2002.11.17 | G6ジムカーナ フェスティバル2002 | 浅間台スポーツランド |
最近どうかしてるなあ。今回もデジカメを忘れてしまいました。会場で撮影した画像はありません。ごめんなさい。
G6ジムカーナ フェスティバル2002です。
なんだかんだと試行錯誤しながらも、今年1年G6ジムカーナを追ってきたが、早いもので締めくくりのフェスティバルとなった。今回でG6は5戦目となるが、フェスティバルに相応しく、参加台数は195台!!(当日未出走があり正確には187台)FR1クラスは何と23台が出走!!2000cc以下のFR車がジムカーナイベントでこんなに集まるのを見るのは初めてである。自然と気合いが入る。この日のゼッケンはクラスではラストから4番目。ゼッケンの並びは、過去の実績や経験などでラストへ行くほどその度合いが高い。俺って、イベント参戦経験は50近くあるかも知れないが、G6はおろか、過去にもあまり実績は残して無いけどなあと思いながらも、今回はフェスティバルだし、最後にドカンとおもいっきり楽しく走ってみるか!?そんな感じでいた。それと、この日は私のバースデー。祝うような歳でもないので、いい結果を出して祝いたいものだ。
G6ジムカーナ第6戦ALEXラウンドの翌週、FISCO Nコースの練習会に参加した際、サイドターンが全く決まらない状態に陥った。原因はサイドブレーキワイヤー。シルビアの場合、サイドブレーキレバー下に調整用のナットがあり、それを締め付けて行くとワイヤーの張りを調整できるのであるが、そのナットを目一杯締め付けても、ワイヤーの張りが弱く、サイドブレーキレバーはスコーン!と上がってしまう。念の為、整備要領書の手順でオートアジャストが効くように実施したがダメ。車高が下がりリアキャリパーとの距離が近づいたこともあるかも知れないが、それにしても調整範囲が無くなってしまうのは伸び切りも考えられる。ジムカーナをやっていながらも新車から1度もワイヤーを交換していないこともあり、この際いい機会なので新品に替えることに決定。たまたまヤフーオークションで新品の出物があり、左右各1本まとめて2000円で安く入手できた。シルビアはパーツに恵まれているとつくづく感じる。交換後、張りは戻ったが調整範囲は一杯に近い状態。いつ調整範囲を使い切るかわからない。残すはレバー部にあるフロント側のワイヤー。調べてみるとこのワイヤーも交換できるらしいので、替えておきたい。この部分は交換が間に合わないのでそのままである。
この日は冬の始まりを感じさせるような寒さ。天候は曇り。路面も冷えきっている。1日を外で過ごさねばならない冬の寒いイベントでは防寒着が欠かせない。レーシングスーツの上から着れるもので、風を通さない素材でできた服上下を準備した。この日はホッカイロが活躍した。
計2回通過する奥のパイロン2つをまわる際の走り方について、1回目を回るときのサイドを引くポイント、戻ってきて2回目を1速で小さく回るか、多少ラインをふくらませて2速で回るか、ギア比の合わせを考えると多少悩んだ。途中にある3つの180°、三角おむすび、フリーのターンはうまく回れる自信あり!
さて、結果は?
もう1歩の11位。
まだタイムを詰める余地があっただけに残念に思える。
1本目、いきなりスタート失敗。路面が冷えていたせいか、タイヤが食いつかない。ホイールスピンが多過ぎた。気を取り直して奥のパイロンへ。2つのパイロンの1本目をスーと入って車の向きを変えながら、ズリズリラインを2本目のパイロンまで膨らませ完全にグリップが回復したところでアクセル全開で脱出するイメージ。場合によっては途中でサイドを引く。実際に走ってみると、2本のパイロンは思ったよりも距離があり、1本目に入り、次のパイロンをパッと見た瞬間ににズリズリ流す事を止める判断をし、2本目まではグリップでアプローチする体勢をとった。その後チョンとサイドを引いて向きを変える。あれ?あまりサイドが効かなかったような感じだが気のせいか。
このあと、180°ターンで気がづいた。やはり”サイドブレーキが効かない”。走行前、まさかとは思いながらも、心の準備だけはしておいた方が良いと、180°ターンはなるべく横Gをためてからサイドブレーキを引こうと考えていた。これが功を奏して、サイドを引いた瞬間「ウォォォ!」と叫びながら気合いを入れて引き続けた結果、車は向きを変え、ロスを最小限にとどめた。パイロンを過ぎた時点でリアが流れ出した為、グリップでも良かったのでは?と思えるようなターン。見ている人は失敗ではないがそれに近いと思ったに違いない。悩んだ奥2回目の旋回は2速。車速を落とさないことに全神経を集中させた。
悪夢は再び訪れる。三角おむすびターンでは、緩やかにスーと入り、なるべく奥でチョンとサイドを引いて回る予定でいたが、「ウォォォ!」とサイド引いても何も起きない。その分ロスが増えただけで、結局グリップで回ったのと同じになってしまった。このセクションは失敗に終わる。
最終関門のフリーターン。チョン引きはどうにもならないが、ドカン引きは何となりそうなので、覚悟の上で挑んだ結果、何とかなった。
2本目。サイドが効かないことを前提に走行イメージを組み直す。引いた瞬間「あれぇぇ」とならぬよう、ターンはすべてドカン引きで挑む。イメージさえできていれば「計画通り」走る事ができる。狙うは2秒のタイムアップ!
結果、チョン引きができない2箇所は、車速を多く残したままドカン引きで向きを変え、そのままドリドリ走行。自分としてはこの方が走っていて楽しいことは間違いない。タイムは詰まらないだろうと思っていたが、1秒半近いタイムアップ。1本目の”その場しのぎ”の走りと違い、ハンデを抱えながらも、イメージ通り走れた事がタイムアップにつながったのだろうか。
ここ何戦かはイメージ通りに走れている。新規投入した足回りが貢献しているのだろう。しかも、2本目タイムアップは確実できるようになった。1本目で得た情報や反省点が、2本目の走りに反映される。今年最大の進歩だと思っている。絶対的なパワーやウェイトによるハンデがあり、そのときのコースレイアウトで勝負の行方がある程度決まってしまうのは仕方が無いが、腕を必要とするテクニカルな場面ではまだまだ勝負できる。この翌週、シルビアを車検に通した。新車から12年目、走行96000Km。来年もこの仕様でG6を追うことになりそうだ。
この日、G6フェスティバルの目玉!大抽選会が行われた。多くが車関係のパーツで魅力的。車高調新品数セット、各車種大形リアスポ、バケットシート、ヘルメット、ステアリング、ジャッキ、テント、ラジコン、オイル、アクセサリーなど小物に至るまで、もの凄い商品が放出された。複数当った選手の中には「年間の参加費相当が景品で帰って来た」という人もいたようだ。といことで、私も4枚(4戦分)あった抽選券の内、2枚が景品に化けました。