ブレーキ・キャリパーオーバーホール
<リア 作業編>
2001.10.8
リア側ブレーキ・キャリパーのオーバーホールを始める。
この作業を行っている際に、撮影をしている暇がなかったので、写真は後日再現して撮ったものです。
臨場感に欠けますがご了承ください。また、撮影に使用したキャリパーは部品取り用に購入した同型の中古品です。
作業
<注意!>
作業は、各自の責任において行ってください。(当方は一切責任を負いません)
作業場の安全を確保し、けが等には十分注意すること。作業は時間が掛かるので、十分余裕を持って望むこと。
リア側 ブレーキ・キャリパー
ブレーキホースの切り離しを行う。
また、リア側にはパーキングブレーキワイヤーがあるため、
それも切り離す。トグルレバーを手で引っ張りながら行う。
写真左のアーチ状の部品はトルクメンバー
フロント同様、スライドピンのオーバーホールも忘れずに。
ピストンを外す
リアはネジ式になっているので、
左に回して取り外す。
ピストン取り外し後のキャリパー
中に見えるネジは、パーキング(サイド)ブレーキを
引いた時に前後するプッシュロッド。
パーキングブレーキ機構に不調を感じていない場合は、
キャリパー内部のバラシは一切行わない方が良い。
※素人は手出ししない方が良い。
内部部品にサビが発生する可能性があるので、
キャリパー内の洗浄はブレーキクリーナーで行うこと。
しんちゅうブラシを使うと良い。
ピストンシールは新品に交換。(赤グリス塗布必要)
リア側 ピストン。
中に見えるのはアジャスタナット。
ピストン内のOリングを交換するため、
スナップリングを外す。
ピストン内部品。
ベアリング、スペーサーの組み付け順序は覚えておく。
※整備要領書を見ればわかるが、念のため。
アジャスタナットの下部にあるOリングを交換する。
Oリング組み付け時は、赤グリスを塗布すること。
ピストン、ピストンブーツに赤グリスを塗る。
ピストンブーツをピストンに被せ、キャリパーに組み付け。
ブーツをマイナスドライバーなどで溝に確実にはめ込む。
ピストンを右に回せば、キャリパー内にピストンが収まる。
あとは分解と逆の手順でキャリパーを組み付けて行く。これで作業終了。
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