2002.03.31 | G6ジムカーナシリーズ第1戦 アルファラウンド | 浅間台スポーツランド |
今年もG6ジムカーナシリーズが開幕した。年間6戦+フェスティバルが開催される予定で、6つのショップが主催するジムカーナイベントである。参加する車両の約80%が競技用Sタイヤではなく、レギュラータイヤ(RE-01、NEOVA、FM901など)を装着して競うクラスに集まるという、ちょっと珍しいイベントである。参加車両はナンバー付き車両であることが条件で、クラス分けはSタイヤとレギュラータイヤ、駆動方式(FF、FR、4WD)、排気量、軽自動車、レディース、AT車により12のクラスに分けられる。参加者も初心者〜全日本戦選手まで幅が広い。今回の参加台数は募集台数いっぱいの140台。申し込み開始から9日!?で募集台数に達したということからもこのイベントの人気が伺える。希望者は全日本車の同乗走行も体験できる。
今回、私が参加したクラスはFR1クラス。レギュラータイヤで排気量2000cc以下の後輪駆動車が参加するクラス。参加台数は16台。このクラスも盛り上がりを見せている。
昨年1年間は、子供が生まれたばかりということもあり、2回の練習会に参加するだけでイベント参戦をせず、ジムカーナ活動を休止した。今回は約1年半ぶりのイベント参戦である。しかしながら、この日の為にわずかながらも準備はしてきた。
まずはタイヤ。手持ちのタイヤはスリップサイン出のR881と普段履きのW10。W10もほとんど山なし状態のため、『POTENZA RE-01』を購入。サイズは205/55-15。レギュラータイヤクラス参加を考えての購入だった。
次にFRPボンネット。少ない予算の中で、タイヤの他に何を行うべきか?悩んだ結果の購入決定。最近悩んでいる自分の走り方と現在のセッティングとのギャップを埋めるため、何らかの足回り改善を望んでいたのだが、今の足の問題点を洗い出しすること、また、以前からフロントヘビーなシルビアを改善したかったこともあり、FRPボンネットで軽量した後も足回りは何らかの見直しが必要になることを考えると、足をいじる前に入れておきたいこともあり、今回思いきってボンネットを軽量化した。如何なる効果を発揮するだろうか!?
コースは、奥の旋回とそれに絡む全開区間、ゴール前のターンが特徴のレイアウト。
さて、結果は?
いいとこ無し、無念の14位。
練習走行。早朝の雨により路面はハーフウェット、後半ゼッケン89番であったため、路面はある程度乾いてきていた。久々のイベントの為か、フロントショックの減衰調整を忘れ、そのまま走行してしまった。気づいたのは走行後であった為、走っている最中は、濡れた路面とタイヤグリップを探るので精一杯だったこともあり、前後の減衰バランスが違っているとは考えもしなかった。後で考えてみると、ケツを出して走るつもりの場面で全然出なかったのはこいつが原因だった。また、この時に感じたのがタイヤからのインフォメーション不足。このタイヤで全開走行したことがない為、どこが限界なのかわからない。またウェットとは言え、タイヤからの手応えが思ったよりも感じられない。ステアリングを切る量を調整できない。どうにもできなかった。
第1ヒート。完全にドライとなり各選手タイムアップしてきている。自分も練習会での反省を踏まえ、2秒タイムアップを目標にイメージトレーニングをくり返す。自分の中で走るイメージは固まっていたが、そのイメージ通りに走りが当てはまらない。また、ドライにもかかわらず、タイヤからのインフォメーションが相変わらず少ない。グリップが不足している訳では無さそうだ。長いブランク、初めてタイヤ、練習不足。これらは全て自分の鈍った感覚が原因だろうか?練習走行からは1秒のタイムアップにとどまる。
第2ヒート。タイヤの空気圧を変える?ショックの減衰を変える?散々悩んだ末、1ヒートと同じで走ることにした。タイヤのグリップを活かし切れていないと判断し、もっと攻める走りをすることに。とくにコース奥旋回での進入スピードは上げられると判断。ケツを出してアクセルで回るつもりで挑んだ。が、実際にはケツを出すことは出来ない。フロントタイヤはアンダーが出始めるので、既にキッカケは失った。イメージ通りに走れない。最後のターンも同じ状態だったため、中途半端となり失敗に終わる。今思えばやはりショックの減衰のバランスを崩し、オーバーステア方向にセットすべきであった。ステアリング操作にもお粗末さを感じられ、違和感を感じるほどだった。
結果としては、いいとこ無しでイメージ通りに走りができなかった。タイヤの性能を引き出すための調整不足、練習不足による走るための感覚の鈍り...
強敵揃いのクラスであったとは言え、反省の多い今回は全く勝負になっていないのは大いに反省すべきだ。今後、多くの走り込みが必要であると感じた。
今年はG6をはじめ、レギュラータイヤで参加できるイベントを中心に活動する予定。いままでに無い悔しさを味わった事をバネに今後も精進していく。今後も応援よろしく!