サイドブレーキレバー緩み

2003.02.11

練習会で急にサイドブレーキが効かなくなった。

サイドブレーキレバーの下にあるワイヤーの張りを調整する為のナット。これをいっぱいに締め、調整範囲を使い切っても、ワイヤーの緩みは多少改善するものの、以前のようなカッチリ感が戻らない。乗り方についても今まで通り、十分に横Gを掛けた状態でもサイドターンが決まらない為、何らかの車両トラブルが原因であると判断した。

早速、新品のサイドブレーキワイヤーを入手し、交換。ワイヤーの緩みが多少改善したが、完全に元に戻ったとは言い難い。10年以上使用したものであったが、サイドブレーキワイヤーの伸びが決定的な原因では無かった。

では、一体何が原因なのか?ブレーキパッドも異常が見なれないし、キャリパーの動作に不具合があるとは考えにくい。もう1つ考えられるのは、キャリパーを直接引くサイドブレーキワイヤーの他に、サイドブレーキレバーとサイドブレーキワイヤーを連結するもう1本の中間ワイヤーが伸び切ったことによるものではないか?というもの。そのワイヤーが伸びているかどうか確認する為、コンソールボックスを外したところ、全く別のところに原因が存在していた。


センタワイヤー

 



サイドレバー

 


上の写真に見える通り、サイドブレーキレバーを固定する2本のボルト。何とこれが緩んで、レバーの付け根がグラグラ動いていたのだった。ジムカーナでサイドブレーキを酷使することで緩んでいたのだった。こんな初歩的な部分を見逃していたのは不覚だった。

ジムカーナ車両にとって、サイドブレーキが効かなくなるのは致命的であるため、このような細かな部分も定期的に確認したいものだ。



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