ドキュメント『サスペンション交換』<その3>


//リア・サスペンション交換編//

<<注意!!>>この文章を読まれて、自分でもやってみようかと思っている 方は、自分の責任において行って下さい。また、この作業を行った際には、認証工場 での検査、および、アライメント調整を行うことをお奨めします。



1998.1.3 『新年早々、車いじっている人なんて、メカニックでもいないよな。』と思いながらも早く終わらせたかったので、実家に戻って作業の準備。

年末のフロント交換の教訓より、今回はすこし早めの午前11時より開始。


作業手順

     
  1. トランクを開け、内部両側面の内張りを外す。(ネジ1本、プラスチック止め 具数ヵ所)
  2. フロントと同様にジャキアップ。ウマをかける。
     
  3. リアの取り付けは、上部2ヵ所、下部1ヵ所で固定されています。そのナット を外します。
     
  4. Assyは、ショック本体を内側に押し、下部のジョイントからショックを抜き、フ ェンダーに当てないように取り出します。
     
  5. フロントと同様、Assyがどのように車体に取り付けてあったかをよく確認してください。
     
  6. Assyを分解する場合は、スプリングにスプリングコンプレッサー を掛け、遊びがでるよう縮めます。ノーマルスプリングはかなり圧縮されていますの で、コンプレッサーの掛け方は、スプリングの端から端へなるべく長く掛かるように します。
     
  7. ロッドをプライヤーで回らないようにはさみ、ナットを回して外します。Assyが分解できます。
     
  8. 部品は組み付けられていた順番にならべておきましょう。
     
  9. 組み立て、取り付けは、基本的にばらしと逆の順番に作業します。
     
  10. 最後はエンジンをかけ、前後に少し車を動かした後、フロント、リアともに上部のナットを本締めします。

リアの交換はさほどトラブルも無く、ゆっくりやって(途中で昼飯)午後3時ぐらいには終了しました。

しかしながら、今まで使用していた左リアショックをみてビックリ!!

なんと、オイル漏れを起こしていたのでした。

前々からタイヤ交換をする際に、いつも濡れた感じで、砂がついていたので、気になったことがあっても、『水たまりでも通ったときに濡れたのかな。』程度しか感じませんでした。実はそれがショックのオイルだったなんて。オイル漏れを起こしたショックのロッドを手で押し縮めてみても、ロッドが上に全然、戻ってこない。もう完璧に終わっちゃってました。


今回、サスペンション交換でわかった不具合

     
  1. 左リアショックアブソーバーのオイル漏れ
     
  2. 右フロントロアアーム(トランスバースリンク)のボールジョイントブッシュにクラック。内部よりシリコン漏れ。(未処理)
     
  3. 以前からステアリングをいっぱいに切って戻すと、スプリングが動いて異音が発生していた。【原因】スプリングとアッパーシートの位置が悪かった。(今回改善された。)

今回の『足回り改造計画』は、やっただけの価値があるなと実感できるほど乗り心地が改善されました。バネレートをアップしたにもかかわらず、以前よりも乗り心地が良いです。また、バタバタしていた感じもなくなり、車がより安定したように思います。今後は未処理部分の解決と、イベントや練習会で限界走行したときのフィーリングの確認をします。それと足回りだけでなく、その他のメンテナンスもして行こうと思っています。

クリアランス(フロントタイヤハウス)
クリアランス(リアタイヤハウス)


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