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Photoshopで回転のブレを表現する


回転するホイール(車輪)のブレの表現をPhotoshopで加工するにはどうすればよいかとの問いへ答えるために手順の画像を作成したので、アップしておきます。
A:元のホイールを別レイヤにした状態。
B:傾きを垂直になおす。
C:正円に変形。
D:フィルタ>ぼかし>ぼかし(放射状)>回転。
E:元の楕円の幅に。
F:もとの傾きにして完成。

律儀に考えるとほぼ平面的な構造のものにしか使えない感じがしますが、かなり奥行きがある立体的なものでもそれほど不自然にはならないようです。

(2009/9/ 17)

虹が出てると電話があった

昨日の夕方6時半ころ、都内に住む友人のF氏から電話。「ねえ、東の空に虹、虹」と。ぼくの仕事部屋の窓は南向きなので、ベランダに出て確認。慌てて写真を撮りました。
ダブルに出ていたのですが、写真の左側(外側)のほうは、もう消えかかっていました。
虹なんて見たのはずいぶん久しぶり。カメラに納めたのは初めてです。

(2009/ 7/ 20)

切り抜きツールは切り抜くだけが脳じゃない

Photoshopの切り抜きツールは、名前から余分なところを切り取って画像を小さくするもののように思えますが、画面の外へ範囲を広げることもできます。上下左右、適当な大きさをインタラクティブに設定することができるほか、最初に元の大きさに枠をきめ(元の矩形には簡単にスナップします)、それからAltキーを使えば、左右・上下を中心から同じ幅に広げることも可能。
数値で決めたいとき以外はキャンバスサイズで設定しなおすよりも直感的で便利です。

(2009/ 7/ 3)

380円の光学マウス

家内と食料品の買いだしにオーケーストアに行ったら、光学マウスを380円で売っていたので、買ってきました。
サブとして使っているWin2000のマシン、ワイアレス・マウスをつけているのですが、ときどきカーソルが止まる。交信が断絶する感じ。イライラさせられるので、この380円と交換しました。
このPCは、主として家内がフリーセルをやったり、ネット・ブラウズしたりするのが主ですが、Illustratorなんかに使っても問題はなさそう。
かなり小ぶりのボディなので、ちょっと握り心地に違和感はありましたが、動作はいたって快適です。
今まで使っていたエレコムのワイアレスは数千円したのになぁ。
写真左:新しく買ったマウス(上)と大きなワイアレスマウス。単三電池を2本入れるため重くて大きい。
写真右:食料品と買ってきた新しいマウス


(2009/ 6/21)

未確認飛行物体

我が家のマンションのベランダからふと外を見ると、怪しい飛行物体が飛翔!

というのはウソ。
近所のJAでちょっと変わった形のズッキーニを見つけたのでなんとなく写真になるかなと入手(ズッキーニはカボチャの一種でふつうキュウリにそっくりの細長い外観)。100円でした。これをベランダで宙に投げあげて撮影しただけですが。
しかし、野菜ですから床のコンクリートに墜落すれば致命的なダメージを受けるのは必至です。ファインダーを覗きつつ片手で投げあげそれを再びキャッチなんて真似はぼくの運動神経では到底不可能で、手すりと物干し竿の間にタオルケットを渡してその上に落ちるように投げました。
自分で投げると、シャッターのタイミングは合わせやすいけど、どうしても近すぎる。けっきょく家内に投げてもらったショットの写真です。オートフォーカスは使えないので適当に置きピン。焦点深度は深く欲しいけど、シャッタースピードもあまり落としたくない・・。ちゃんと撮ろうと思えばいろいろ難しいけど適当です。それよりほんとは空にぽかんと雲が欲しかったなぁ。
このあと、オリーブオイルで炒めてちゃんと胃袋におさまりました。おいしかった。

(2009/ 5/22)

今年お初の冷やし中華

酢が苦手なのですが、冷やし中華は好き。
季節もの。先月末くらいから、スーパーの店頭に出だしていて、今夜今シーズンのお初で冷やし中華を食べました。そもそも麺類全般が好きなので、夕飯がこのメニューでも抵抗はまったくありません。
ラーメンは、インスタントといわず市販の生麺や冷凍のセットを買ってきてうちで作ってもラーメン屋の味にはとても及びません。麺はともかくスープが違う・・。
日本蕎麦もラーメンよりはマシだけれど、やはり店のほうがおいしい。
しかし、冷やし中華は安い生麺とタレのセットを買ってきて我が家で作ってもどういうわけか店で食べるのと変わらない。トッピングというか具がちょっとだけコストを睨んでのお店より品質と量がゆったりするせいか、むしろ平均点は我が家のやつが上回る気がします。
酢と醤油をベースにした古典的なタレでもよし、味噌ダレもおいしい。

