〜The 120%〜

Rising Force のサウンドにどこまで迫れるのだろうか?

ギターだけコピーしてもダメ!! というのが、コピーに対する私の考え方です。 全てのパートの基本的なプレイは可能な限り忠実にコピーし、彼らが自由にやっているところは自由に。 たまには、完全コピーというのも面白いけども、それよりは彼らが自由にプレイするところは私も自由にやる。 なぜなら、彼らは同じプレイは2度とやらないから。。。。私はギター弾きなので、ギター以外は忠実にコピーし、YMが自由に弾くところは私も自由に弾きます。 これこそ究極のコピーなのではないだろうか!? いや、究極はJohansson兄弟と一緒にプレイすることだな!!

GUITAR:

私はUSAの74年までのものであればOKです。 ボディ、ネックの材質には全く興味ありません。 軽くて、弾きやすければOK! ちなみにYMはボディはサウンドには影響しないと言ってますが、私はうなずけます。 PUはHS−3以外はマウントしたことがないです。 昔はもっとGuitarについて拘っていましたが。。。。。ギターは電気製品じゃないから同じものは二つとない。 だからYMと同じものは手に入れることはできない。 基本的な条件さえクリアしていれば大きな違いはないというのが私の考え方です。

AMP:

こればっかりは、やはり同じ仕様のものを使いたいですね!! 他のものは満足できませんね。 基本的に同じアンプと同じギターを使っても毎日微妙にサウンドが異なるというのが私の経験的な考えなので、弾いていて気持ちが良ければOK! 気持ちが悪ければ、気持ち良くプレイできるようになるまで調整します。 細かいことは考えません。 気持ちが良いか悪いかだけです!

EFFECTS:

昔はほとんど興味なかったですね。 でも、86年のYMのラックを見て変わりました。 私の場合、同じ音を得るために使うというより、同じものが使いたい! 同じ効果を得たい! という欲望の方が強いです。 とりあえず、雑誌の写真を見て設定をして接続の順番は思考錯誤ですね。 とにかく、同じ機材を使うといのが私の考え方で、設定や使い方は自由にやります。

KEYBORDS:

これが一番重要なパートだと考えます!! これこそ、同じものを使わないと全く違う雰囲気になってしまう。

DRUMS:

これが一番難しい。 昔のモデルはなかなか中古でも出まわらないし、アンダースが使ってたモデルはわからないし。。。。写真は少ないし。。。ほとんどあきらめの妥協です。 ドラムマシーンで可能な限りフレーズをコピーする。 できればチューニングまでコピーしたいところですが。。。。

BASS:

ベースは弾けるけど、今のところ購入の予定がないというかあまり弾きたくない。 とにかく手が痛い! そのうちリッケンかテレキャスを手に入れたいですね。 当面はMIDIで我慢!

EXAMPLE:

最近はなかなかスタジオにも入る機会がないので、1992年ごろの古いテープから少しだけ紹介してみますね。 Guitarソロは即興なので聞き苦しいところも多分にありますが。。。。Guitar-> DOD FX-50B -> Marshall-> Power Soak -> 激安アンプ(2万円程度)のように接続して自宅のバスルームでマイク録りしたものです。 最近は近所迷惑もあって、まったく録音してないので年内中にはスタジオ入りして録音したいですね。 それからスピードはライブを意識して若干早めで、Keybord,Bass,Drumは全てMIDIです。

No.1 Trilogy Suite OP:5 (Part1)......準備中!

No.2 Trilogy Suite OP:5 (Part2)......バトル1

No.3 Trilogy Suite OP:5 (Part3)......バトル2

No.4 Demon Driver....................番外編!

と言うわで、とても古いデモテープでしたが、楽しんで頂けたでしょうか?まあ、こんな感じで遊んでますという例です。

私にとって1985年、東京でのライブビデオ、特にイントロのキーボードによるソロと1曲目の I'll See には特別な思い入れがあります。 Deep PurpleのLive In JAPANのHighway Starはよく奇跡的である称されるが、I'll Seeもこれに匹敵する出来映えであると思っています。 Live In JAPAN の三枚組みを聞かれた方はご存知かと思いますが、奇跡的であるという意味もよくわかります。 イントロのキーボードから始まり、ドラムが、ベースが、そしてギターが鳴る。 ギターの擦り付け、キーボードソロ、ギターソロ、ボーカル。。。何をとってもカッコ良すぎます。 全てがカッコよすぎます。

Rising Force の場合は I'll See のオープニング、ギターの擦り付け。。。などなどカッコ良いところは随所に見られるが、なんと言ってもギターソロは圧巻です。 本人にもう一度再現させても同じニュアンスが出せるかどうか。。。結構、偶然にでたノイズがカッコ良かったりしますからね!

と言うわけで、久しぶりにコピーに挑戦してみました!

これは、Yngwie J. Malmsteen Mega Fan Site! の Starts Project という企画でエントリーした曲のアウトテイクです。 わりと長いソロで、スピード、ブロークン、アーミング、こまめなPUチェンジ等の高度な技術が凝縮したソロです。 私の場合、何時もライブを意識しているために、一発録りが基本で編集はあまりやりません! 完全コピーを意識した場合、1曲通して演奏するのはなかなか難しいです。 特にこの曲は微妙なトーンのニュアンスが出しにくいのです。 ソロ前半部がうまくいったと思ったら後半部がダメとかいうテイクが多くて、なかなか総合的に納得行くテイクが録りにくかったです。

Stars Project アウトテイク集

Key,Dr は例によってMIDIで可能な限りライブを忠実にコピーしました。 また、G は DOD + SANSAMP TECH 21.NYC を使用しましたが、やはりYngwieの曲には不向きです! Marshall 1987 を使えないのが非常に残念です!!

No.1 I'll See The Light, Tonight(Take1)......ハーモニックス美味!

No.2 I'll See The Light, Tonight(Take2)......イマイチ!

と言うわけで、1999.09.04 ようやくマスタリング完了!!

しかしながら、予定していた Trilogy Suite OP:5 は都合により見送りということになってしまいました。 応援してくれた方々には本当にごめんなさい。 簡単に説明すれば、レコーダー(愛器 TASCAM 388 STUDIO 8)が壊れてしまい、時間と経費を大幅に浪費してしまったことが原因です。 結局すべて録り直し。

で、内容の方はどうかというと、少ない時間の中で製作したにしては、まあまあのできではないかとと思います。 まだまだ、手直ししたいところはたくさんありますが。。。。。時間切れ!

自主製作盤でもっと完成度を上げよう!!

今回のコピーであらためてYMの凄さを実感しました。 どうじに、数年前にコピーしたときに比べると、私自身の聴力が上がっていることに驚きました。 昔は聞こえなかった音がなぜか聞こえるし、フィンガリングにしても特に悩むことなく、自然に弾けたりと不思議な気分も味わえてとても楽しかったし、新しい発見も幾つかあった。 これは大収穫!! 本人にしてみれば、このころの指ぐせでしかないと思いますが。。。。。私にとっては今までのもやもやがスカッと晴れた気分です。

また、昔のアルバムのYMのソロと最近のそれと比較する良い機会でもあったと思う。 昔のソロはYMのエッセンスが凝縮された感じで、とにかくバラエティーに富んだフレーズの嵐。。。このころのディミニッシュは難しい!!

では、ぜひ聴いてやってください。

How many miles to the Heaven !