パルナス(ПАРНАС)日記---探訪編

since 1998/05/18
last update 1998/09/11
5/16
喫茶があるという噂を聞き「ピロシキセットでブランチだ」と勝手に思い込み西宮に向かう。駅裏に駐車し電話帳で電話番号を捜し場所を確認する予定だったが、何と電話帳にない。104で確認するが「尼崎にはありますが西宮にはなし」の返答。落胆して駅そばを歩行中に あっさり発見、ったくもー電話のない店鋪だとは。行き掛り上エクレアを3*2個購入。おばちゃんに「スメシは無いですか」問うも、「御飯は、、、」撃沈。


5/31
ついに豊中の喫茶を発見。とりあえず山幹で豊中方面に向かうが、生来の方向音痴なので、道が細くなるに伴い、何が何だか分からなくなる。川べりの細い道を適当に走ってると、パルナスのバン発見。そして間もなく、それらしきモスクワ風の屋根が、、、これぞ夢にまで見た(うぞ)パルナス喫茶。名神のインターのそば、住所も名神××町だった。関係ないが、斜め向いがラブホ。正式な店名は「高速豊中店」
店内には、2人しか客がいない、おい大丈夫かよ心配、ピロシキセットを注文。店内を見渡す、何か訳のわからないロシア人が写った写真が一杯貼ってある。ピロシキセット到着、あったかいピロシキに、ロシアドーナツに紅茶、これで500円。
何年かぶりのピロシキは正に絶品だった、油っこくないパン地、ゆで卵を混ぜ挽き肉っぽいごつごつとした食感を抑えたマイルドな具。これぞに日本人向けのピロシキの決定版でしょ。ロシアドーナツもなかなかでっせ、初めて食ったけど色んな具が入っていて舌を飽きさせない。これで紅茶がついて(紅茶以外も可能)500円、おいおい安すぎるよ。青山のケーキセットより絶対に価値がある(きっぱり)。
幸福感に浸っていると、14人程がどどどと入店、店内が一挙に活気を帯びて、少し安心。私は、ピロシキを2個おみやに買う(一個150円)。こんだけ楽しんで、消費税込みで840円、次は別のメニューにトライするぞと堅く決心した。
7/5
サッカーばっか見てて、すげー久しぶり。数日前、読者から寄せられた、パルナス情報がきっかけだった(ありがとうございます)。昨日の午後3時頃に、曽根店を襲撃(中原名人の口調で)した。
まだやってるかな、との不安をよそに。曽根駅前に改装されたパルナスは悄然と営業していた。半端な時間だったんで、何を頼むか迷う。まずメニューをチェック。高速豊中店のメニューとは違う(豊中店のメニューは、周囲にネズナイカ物語(FAQ参照)の登場人物の絵が書いてあったが、これにはない。カレーとかピラフとかスパゲティーとかにあるけど何だかな〜。始業点検、ピロシキ、よし、ボルシチ、よし、壷焼き、むむむ無し、、、ちょっと悲しい。ここはボルシチを食して、ピロシキはテイクアウトにするとの基本政策、でもボルシチだけじゃな〜、およ、ロシアントーストっていうのがあるぞ。ウエイトレス(パルナスには惜しい美人、何のこっちゃ)に、ボルシチと〜ロシアントーストと〜と言うと「それでしたらロシアンセットが」との優しい言葉。有り難く採用、ロシアンセット(=サラダ、ボルシチ、ロシアントースト)+アイスコーヒー+ピロシキ3個テイクアウトを注文。
店内を観察、パルちゃんが汽車に乗った人形が飾られている。あとは、ロシア的な写真が至る壁に。カウンターを見ると、おおおお「新装開店記念スピードクジ」、商品はっと、おおお、パルナスTシャツとお皿だ(Tシャツはクジをひかずに買い取ると決意)。
ロシアンセット到着、正直に採点するとサラダとトーストは合格、ボルシチは不合格。不合格の理由は、、、ビーツと肉とサワークリームがない(まあこの値段ではね〜仕方ないか)。まあ、満足。
勘定、「ところで」と話を切り出す。相手して下さった中年女性(何か字面が悪いな、非常に魅力的な方でした)と最近のパルナス情勢について話し込む。すると、驚愕すべき事実が次々と、、、
「高速豊中店が閉店したと聞いて心配で来たのですが、阪神野田店とかは?」「閉めました、喫茶はここと寝屋川だけです、ピロシキのテイクアウトは多分ここだけですね」
「店がどこにあるか調べてるんですけど、なんばとか」「なんばは止めました」
「ここに飾ってあるパルちゃんの人形ですが、、、」「鑑定団で7万とかでやってましたけど、当時でも10万はしました、絶対売りません」
「ネズナイカ物語は???」「社長のところに一冊残っってます、もうロシアにも無いんじゃないでしょうか」
「あのTシャツを買いたいんですが」「あげますよ、でも子供ものですよ」(無茶苦茶ラッキー)
以上の悲しい情報をパルマップに反映させる。嗚呼、どうなるパルナス、どこへ行くパルナス。
最後にゲットしたTシャツに記されたロシア語?
Московский вккус!パルナス
Русские кексы и пирожки!
Груаинские опюда и хлео!
Кофе и Ресторан《Буфет》
7/25
相変わらず、更新をさぼっている。今日はやぼ用で会社を休み、少々時間が出来たので、喫茶がつぶれたというパルナス野田店に行くことにする。阪神野田で下車してしばしキョロキョロする、何か昔と駅周りの店並が変わってるような気がする、そして喫茶はすっかり姿を消していた。ふーむ、お店はどこに、、、こういうときの嗅覚は結構効くようになってきた。駅前にはジャスコ、まあここら辺かなと思って1Fを散策、ほどなく発見。店構えはあんましパルナスっぽくないけど、珍しくソフトを売ってたので、巨峰ソフトを食す。店のおねーさんに「喫茶って閉めちゃったんですね」と聞くと「はい」との答え。うむ、残念だけど頑張ってくれと心でエールを贈りながら、その場を立ち去った。