昔、数寄屋橋阪急の最上階に四季というレストランがあり、そのあたりに仕事先があった父がときどき連れて行ってくれました。かなり広いフロアに和 洋中のパーテーションがあり、テーブルクロスは布のままでビニールがかかっていない、洋食のランチが2000円くらいの、サラリーマンの毎日のお昼には少 し高いけれど、そんなに高級レストランというわけでもないというランクのところ。
ここの中華で冷やし中華の味噌ダレを初めて食べました。今はスーパーでもめずらしくはありませんが、3、40年前は、ほかにはなかったのではないでしょうか。
すりごまと味噌を合わせたタレと鶏腿を蒸したものだけが麺にたっぷりのっていました。鶏は中華料理の前菜にキクラゲなんかと盛り合わせになってい るようなものです。摺っていない白ごまもかかっていたかもしれません。1200円くらいだった気がします。夏の銀座でこれを食べるのはちょっとした楽しみ でした。大人になって、父が他界した後もなんどか食べに行きました。

その記憶からか、我が家の冷やし中華は、標準的なハムの千切りより鶏があれば鶏を使います。錦糸卵なんかは、たんなる彩りに近いけれど、やはりないと寂しい。
甘みと酸味の強い果物に近いトマトの味は醤油や味噌とはちょっと危ない取り合わせにも感じますが、冷やし中華のときには許せます。

(2009/ 5/13)

画像をAND検索〜Picasa

デジカメの写真などの画像ファイルの整理にPicasaが便利なことは以前の項目に書きました。画像ファイルにメタ・タグを好きなだけつけて絞り込み検索ができます。
ただ検索機能はごくプリミティブで、キーワードを一つ入れられるようになっているだけに見えます。実際二つキーワードをスペースで区切って入れても無効になってしまいます。
AND検索(家族と旅行、友人と旅行のような二つのキーワードを満たす検索)やOR検索(旅行または散策のようなどちらか)はできないものかとちょっと試してみました。
「or」「OR」「|」などを使ってみましたがOR検索はできませんでした。
しかし、AND検索はキーワードをシングル・コーテーションかダブル・コーテーションで囲むことで行えました。'家族''旅行'などといった感じです。キーワードは二つまでで、三つは使えませんでした。

(2009/ 5/3)

CINEMA 4Dスナップのオン・オフ

CINEMA 4D、オブジェクト同士やグリッドへのスナップは便利なのですが、オンのままなのを忘れて作業していると、移動などのとき変なところに引っ張られて予期せぬ動きになりアセることがあります。
昨年暮れにリリースされた11から、ツールマネージャーのオプションスイッチやパラメーターなどを作業画面にドラッグして、表示したり、スイッチにしたりできるようになりました。(マニュアルでは、ジェット戦闘機の計器類を風防ガラス前面に投影するのにたとえてHUDと称しています。この機能自体は旧バージョンからありました。表示できるものが増えたわけです)。
移動ツールの「スナップを有効にする」を画面にドラッグして引っぱり出しておくと、それをクリックするだけでスナップのオン・オフが手早く行えて便利になりました。

(2009/ 4/16)

少年ジャンプのカットを描いたことがありました。

まだイラストレーターのアシスタントをしていたころ、大学時代の友人が少年ジャンプの編集部にいて、一緒に飲む口実の打ち合わせというのが主目的で1年かそこら小さなカットをやらせてもらったことがありました。もちろん飲み代はジャンプ持ち。埋め草的な記事の絵だったので、ほとんどどうでもいい感じに自由に描かせてもらっていたような。15分くらい打ち合わせて2〜3時間おしゃべりして飲んでました。
ジャンプはそれ以外に一度だけ表紙のイラストを頼まれたことがありました。数寄屋橋の日劇が取り壊されるので(古い話!)、記念に日劇を描いてくれということ。
できあがった表紙は、日劇のイラストの上にマンガのキャラクターやタイトルがごっちゃりのっかって、ほとんど絵は見えなかった(笑)その印刷物、原画は行方不明です。たいした絵じゃなかったけど。


