目に登壇。2番めに登壇した中村議員が
名指しこそはしなかったが、さとう議員を攻撃する執拗な質問を繰り返した。
 毎回定番のこの種の質問に、同じ保守会派のなかからも質問終了後「しつこいな」と
いう声がでるほど、ひんしゅくを買う内容であった。
 さとう議員は、この質問を全く相手にせず、市長から「男女共同参画」に対する基
本的な 姿勢を引き出し、女性センターの充実、女性センター専門員の身分保障の改善
を求める質問を行った。

6月15日(木)問われるマンション開発に対する市の姿勢

 一般質問の4日目、5番目に登壇した。リハビリ医療打ち切りの問題、市の財政健全化
プラン、都市計画道路宮本古和釜線の整備、マンション開発に対する市の姿勢などにつ
いて質問した。(詳しくはこちら)
  市のホームページに開発業者の物件広告が掲載された問題で、市は掲載基準に基づい
て掲載したと答弁。しかし、それが問題であることが分かっていない。
 
掲載基準で掲載できないものとして、1、公の秩序又は善良に反するおそれがあるも
の2、 法令等に違反するおそれがあるもの 3、 市の信用又は品位を害するおそれのあ
るもの 6、その他市長が不適当であると認めたものとなっている。
 逆に見れば掲載された物件は、こうしたことがクリヤーされているということを、
市がこの開発業者と物件にお墨付きを与えたことになる。開発業者が広告が出す狙いが
ここにあることが分かっていない。
 分かっていないのであれば、まだ救いがあるが、分かっていながら掲載したとすれば
いくら「住民の側にたって一生懸命行政指導している」と言っても建前だけで、実際は
市と業者が癒着していることになる。
 残り時間30秒でこのことを指摘し、答弁に立ったが市長が「ホームページ広告のこと
は知らなかった。 行政指導はしかっかりやるよう指示した」ということが本物であるか
どうか、ホームページ広告掲載の行方と実際の行政指導の中身で検証しなければならな
い。まさにマンション開発に対する市の姿勢が問われる問題である。

6月14日(水)市のホームページに開発業者の物件広告が3件

 今日は、一般質問の3日目、船橋市が6月からホームページに10コマのバーナー広告を
掲載していること分かった。さっそく休憩時間に市のホームページを覗いて見ると、なん
とマンションなどの開発業者やその物件の広告が3件掲載されているではないか。
  その内の1業者は上山1丁目の工場跡地に14階建て515戸の巨大マンションを計画して
いる業者で、住民から出された「高さを10階程度にすることや木下街道から建設予定地へ
接続する道路(生活道路)が1本しかなく袋小路になっているので、現在の生活道路とは
別の道路を確保していほしい」という陳情書は3月議会で採択され、現在、行政指導中が
行われている。この物件の広告もホームページを2回クリックすると出てくる。

 また、その業者は海神町南の準工業地域の工場跡地に、準工業地域のため日影規制がな
いところから、北側いっぱいのマンション建設も計画。北側の住宅は冬至の季節には一日
中、陽が当たらない、せめて近隣住居地域並の日照を求め、市に建築紛争調整の申し立て
を行なったが調整は不調に終わった。しかし、現在も行政指導が行われている。
 明日、マンション開発行政に対する市長の姿勢を質問する予定だが、なんと無神経なこ
とか、まさに市の開発行政の姿勢を象徴しているような広告である。 これでは、市がどん
なきれいごとを言っても、市と業者が癒着していると誰が見てもそう思うのではないか。
 この問題は通告はしてないが、取り上げなければならない。

6月13日(火)まき議員、障害者自立支援法などを質問

 今日は一般質問の2日目、まき議員が質問に立った。まき議員は障害者自立支援法に
よるサービスの支給決定について「これまで個人で補ってきた有料介助やボランテアの
分も自立支援のために支給決定すべきだ」また、サービス利用料の一割負担について
「市独自の助成、施策」を求めた。
 市はサービスの支給決定については、支給決定の方法を述べ、質問には直接答えなか
った。また「独自の施策は考えていないが、制度の枠内で市の裁量権にまかされている
地域生活支援や移動支援について検討したい」と答えた。
 まき議員は、この他に国民保護協議会、特別支援教育などについて質問した。

6月12日(月)開発行政に対する基本的姿勢の転換が必要だ!

