ブレーキ・キャリパーオーバーホール
<フロント 作業編>
2001.09.03
フロント側ブレーキ・キャリパーのオーバーホールを始める。
作業
<注意!>
作業は、各自の責任において行ってください。(当方は一切責任を負いません)
作業場の安全を確保し、けが等には十分注意すること。作業は時間が掛かるので、十分余裕を持って望むこと。
フロント側 ブレーキ・キャリパー
キャリパーを外す
ブレーキライン
ブレーキラインを外す
キャリパー内に残っているフルードを出す
キャリパーからラインを切り離す
キャリパーからピストンを取り出す
ピストン取り出し後のキャリパー
キャリパーの洗浄
キッチン用の中性洗剤で洗う
しんちゅうブラシを使うと良い
洗浄後、乾燥させる
水分を残してはいけない
ピストンも丁寧に洗浄し、乾燥させる
その後、”赤色”のグリースを薄く塗り伸ばす
ピストンシールに”赤色”のグリースを薄く塗り伸ばす
工具を使わず、指で溝に入れ込む
ピストンブーツも”赤色”のグリースを全体に薄く塗り伸ばす
表、裏まんべんなく
キャリパーシリンダー内にもグリースを塗っておく
キャリパーシリンダー内の溝にブーツをはめ込む
これを確実に入れないと、ブーツ破れ(フルード漏れ)、動作不良となる
この作業はエアを使うと早い(ライン接続口から吹き、ブーツを膨らませる)
エアツールが無いときは、クリップで引っ掛けて入れる
クリップはブーツを破らないように先を丸めるとよい
キャリパーにブレーキラインを接続
銅ワッシャーは新品を使用(再使用不可)
ユニオンボルト 締め付けトルク1.7〜2.0kg-m
トルクメンバーからスライドピンを外す
トルクメンバー穴内部とスライドピンをブレーキクリーナーで洗浄する
ピンブーツとピンの先にあるゴムブッシュを交換(向きに注意)
”オレンジ色”のグリースをスライドピンに塗る
スライドピンを回転させながら押し込む
中に残った空気はマイナスドライバーを使って抜く
キャリパー、ブレーキパッドを元通り組み直し、車体側ブレーキラインを接続。ブレーキラインの締め付けトルク1.5〜1.8。これで作業終了。
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