(2009/ 3/31)

石のマツダ車

本箱の上に20年以上置いてありいます。
近くの河原に自動車の形の石が落ちていたので、拾ってきてペイントしました。
モデルはマツダ・ファミリアの3ドアハッチバック。結婚して初めて買った車です。
運転免許は持っていたけれど、お金がかかる車なんて持つ気持ちはさらさらありませんでした。それが想定外の双子の登場・・。やっと歩けるように なった長女と赤ん坊二人、そのおしめやらミルクやらを抱えてお正月だかにぼくの実家へ行くため、寒空になかなか捕まらないタクシーを待ちながら、家内と顔 を見合わせ、「車、買おうか・・・」ということになったのでした。その赤い車が納車された後、家内も30過ぎての自動車教習所通い、免許を取りました。
ナンバープレートも当時のナンバーがそのままついてます。


(2009/ 3/24)

啓蟄?

今月第1週目啓蟄のころ、近所のの公園で小学校の低学年くらいの子ども達がなにやら集まっていたので、「なにしてるの?」とのぞいてみると、「トカゲ!」と紅一点の女の子が。いや、もっと冷静に「とかげ。」でした。なんか低めの声だったな。

「どれどれ」と、プラスティックの透明な虫カゴが彼らの中心にあったので、その中に注目したのですが、確かにその中に一匹いましたが、それ以外にも女の子の手の甲にちっちゃいのがちょこんと。女の子、ちょっと自慢げに「ほら」。

「わー、かわいいね。写真撮らせて!」と頼んだら、周りの男の子たちもいっせいに手を出し、それぞれにとかげの赤ちゃん。トカゲたちはぼくが頭をなでても逃げるでもなく、みんなおとなしく子供の手の上にのっていました。

大人のトカゲはそのあたりでときどき見かけても、用心深くて人影があると素早く逃げていくのですが・・・。ちっちゃなトカゲたちは、なんだか子ども達になついていました。
啓蟄はむくむく虫が土から出てくる、で春!って感じ。トカゲは関係ないのかな・・・。

(2009/ 3/14)

このランチャが気に入っています。

ふだん使うアプリケーションソフト類はけっこうな数です。しょっちゅう使うものもあれば、めったに使わないけれどここぞというときには不可欠なものもある。それがどのそふとだったか忘れてしまうこともしばしばです。
きちんと整理しておきたいところなのですが、スタートボタンやタスクバーは今ひとつ使い勝手がよくありません。そこで、フリーソフトのランチャをいくつか試しましたが、nrLaunchというソフトが気に入りました。
非常に自由度が高い。ソフトの実行ファイルのほか、URLのショートカット、フォルダなどたいていのものを登録できます。それぞれのアイコンか名前、あるいはその両方など表示方法も柔軟。
登録数も基本的な縦横数・ページ数を自由に設定、、それを越える数も設定可能であふれた分はスクロールして表示できます。ソフトの登録はアイコンをメニューへドラッグするだけ。あとから並べ替えもドラッグで自由。
タクストレイに常駐させて、マウスポインタをウィンドウのヘリに当てる、デスクトップで回す、デスクトップを(シングル・ダブル)クリックなどでメニューウィンドウを出すことが出来ます。ホットキーからも可能。他のユーザーによるスキンもたくさんアップされているので、デザインも好みのものを選べます。(右図)
レジストリは汚さないので安心です。常駐型ソフトで、「メモリをけっこう消費します」と作者が記していますが、ATOAKより少し多い程度で、今どきの環境では普通問題ないのではないでしょうか。
細かいことでは、複数のファイルのアイコンをドラッグして同時に開いたり(もちろんソフトが対応している必要はありますが)、フォルダのアイコンにファイルをドラッグしてそのフォルダにしまうことも出来ます。(別のドライブであっても標準は移動になる。Ctrキーを押すとコピー)
ぼくが考えつく欲しい機能はほぼすべて搭載しているお気に入りソフトです。
ただ、残念なことに作者は配布を中止していて、他の有志の方がアップしてるようです。うちのXPの環境では問題なく使えていますが、Vistaではわかりません。そうしたサポートも当然ストップしています。ただ、作者が再配布は制限していないということで、複数の有志の方が再アップしていますので、nrLaunchで検索すればすぐ入手できると思います。

(2009/ 3/13)

