○回路について


・回路図中の □- の部分が88の拡張スロットの信号線につながります。

・A0~A7,D0~D7は2か所ありますが、どちらも同じ信号なので
 実際には1か所につないでください。

・DRAMのダンピング抵抗の47Ωは調整が必要な場合があります。この抵抗は
 信号の反射による誤動作を防ぐためのものです。
 (でも実際には変える必要はないと思います)

・各ICの+5V,GND間に一つずつ0.1μFのセラミックコンデンサをつけます。

・電源の本体に一番近い部分に47μF程度の電解コンデンサをつけます。

・DRAMまわりの回路図は一部略してあります。RAS,WE,A0~A8は
 32個全て共通で、CASは横8個ずつが共通、DI,DOは縦4個ずつが共通に
 なっています。また、A0~A8の9本は1本の線でまとめて書いてあります。
 (わかりますよね?)

・JPはバンク設定用のジャンパです。Y0~Y3のいずれか一つをショートします。
 ジャンパの内容は以下のとおりです。

  Y0:00~07H,10~17H,20~27H,30~37H
  Y1:08~0FH,18~1FH,28~2FH,38~3FH
  Y2:40~47H,50~57H,60~67H,70~77H
  Y3:48~4FH,58~5FH,68~6FH,78~7FH

 M*シリーズの場合はY1、それ以外の場合はY0が標準です。
 変更する必要がなければ、ジャンパを用いずに直接配線しても構いません。

・TTLにLS以外のS,F,ALSなどの高速タイプのものを使用していますが、
 DRAMに120nsのものを使えば、すべてLSタイプでも可能と思われます。
 (試した訳ではないのではっきりとはわからない。もしかしたら150nsのもの
  でも全てLSを使っても大丈夫かもしれない)

・ROMKILL信号は本体上でワイヤードORされる場合があるので、オープン
 コレクタのバッファでドライブする必要があります(LS04などは使えません)。

・回路図の書き間違いはありません(と思う^^;)。ただし、設計上の問題はないとは
 言いきれません。

・電源、GNDの配線はすずメッキ線、その他の信号線は30番(0.26mm)のラッピング
 用ワイヤを使いました。ただし、DRAMには合計で最大800mA近い電流が
 流れますので、DRAMの電源まわりは十分に太い線で配線する必要があります。

・DRAMはサンハヤトのDRAM増設用基板を用い、8個ずつ4段に重ねて実装
 しました。この場合、CASの15番ピンだけ外側に折り曲げておいて後で別に
 配線します。ソケットを使うと高くなりすぎて拡張スロットに入らなくなって
 しまいますので直付けしなければなりません。

・実際に製作をする場合には、各部のはたらきをよく考えて頭に入れておいて下さい。