2000.6.18 JMRC茨城ジムカーナシリーズ第3戦 筑波サーキットジムカーナ場


前戦のビリショック(今年入賞することを目標にしているのに、まともに勝負になってないなんて。これではシルビア=やっぱりジムカーナでは遅い車だと言われかねない)により、「このままではイカン!」と思う日々が続いた。そこで「復活へのシナリオ」を考えた。

  1. まず、車両を現仕様のベストに近づける
  2. その状態で多く練習に参加する
  3. 悪い点を洗い出す
  4. その解決策を考える  
  5. 改善後、再び練習に励む

当然やるべきことだと思える内容も、出来ていない今、あえて整理しておく必要がある。ビリになる原因を冷静に分析するために。

まず最初にやるべきこと、『デフのオーバーホール』&『アライメント調整』から始めることに。デフについては、約1年前からオイルでごまかしながらオーバーホールを先延ばしにしてきた。そのためターン後の立ち上がりなど車が前に進まないなど、本来の効果は全くなかった。アライメントについてもバッチリ調整することにした。両方の作業を2週間前には上げてもらい、当日までにはデフの慣らしも完了させた。

復活へのシナリオにいちばん重要な項目である、多く練習をするという部分については仕事の関係上、土日の練習会にしか参加できない。平日は仕事をうまくこなし、土日に時間を作れるようにすることが必要だろう。まずはそれを続けることからやっていこう!?

当日、今回は茨城中央サーキットではなく、筑波サーキットジムカーナ場での開催である。ここを走るのは1年半ぶりだろうか。前日までの天気予報を当てにして、万全の雨対策をしたものの、最高気温が28℃ほどの暑い天気となってしまった。前日まで仕事が忙しく、この日は寝不足状態。そこに日ざしが痛いぐらいに差し込んでもんだから、体力が急速に奪われていく。車よりも先に人間が参ってしまいそうだ。

JMRC茨城 第3戦 コース図

筑波サーキットジムカーナ場は、四角い平地。コースとしては四角の中に大きな円を描くようにパイロンが設定されている。その途中にターンが入れられている。

さて、結果は?

JMRC茨城ジムカーナシリーズ 第3戦
RDクラス 参加台数7台
順位 名前 参加車名 ベストタイム
岡本 和弘 ピットインPBR関東DLレビン(E-AE86) 1'02"780
井ノ口 大輔 KOYO無罪モラトリアムMR2(E-AW11) 1'02"780
川崎 幸雄 KOYO☆AW11MR2極上車(E-AW11) 1'04"110
佐々木正見 Cruxデザインカプチーノ(E-EA21R) 1'04"910
内田 稔 PAPA☆シロクマロードスター(E-NA8C) 1'05"500
上野 政三 平澤輪業RTTスピンロードスタ(E-NA6CE) 1'05"980
上塚 浩司 DjacNAシルビア(E-PS13) 1'08"920

何とまたもやビリ、7位。

今回、慣熟走行が行われた。デフが良くなった効果が大きい。ラフにアクセルを開けても車が前に出る。いままでのデフが効かなかったことが良く分かる。が!今の自分には使いこなせない!!まず、クラッチミートのタイミングが合わない。というか、合わせられない。もっと早くつないで、デフを活かすようにしたいところ。また、ステアリングの戻しを早くしなければ折角のトラクションが、舵角の着いたフロントタイヤに邪魔される。これら2つのことは、いままでのダラッとしたターンをしていたための悪い癖が体に染み付いているからだろう。そういった意味では、今までの車とは別物である。今日は新しいデフを活かし切れないと感じた。

第1ヒート。ターンは今まで通りのダラッとしたターン。ミスなく通過する。この走行でいちばん気になったのは、外周をうまく回れないこと。思ったよりもロールが大きい。自分自身の横Gに対する感覚が鈍ってアクセルを踏めていないのかもしれない。この後、RDクラスの1本目の走行を撮影したビデオを、上野選手から見せてもらったところ、スタート方向に戻ってくる外周のコーナリングは大きくロールしていることが分かった。しかし、アクセルを緩めるほどのコーナリングスピードは出ていないようである。その証拠にタイヤは鳴いていなかった。もっとアクセルを踏んでいける。この走行、トップとは5秒の差がついて、ビリの状態である。

第2ヒート。暑さで体力は限界に近かった。昼飯のチキンカツが胃にズシッときている。体力が下がって、胃が弱まっている証拠だ。そんな状況の中、2本目をスタートさせる。走行イメージは完璧であるが、思っているような走行にならない。ヤバい。そして中間の180°ターン、集中力が切れたのかパイロンに寄り過ぎて巻き込み。痛恨のパイロンタッチ。この時点でまたもやビリが確定してしまった。

岡本選手と井ノ口選手が2本目同タイム。結果、1本目のタイムで上回った岡本選手の優勝となった。

車を整えたつもりがこの結果。自分の力不足を改めて感じてしまう結果となった。しかしながら、ロールの不満はあるものの、車は確実に良くなっている。あとは練習することで自分の力を上げて行くしかない。ロールに対する対策は、すぐに思い付くのはスタビライザーの剛性アップであるが、もう少し冷静に分析していこうと考えている。復活に向けて地道に努力を続けていこう。いままで以上に応援よろしく...



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