 午前中、前原西4丁目3番の環境を考える会の代表者が、同地区に建設計画のある
マンション建設について、業者が地域住民と誠意を持って話し合うよう、市に行政指導
などを求める要望書を提出したことの報告に訪れた。
 また、昼休みに前原東の海松台の皆さんが、同地区のマンション建設について、車両
制限令に違反しているにもかかわらず市が工事車両の通行を許した問題で、再度議会に
陳情書を提出したことの説明に来た。
 それぞれ、アドバイスをしたが、こうした紛争が多発している要因は、開発業者の儲
け第一主義の姿勢にあるが、こうした業者を規制できない市の姿勢こそが問題だ。
 市の基本的な姿勢は 「環境と調和した開発の誘導」だ。この市の姿勢を「自然環境、
住環境を破壊する開発は規制する」ことに転換せせなければならない。
 午後からは、4名の議員が一般質問を行った。

6月11日(日)松が丘囲碁クラブの大会

 本格的な梅雨に入ったようでだ、朝から本格的な雨が降り出した。
今日は、午前中は今年度から役員になった管理組合の理事会。
 午後から、松が丘囲碁クラブの大会。対戦者が全員有段者、4戦して1勝3敗の成績で
あった。昨年の12月にできたばかりのクラブで2回目の大会。
 ほとんど顔見知りの囲碁仲間 、和気あいあいとたのしい大会であった。

6月10日(土)芝山、高根木戸間の危険な歩道を調査

 船橋市の実施4カ年計画によると18年度からの都市計画道路宮本古和釜線の整備は、
芝山団地付近から新京成高根木戸駅前踏切を超えた区間、及び高根木戸近隣公園付近から
北の区間を行うこにとなっている。
  芝山ラドン入り口交差点から高根木戸駅前踏切までは、過去に歩道を走っていた自転車
が車道側に倒れて死亡する事故が発生しているなど、今年の 2 月に死亡事故が発生した
松が丘バス通り以上に危険な状態にあるといってよい。
 今日の午後、改めてこの区間を歩いて見た。道路いっぱいに大型車が走り、自転車や人
は排水溝に蓋をした「歩道」の上を通っている。蓋が破損した箇所や、斜めに設置されて
い箇所もあった。歩道の上に電柱が立っている箇所もある。
 大きな事故が発生しない内、危険箇所の改修と歩道の整備が必要である。
 夕方から、浦田秀夫と市民の会役員会が行われ、6月議会の様子を報告した。

   

6月9日(金)議運委員長に共産党草野議員を選出

 市長提案の議案に対する質疑と、市の外郭団体である11法人の経営状況報告に対す
る質疑が行われた。
 議案質疑はさとうももよ議員が、法人の経営状況報告質疑は私が行った。
議案質疑の中では、平成15年からの税制改正によって、平成16年度では税負担がゼロ
だった年金収入245万円の夫婦2人世帯の場合、18年度は35.400円、20年度は60.40
0円になることが分かった。
 法人の経営状況報告では、市が2分の1の株主である株式会社船橋都市サービスが、
株の売却で2640万円の特別損失を出していたことや、18年度の営業収支計画に載って
いないにもかかわらず、5月26日に9億8千万円の負債(建設協力金)を一括返済した
ことが判明した。私の「一括返済した資金はどういう方法で調達したのか」という質問に
所管部長は「わからない、聞いていない」と答弁。「わからないでは質問が継続できな
い」と議事進行をかけたが、議事進行は認められず、法人の取締役である助役に「この
一括返済は取締役の議決を経たのか」と質したが助役は答弁せず、所管部長が「聞いて
ない」ことを謝罪した。
 共産党と共同提案した教育基本法改正案、国民投票法、共謀罪の廃案を求める意見書の
採決が行われ、賛成は市民社会ネット3人、共産党8人、民主市民クラブ1名の少数で否決
された。
 前議会運営委員長の議長就任に伴い、空席となっていた議会運営委員長の選挙が行われ、
議長選挙同様保守分裂となったため、共産党の草野議員が委員長に選出された。
 草野議員は、市民社会ネット、民主市民クラブの他、反議長派の保守会派の支持を受け
当選した。

