2004.04.04 JMRC茨城ジムカーナシリーズ  第1&2戦 茨城中央サーキット

今年もJMRC茨城シリーズの開幕です。

昨年の6月以来、全くといってジムカーナ走行をしていないことから、今回の参戦にあたり、1週間前の3/27(土)に練習会に参加することにした。本番前に少しでも走行感覚を取り戻し、さらには車のセッティングを合わせておきたいと考えていた。

普段履きのRE-01 205/55-15を1セット履き、練習会用のSタイヤD01Jを1セット(4本)、リア本番用のRE-01 225/50-15を2本の合計6本をシルビアに積んで持って行く。5時に家を出て、朝の首都高渋滞にハマりながらも何とか受付の9時前に茨城中央サーキットに着いた。慌ただしくタイヤ交換し、練習走行を開始した。

腕が落ちた為なのか、サイドターンが全く決まらない。若干、ターン時にフロントの入りが悪いのでは?と思い、フロントショックの減衰力を下げてみたり、フロント車高を下げてみたり、走行、変更、走行、変更と繰り返したが、完全に良くなることはなかった。あと残るのはリアのブレーキが本当に効いているかどうかという点の確認。まずローターを見てみると、左のローターに錆が多く残っている。右を見るとサイドターンをしているので当然、磨耗により、きれいな鉄の色であるシルバーに輝いていた。この時点で左のサイドブレーキ機構が機能していないことがわかった。「前シーズンからサイドターンが決まらなかったのはこれが原因だったのか」今さら気づいたとは情けない話だが、モヤモヤしたものが晴れた気がした。その場でキャリパーを外し、手でレバーを動かしてもピストンが出てこない。完全にキャリーパーの動作不良です。この時点でもう午後2時を回っていた。残り3本の走行を諦め、その日は帰宅した。

翌日3/28(日)、交換用キャリパーを探す為、いつも中古パーツを調達している厚木市にある湘和オートサービスまで車を走らせた。しかし、工場の前まで来てみてガックリ、何と休みだったのだ。あとで今月号のCARBOYをみると、その日はちょうど第4日曜日で定休と書いてある。確か、第1、第3日曜日とあったはずだが、あとで確認すると家を出る前に私が見たのは数カ月前のCARBOYだった。こんなことなら、最初から電話注文にするんだったと後悔。翌日朝に「サイドブレーキ機構が確実に動作するものを」と念押しして注文を出し、次の日には入手することができた。

4月1日(木)、会社の入社式&創立記念パーティーに出席後、急いで帰宅し、入手したキャリパーを持って交換作業の為、あきる野の実家へ向かう。以前買っておいたキャリパーオーバーホールキットを使い、劣化しているシール類は新品に取り替え、キャリパーを交換。その日のうちにサイドブレーキの動作を回復させることができた。

練習会に参加したことが、結果としてトラブルの発見に役立った。腕を磨く為にも、車両をベストコンディションに保つ為にも、練習会参加は大事であると痛感した出来事だった。

当日、あいにくの雨。久々のイベント走行は完全にウェットとなってしまった。今年からJMRC茨城シリーズは1日に2戦を同時開催する。第1戦2本、コースレイアウトを替え、第2戦2本の計4本の走行となる。1本目からガンガン攻めたいところだが、サイドブレーキが完全に効くかわからないし、当たりも出ていない。第1戦はムリでも、第2戦の3本目、4本目までには感覚を取り戻し、サイドターンを決めたいところです。

JMRC茨城第1&2戦コース図

今回のコースは、コース全体を使ったターン主体コースレイアウト。第1戦と第2戦との違いはコース上段のターン。コース下段のレイアウトは全く同じ。

  

さて、結果は?


=第1戦結果=
JMRC茨城第1戦 NTR結果

 



=第2戦結果=
JMRC茨城第2戦 NTR結果

 


第1戦は予想通り、ふるわない18位。

第2戦は何とかとどまった15位。

第1戦の走行1本目、ウェットに合わせ、タイヤの空気圧を前後共に1.8Kg/cm^2と下げる。まずはこれで走行することにした。イメージトレーニングを何度も繰り返し、走行に挑む。スタートするとエンジン回転数が高すぎたせいか、ホイールスピンが多く、さっそく失敗。しかし、サイドターンではバッチリ、リアがロック。スライド量が多くカウンターを当てる状態となったが、ターンは問題なく出来ている。「やはりこうでないと!」と久々の感覚に、失敗をよそにニヤリとした。タイムは1'18"625と19台中18番手。

走行2本目、サイドブレーキが効いてしまえば、あとはアクセルでスライドをコントロールすればターンはかなりいい線までいける。しかし、2本目は他の選手たちもタイムを縮めてくるだろうから、相当なタイムアップが要求される。サイドターン4ケ所を0.5秒づつ縮めて計2秒、できれば他のセクションでもタイムを1秒程縮めたいところだ。スタートすると回転数を3000回転程に抑えたにもかかわらず、まだスピンが多い。ブレーキングを併用し、スライド量に気を使いながらサイドターンをクリアしていく。1本目との違いはリズムに乗れていること。リズムを取ることでステアリング、サイドブレーキ、フットブレーキ、アクセルワーク、シフトワークすべてが同期する。タイムは1'16"503と2秒以上タイムアップを果たしたものの、他の選手のほとんどがタイムアップしている為、順位は変わらず18位に終わった。

第2戦の走行1本目、ウェット路面にだいぶ慣れが出てきていることから、イメージが実走行とマッチしてきている。第2戦のコースは、若干のレイアウト変更のみで、前走までの走りがそのまま参考になる。慣熟歩行しながら前走の反省点を思い出し、対策を考える。シフトチェンジをなるべく余裕をもって完了させること、シフトチェンジの合わせは回転数のなるべく高いところで行うことなど、久々の走行で忘れていた基本的な部分に気を使うように自分に言い聞かせた。3本目の走行となると、サイドブレーキも当たりが出始めてきたのか、微妙な調整ができている感じだ。コース前半のターンセクションでは確かな手応えがあった。タイムは1'10"036と13番手となる。

この調子で2本目もタイムアップをしたいところ。スタートもまずまず、ミスなく走行を続けていく。しかし、大きく回る3本パイロンのところでは思うようにターンできない。タイムは0.2秒ダウンとなった。1本目のタイムで15位で終わる。トップとは5秒という大きな差が残る結果となった。

車の動きは良くなっている。あとは練習時間を多くとりたいところ。トップとの差がなかなか縮まらないが、今回のコースであれば3秒差以内まではどうにか持って行きたいと考えている。そうなってくれば、コースによっては勝負になる場面があるはず。まずは練習によりその差を埋めるよう努力していこう。今シーズンも入賞(6位以内)を目標にがんばります。今後も応援よろしく!!


シルビア
シルビア走行中!
撮影にご協力感謝致します。 



シルビア





180SX
撮影をしてくださった、180SXの出澤さん。 
ありがとうございました。



180SX






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