武相荘(ぶあいそう 旧白洲次郎邸)に行った

福島に一人で暮らす家内の母が上京して我が家に滞在、旧白洲次郎邸「武相荘」に行ってみたいというので、家内とお付き合いしてきました。
白洲次郎氏についてそんなに多くは知りませんが、ずいぶん前にテレビで特集番組のようなのをやっていたのは見ていて、晩年までポルシェ911を乗り回していた実業家という程度の知識はありました。
さらにパンフレットによれば、明治35年生まれ、ケンブリッジ大学に留学、身長185センチの好男子、吉田茂とともに戦後処理に当たり、JHQが「従順ならざる唯一の日本人」と評したそうです。また日本国憲法の成立にも深く関わったとのこと。
武相荘は愛妻正子さん(作家・随筆家)と40年あまり暮らしたところ。武蔵と相模の間に位置するところから次郎本人がそう命名したそうです。
我が家からは9キロほどの道のり、車なら30分くらいなのですが年寄りの運動もかねて電車で行きました。東京町田の近くです。電車では私鉄、JR、別の私鉄と細かく乗り継がなければならすちょっと面倒なのですが。続きを読む

(2009/ 3/ 2)


画像の整理

画像・写真の分類・整理は、たとえば家族写真、動物の画像となどというフォルダにわける方法だと、家族の誰かがネコを抱いていると、その写真をコピーして両方のフォルダに入れるしか方法がありません。(ショートカットを使う手も考えられますが、あまりお勧めできません)。
一枚の写真に「家族」「ネコ」などというタグをつけて抽出できるととても便利です。
以前はAdobe Photoshop Album Miniで画像ファイルを整理、それぞれに好きなタグをいくらでもつけて必要に応じて検索、抽出ができて便利だったのですが、このソフトはタグの一覧と画像が別ファイルでファイルを移動するとほとんど迷子になってしまうという大欠点があり、けっきょく使用を中止しました。
あらかじめ作った複数のタグを選択した画像にドラッグすることで設定できてなかなか使い勝手がよかったのですが。
Adobe Photoshop Album Miniとオーバーラップして使っていたPicasa(Googleが配布する画像閲覧・編集ソフト。無料で配布されています)がバージョン・アップしてメタ・タグがつけられるようになりました。これは画像ファイルのExifと一緒にメタタグの一部にキーワードを記録する方式。画像をどこへコピーしようが移動しようがタグも一緒です。選択した複数の画像にいくつでも連続してタグ(キーワード)をつけることが出来ます。また、そのキーワードを使って瞬時に画像を抽出できる。さんざん使うタグでも毎回キー入力しなければならない点はPhotoshop Album Miniよりちょっと劣りますが、あとは同様に使えます。
ただ、つまらない(しかしけっこう重大な)バグがあり、長音(ー)が入力できないのです。日本語入力の問題というのでもないようで、半角でも一部の記号が入力できません。
これはエディタ、メモ帳などに打った単語をコピー&ペーストすることで回避できます。けっこういらいらさせられますが。
このメタタグは規格が二種類あるそうで、アドビが提唱するXMPと、国際新聞通信委員会の“IPTC”。PicasaはIPTCを採用しています。Photoshopはどちらにも対応しているとのことで、PicasaでつけたタグもInfo表示でちゃんと見ることができます。ちなみにPhotoshopでも一つ一つの画像にタグを入力することは可能です。(同じタグを複数の画像にいっぺんにつけたりはできない)。
メタタグを扱えるソフトは、案外少なくてぼくの調べた範囲ではPixVue2.01とMicrosoft Pro Photo Toolsくらい。どちらもフリーソフトで、製品版のソフトなら他にもあるかもしれません。どちらのソフトもインストールすると、IEのファイル検索でメタタグをキーに出来るようになります。タグをつける作業に関しては、やはりPicasaがもっとも便利に思えました。(PixVue2.01は、コンテクストメニューに出てくるはずの項目がぼくの環境ではなぜか出ないので、タグ付け作業は出来ず、そのあたりの使い勝手は未検証です)。IrbanViewも一つの画像のIPTC情報を編集できますが、一覧からの検索などや複数の画像へ一括入力などは出来ないようです。

(2009/ 3/ 1)