6月8日(木)法人の経営状況報告書に対する質問の準備

 明日の本会議で行う法人の経営状況報告書に対する質問の準備に1日を費やした。
全部で11法人の経営状況報告書は330ページにもなる。
 午前中、昨日の勉強会の内容を整理し、午後から所管課とのヒヤリング 、それを
さらに整理して、ようやく質問の骨子ができた。
 国会で公益法人改革 3 法案が成立し、現在の社団法人・財団法人の制度は、新しい
一般社団法人・一般財団法人及び公益認定法人に切り替わることになる。
 現行の公益法人については、法律施行後は「特殊民法法人」として存続し、 5 年以
内に県に設置される委員会に公益法人の認定申請を行い、認定された法人のみが税制
上の優遇措置を受けられる仕組みだ。認定の基準等も規定されている。
  一方市は、改訂された財政健全化プランにおいて、18年度「外郭団体の統廃合、
整理など見直しに関する総合的な指針・計画を策定する」としている。
 これらを踏まえ、今回、経営状況が報告されている 11 法人は今後どうなっていく
のか、市はどうしようとしているのか基本的なことから質問する予定だ。

6月7日(水)高齢者、低所得者にさらなる増税

  市長から提案された議案と市の外郭団体である法人の経営状況報告書の勉強会
9時30分から17時迄行った。
 市長からの提案議案は、19年度から市たばこ税の増税、定率減税の廃止、住民
税の税率を10%にフラット化するためなど、税制改正に伴う条例改正がほとんどだ。
 この中で、住民税の税率を5%、10%、13%の3段階から一律10%にする問題は、
国から地方への税源以上に伴い改正されれるもので、所得税の税率を10%〜37%
の4段階から5%〜40%の6段階にし、人的控除額の差に元づく負担軽減措置や住宅
ローン控除制度の創設によって、住民税が増えても所得税が減るために市民の負担
はかわらないとの説明だ。
 しかし、ここに大きなごまかしがある。税制改正は今回だけでなく15年度から
行われており、特に17年度は高齢者の市民税非課税措置の廃止等が行われた。年収
245万円で2人世帯の高齢者の場合、16年度税負担がゼロが、20年度は50.000円
になるという、高齢者、低所得者にさらなる増税を強いる税制「改正」だ。
議案に対する質問はさとう議員が、法人の経営状況報告書に対する質問は私が、
9日に行う予定だ。

6月6日(火)障害者の自立を阻害する『自立支援法』の実態

 午前中は海神町南の準工業地域に建設計画のあるマンション建設について、
市役所で行われた事業者と住民の話し合いに立ち会った。
 午後は、会派として重度身体障害者の皆さんから障害者自立支援法による1割
の利用料負担の問題や、3議会に提出し継続審査になっている「市の助成」を求
める陳情についてお話を伺った。
 Yさんの場合、3月迄は支援費の負担がなかったが、4月からは負担限度額であ
る24.600円の負担が増えたこと。今迄も支援費で足らない部分は有料ヘルパー
で補っていおり、費用が12.000円かかっていたこと。風を引いた時などはとさら
に有料ヘルパーの費用が増えること。障害者自立支援法による給付は、支援費の
対象になっている利用時間を前提にし、これ迄自己負担してきた有料分を 見てく
れない可能性が高いことなど、まさに、障害者の自立を阻害する障害者自立支援法
である実態を伺うことが出来た。今日伺ったことは、会派として 本会議での質問
や陳情の委員会審査の中に生かしていかなければならない。

