ブレーキフルードを交換するときや、エア抜きをするときは、その作業を2 人でしなければなりません。
走行会などで激しい走りをした後は、ブレーキライン内にエアが発生しがち です。私も走行会へ行った帰りにフルード内にエアが入っていたために、高速 道を走行中ブレーキが効かず(いわゆるペーパーロック)怖い思いをしました。 ブレーキを踏む度に”スコーン!”とペダルが一気に奥に沈み、全く制動が得 られず、必死にポンピングしてやっとこ帰りました。
ま、そういったときには無理をしないで、途中のパーキングエリアなりで一 緒に行った仲間に協力してもらってエア抜きしてから帰ればいいのですが、でき ればいつでもどこでも一人でエア抜きができれば便利ですね。
そこで、雑誌に載っていた方法で「自作ワンマンブリーダー」を製作すること にしました。
まず材料は、
ワンウェイバルブ、耐油ホースは大型カーショップなどに併設されている バイク用品売り場で手に入れました。両方ともバイクの燃料系に使用するもの です。ボトルは蓋のあるプラスチック製。大きさは500ccぐらい入るもので、 中味がすけて見えるものがいいでしょう。D.I.Yショップで買いました。
<作り方>
誰でも2000円以内でできるはずです。市販品のワンマンブリーダーを買 うと6000円前後するそうです。
<使用方法>
このワンマンブリーダーを使うことの目的は、フルード交換、エア抜きをする ことですが、なぜこのような道具を必要とするのか。
ブレーキラインには常にブレーキフルードで満たされています。そこにエアが 入ってしまうと、いくらマスターシリンダーから圧力を加えても、エアを圧縮する のに力を取られてしまい、ブレーキは効かなくなる。この道具を使用することでブ レーキフルードを抜く際に、ブレーキライン内にエアが入らないようにしています。 ワンウェイバルブがあるこでエアの逆流を止めています。では使用方法。
使った印象は、二人で作業した時より補充するフルードの量が若干多いようです。
手伝ってもらえる人がいる場合は、二人で行うほうが早いですね。今回は一人で作業が
できるようになることが前提なので、これぐらいはいいとしましょう。
最近、私は
新品のブレーキフルードとワンマンブリーダーを持ってイベントや
走行会に行くようにしています。