寒桜

二週間ほど前になりますが小石川植物園に行きました。植物園の中は巨木が立ち並んでいます。東京23区のどまん中とはとても思えない。
広葉樹が多いのか、この季節なのでほとんど葉はなく枯れ木状態でしたが。
そんな園内を一緒に行った家内と10分ほどぶらぶら歩くと、遠くに目を引く華やかなピンク。梅じゃないよね、と近づいてみると寒桜が。これもかなりの樹齢の大きな木。まだ花びらは散りだしてはいないもののほぼ満開状態でした。昨日は晴天だったけれど空気が冷えていて風が冷たく感じられる天気でしたが、この桜を見たらそんな寒さも忘れました。電車で1時間近くかけてやってきた甲斐がありました。
小石川植物園、名前はおなじみでしたがやってきたのは今回が初めて。家内は以前から行ってみたいと思っていたとかで、昨日はたまたま植物園の近くに夕方から所用があったので昼食後から出かけて訪れてみました。
もともと徳川幕府の薬園があった場所で、約320年という植物園としては世界有数の歴史を誇るそうです。正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」という長いもの。
行く前に家内と地図をのぞき込んで確かこのあたりと「小石川植物園」を探したのですが見あたらず、この長い名前(若干省略されていたけど)が書いてありました。
上野、皇居の竹橋側どちらからも直線距離で3キロほどの文京区内。我が家からは丸ノ内線の茗荷谷で下車しました。下町情緒のある町並みを15分ほど歩いたところ。正門の向かいにあるパン屋さんでチケットを買って入ります。昔っぽいデザインのチケットが楽しい。たぶんほんとに昔からのままなのでしょう。
寒桜のほか梅も数え切れないほどの品種があり開き始めていました。






      

(2009/ 2/25)


新品の液晶テレビをぶっこわす!

昨年、液晶テレビの透視図の依頼がありました。メーカーではなく関連企業のためそのものずばりの特定のものではなく架空の製品をとのこと。
架空といってもモデルが必要なため新品が一台提供されました。家電量販店から直接届いた新品をダンボールをあけたとたんに分解です。まったく素人のぼくがやるので分解といういうよりぶっこわすというほうが正確かもしれない。もったいないけど仕方がありません。
絵を描くために製品をバラすことはよくあるのですが、まったくの新品というのは長いイラストレーター生活でもそんなに経験はなかった気がします。(小さな安いものならあったかも)。
専用工具が必要だったり、それらしきネジを全部はずしてもびくともしないパーツもけっこうあってバラバラにするのは一苦労です。分解に夢中になっているとあとでそれぞれがどういう向き、位置関係で組み立っていたかわからなくなることも。デジカメで途中経過を撮っておくとその心配がだいぶ軽減されます。
分解作業と、どんなふうに透視図を構成するか頭の中でおよそのプランを立てるのでほぼ一日かかってしまいました

(2009/ 2/22)

靖国通りの路面ピクチャで悩む

神保町の3Dデータはクライアントの要望でShadeで作りました。
Shadeで作るにあたっての大きな問題はShadeがピクチャのデータをモデリングデータといっしょに抱え込んでしまうことでした。CINEMA 4Dなどは参照するだけなのでかなり大きなピクチャを大量に使用してもあまり問題はないのですが、今回のShadeの完成データは1Gという巨大なものになってしまいました。
建物に貼ったピクチャも大量なのですが、一番困ったのは路面のピクチャです。路上を車が走る想定で作るので出来るだけ解像度が欲しい。しかし実物は1キロ弱の長さがあるのでちょっと解像度を上げるととてつもない大きさになってしまいます。いろいろ試行錯誤した結果、4000ピクセル角のピクチャを6枚使って表現することに落ち着きました。落ち着いたというより妥協したというのが正確なところかもしれません。
路面はウェブの地図の航空写真と自分で撮ってきた写真を参考に単純化、Illustratorで作成。これもけっこう面倒な作業でした。

右の四角の中がひとつのピクチャ。このサイズのものを6枚つなぎました。丸の中は拡大したもの。

(2009/ 2/13)