6月5日(月)在職15年の永年在職議員表彰を受ける

 今日から第2回定例市議会(6月議会)が始まった。開会前に全国議長会か
らの永年在職議員表彰の伝達が行われた。
 在職35年の千葉議員、在職15年が私を含めて5人、在職10年が1人りの7名。
議員は何か表彰されるためにやっているわけではないが、特段断る理由もない
と思い表彰状とバッチを受け取った。ちなみに議員バッチは3年前の当選以来
本会議場でも、他の場所でも1回もつけたことはない。権威の象徴ともいえる
バッチは廃止すべきだと思っている。今回戴いたバッチッも机の奥にそっとし
まって置こう。
 議会の方は、市長からの議案提案説明、定期監査報告や行政報告(西図書館
所蔵図書除籍事件)に対する質疑など順調に進んでいたが、今日の議事日程終了
直前に議長から辞任届けが出され、議長選挙が行われることになった。
 選挙は保守会派が分裂するなかで行われ、安藤議員が16票と法定得票(13票)
をかろうじて超えて議長に選任された。
 50人の議員による選挙で16票での議長就任は、私の経験ではなったように思う。 

6月4日(日)船橋・憲法を生かす会第5回総会

 船橋・憲法を生かす会第5回総会が、午後京成労働会館で開かれた。
 総会では「憲法『改正』とその前哨戦ともいえる教育基本法『改正』をめぐる情勢は
予断をゆるさない状況になっています。また、改憲勢力の狙いが9条2項にあること
も明確になってきています。こうした情勢のなかで私たちは、「生かそう憲法!守ろ
う9条!」のスローガンをかかげ、船橋・憲法を生かす会独自の運動行うとともに、
憲法、教育基本法「改正」に反対する広範な人々との共同の運動を積極的に取り組み
ます。また、憲法改正の国会発議を阻止するために来年7月に行われる参議院選挙での
「護憲派」統一候補擁立の動きを支持し、前段の4月に行われる統一自治体選挙では、
「船橋・憲法を生かす会」会員候補の支援を行います 。」などの活動方針を決定した。
  当面は教育基本法『改正』阻止の運動に全力を上げ、7月〜8月の原爆の絵展・平和
の集いの日程と成功のために努力し合うこと。秋には戦跡ツアーや講演会を行うこと。
 65名の会員を100名に拡大することや、もっと役員会の求心力を高めることなども
確認された。

6月3日(土)古和釜小学校運動会

 6月とは思えない冷たい強風が吹く中、地元の古和釜小学校の運動会が行われた。


   

今日、下記の内容のメールが入った。 
『 日刊「浦田秀夫通信」いつも楽しみに、拝見しております。
今回、チョット気になったこと・・・。
「国民年金保険料の不正手続き問題、批判は片手落ち」という
表現は、「差別用語」になると思います。ご検討ください。』

  「国民年金保険料の不正手続き問題、批判されるべきは政治家」と変更し
ました。ご指摘大変ありがとうございました。

6月1日(木)教育基本法「改正」案の廃案を求める意見書などを提出

 午前中は、昨日の新社会党県議員団会議に欠席した議員に資料の発送など
を行い、午後からは4日開会の6月議会に会派として提出する意見書などに
ついて、議運のまき議員と協議した。
 教育基本法改正案、国民投票法、共謀罪の廃案を求める意見書は、共産党と
共同提案することにし、県に出す「県障害者差別禁止条例の早期成立」と県女
性センターの機能回復を求める意見書は、会派単独で提出することにした。
 夜は東京八丁堀の党本部で行われた新社会党の会議に出席した。