99.6.20

ついに御用!?

自慢ではないが、いままで私は違反で捕まったことがない。当然、免許証はゴールドである。まあ、違反を全くしていないわけではないので、たまたま捕まっていなかったと表現したほうがよいだろうか。

ある夜のこと。国道を走行中、パトカーのすぐ後ろを走行することになってしまった。かなりスローに走行しているので、なぜか緊張してしまいながらも、まるで教習車のような動きでレーンチェンジし、丁寧に追い越した。パトカーは真後ろである。

信号で停車したそのときのことだ。赤灯が回り始め、「前の車、その先で止まってくれるー」とその声はささやくように発せられた。

『俺が何をしたんじゃー』と思いながらも、『たぶん、これだな』と思い当たることもあったりするのだった。

おまわりさん1「免許証見せてくれる?」
免許証を差し出す。
おまわりさん1「整備不良だねー」
「はあ。(やっぱり...)」

夜に一目で分かる整備不良といえば、ライト関係しかない。1年ほど前からマーカー(車幅灯)を『青いバルブ』に交換していた。キレイに光る青だったので、自分はとっても気にいっていた。しかし、一般的にはやはり整備不良に間違いない。マーカーが「青」であってはいけないのだ。(たしか、灯火で使用できる色は、「白」または「黄」でなければならないはず。)

おまわりさん2「車から出てくれますかー」
おまわりさん2(車の前に立って)「人と違うことしちゃダメだよー」
「やっぱりマズイですかね?」
おまわりさん2「ダメだよー、これ自分でやったの?」
「そうです。」
おまわりさん2「簡単にできるの?」
「ええ、バルブを交換するだけです。カーショップに行くと売ってるんです」
おまわりさん2「いまねー、免許証の照合しているから待ってね」
おまわりさん2「あー、あとね、トランクの中を見せてくれる?」
トランクを開ける。
おまわりさん2「刃物とか入ってないよね?」
何?刃物?「車に使う工具類は入れてますけど...」
おまわりさん2「持ってないとは思うけど、最近そういうものを入れている人がいるもんだからね、一応確認すんだよね。うん、うんキレイなもんだ。」
最近はあやしい車も多いからな。自分の車もあやしいのだろうか?
おまわりさん2(パトカーから降りてきて)「(路上で)危ないので車に乗って。」
車に乗り込む。
おまわりさん2懐中電灯で照らしながら「ハンドルとか、シフトとか換えてるんだね。それは換えてもいいの?」
「ええ、大丈夫です。」
おまわりさん2「車内もキレイだね。」
単に車内にものがないだけだけど。
おまわりさん1(パトカーから降りてきて)「免許証をお返しします。それでね、本来はキップを切るところなんだけど、今日のところは注意ということにしておくから、すぐに直しておくように」
「わかりました、どうもすいませんでした。」
おまわりさん1「こんなことでキップ切られるのはバカらしいだろ、彼女にコーヒーでもおごってあげたほうが安いだろう。じゃあ気をつけて帰って。」

このとき横に乗っていたのは、カミさんなので誤解のないように。

結局キップを切られることはなかった。その後すぐにバルブをノーマルに戻したのは言うまでもない。キップを切られるのは何としても避けたいからだ。

しかしだ。違反とはいえ、青色マーカーについては目立つが、人に迷惑が掛かるものではない。別にこれを正当化しようというのではなく、リアのレンズをクリアにして、青や白のランプに換えている車や、ブレーキ踏みっぱなしか?と思わせるような眩しいテールランプをつけている車など、他のドライバーに不快を与えるような車をもっと取り締まってほしい。取り締まっているのかも知れないが、そんな車が多すぎる。

車に個性を出すことは、楽しいことだと思う。しかし人に迷惑を掛けるのはよくない。自分も迷惑を掛けているつもりは全くなかったが、結果的におまわりさんのお世話になってしまった。今回の反省を活かし、今後も他人に迷惑を掛けない個性を車に出せるようにしていきたいものだ。



BACK