大量のビルのテクスチャを作成

東京、靖国通りの神保町周辺の3Dデータを作成しました。900メートルくらいの区間の通りの両側の景観。
作ったといってもモデリングはほとんど単純な箱を並べたようなもので、作業のほとんどはその箱に貼るピクチャの制作。200点以上作りました。現場で取材・撮影してきた写真をまずPhotoshopで変形して、パース(遠近感によるゆがみ)を取る。切り抜きツールのオプション「遠近法」をオンにしてゆがみを取りたい平面を囲み、切り抜きを実行すると台形だった形を長方形に一発で整形してくれます。その先はひたすら手作業です。街路樹、通行人、車などを取り除く。下の写真の建物は条件がいい方で、ほとんど街路樹に隠れてしまって形状が見えなかったりすると別アングルの写真から窓などを描き起こさなくてはならないことも多く、小さなビルでもものすごく時間がかかりました。作成したデータの完成画像

(2009/ 2/11)

みぞ引き実演ムービー

テクニカルイラストレーターのアシスタントになって最初にマスターすべきことのひとつが溝引き(みぞびき)でした。もちろんPCなんか登場するよりはるか昔のことですが。絵の具をつけた面相筆で直線を引く。細いシャープな直線が引けないとメカのイラストは描けません。直線だけでなく車の外観のドアの継ぎ目なんかもこの方法で描きました。いまとなっては溝引き用のガラス棒はなかなか売っていないかもしれません。でも不思議なことに溝の付いている定規はふつうのスーパーの文具コーナーなどでもときおり見かけます。ガラス棒はキャップをしたボールペンなどでも代用できるので、興味のある方はチャレンジしてみてください。
mixiに動画がアップできるので、いたずらに作ってみたみぞ引き実演動画です。何年ぶりかでやったみぞ引き、緊張しています。

(2009/ 2/ 9)

コンパクトデジカメのほかに

昨年デジタル1眼レフを購入。ニコンD-60。入門機のような機種ですが。
子ども達が小さかったころはよく出動していたカメラ、仕事の取材以外にめったに出番がなかったのがそれを期によく持ち歩くようになりました。
写真って絵よりむずかしい。絵はまったく苦手な人が描いてもB5の小さなスケッチブックの1ページ全体を埋めるのにはそこそこ時間がかかる、手間がかかる。色なんかつければなおさらです。そうするとその一枚の絵に「ご苦労さんな感じ」がこめられる。そうとうセンスがなくてもデッサンなんかなってなくてもそのご苦労さんな感じだけで価値がでる。それにそのかけた時間のあいだに描き手の体臭が紙にコピーされます。景色を描いても花を描いてもなんとなくどこか描いた人の顔に似た感じがするものです。
その点、写真はカシャッとシャッターを切るだけで1枚完成してしまう。カメラが下を向いているときに間違ってシャッターボタンにさわっただけでも1枚撮れる。そうやって撮れた足下の地面の写真がなかなかもっともらしくアーティスティックだったりして。

(2009/ 2/ 8)

Old Macもまだ健在。

もうWin環境を使い出して7年経ちました。最初は一部のソフトをWinで使っているだけでしたが、徐々にMacを使う率が減って、現在はほぼすべてWinになりました。
でも完全にMacと縁を切ったわけではなく、過去のMOに保存してあるデーターを見たいときはMac7600を起動します。MOドライブがSCASIでWinはSCASIのインターフェースがついていないため。
WinにSCASIのカードをさすこともだいぶ考えたのですがMOを使うこともあまりなくなったので保留になっています。150枚くらいあるMOの中身のデーターベースもMacの中。
実用上はMacとのかかわりはわずかになってしまいましたが、気持ちの上ではMacに未練がいっぱいあります。デスクトップのメニュー、スタートは上に置いていますし、ごみ箱のアイコンもclassic Macのもの。でもOS Xは使ったことがありません。



(2009/ 2/ 3)

マット切りに挑戦

額に入れるマットを切るためのカッターを買って、マット切りを自分でやってみました。マットは、額の中に窓を作る厚紙ですが、切り口が45度にしたいので、通常のカッターで切るのはほぼ不可能です。
買ってきたのは「マットカッター45度」という一番簡単なもの。これでほぼ問題ないのですが、ふつうのカッターの要領で切る紙(下側)へ力を入れて切ると、刃が傾いているため定規から離れていく傾向があるので定規に押しつけるようにして切るのがコツのようです。千円くらい高いのですが、レールのついた専用定規が付属している製品もあるのでその方がやりやすいかもしれません。
窓の四隅の処理も難しい部分。ぴったり切ろうとするよりは、縦横とも数ミリよけいに切った方がきれいにいきます。下の写真はやや失敗例・・。このあともうちょいきれいにできるようになりました。

(2009/1/29)

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