8/10
今日から夏休み、意を決して南海沿線捜索の旅に出る。なんばから南海にゆられて30分、河内長野到着。駅構内には、それらしき店なし。周りのビルにも見当たらない。こんなときは、電話帳を見るに限る。おっとちゃんと載ってるぞ、住所は本町、あれ駅内じゃないか!駅に戻り見直すと、何と改札の真ん前に、、、シャッターが閉っていてまったく気付かなかった。でも日曜と言うのに閉ってるということは。駅員に「パルナス閉店しちゃったんですか?」と聞くと、「分からないけど、昨日も今日も朝から閉ったまま」との答え。このまま撤退なのかパルナス、やりきれない気持ちで、次の訪問地、初芝に向かう。
田舎の雰囲気が漂う初芝、こんなことでも無ければ絶対来ない初芝、ありましたありました、改札を出た真ん前で営業してた。本当に良かった。一応改札を出てソフトクリームを購入。店のおばさんに「河内長野店、閉ってましたね」と話を振る、「ああ、閉ってましたか」との反応、「それで心配で見に来たんですよ」「そうですね、なんばも閉めましたし、でも本社の方で決めることですから」「とにかく頑張って下さい」と激励。次の訪問地、堺東へ
初芝を離れ、堺東へ向かう車中ぼんやりと窓を眺めていたら、「あれー、パルナスだ」何と三国ヶ丘駅のホームでパルナス発見、咄嗟のことで下車できなかったが、ひさしぶりの新たな店の発見。すごくうれしい。そして、この店には永く続いてほしいと心から願うのであった。
堺東到着、駅からエスカレータで地上一階に出ると、すぐ右側にパルナスはちゃんと営業していた。またソフトクリームというのも何なので、プリンを一つだけ頼み、店の前でおもむろに食す。プリン初めて食べたけど、結構おいしいじゃんか、これで100円、しかも5個だと400円だよ、安すぎるよパルナス。ということで、とりあえずなんばに戻り、なんば店がなくなっているのを確認した。あああ、新しいグリコの看板でも見て帰るか

8/11
連日の探索、今日はまず伊丹店を確認しに行く。昔の阪急伊丹駅の再建工事が急ピッチで進んでいたが、隣の仮設タミータウン中のパルナスは健在。良かった、良かった。帰省向けの詰め合わせセットを購入。おばさんと、しばし談笑して、おまけの煎餅まで貰って、最後は例によってエールを送って去る。
かくて全く未知の京阪寝屋川に降り立つ、とりあえず下車して附近を見回すが、どうも見当たらない。が、線路をくぐって逆側に回るとあっさり発見。基本的にパルナスの立地非常に良い、閉店してる場合以外は捜すまでもなく発見できている。商店街の入り口で菓子店の右奥が喫茶、まあ、とりあえず久々の喫茶だ入店。実は、私パルナス喫茶ではまともなお食事メニューをオーダーしたことはない。パルナスに旗を振っておいて言うのもなんだけど、軽食以上の食事はパルナスちょっと弱いと思います。これは味の問題では無く、モスクワの味かどうかの問題で、まあぶっちゃけた話し典型的喫茶のランチメニューと一緒なんだな。例えば、スパゲティーナポリタンといった感じ、決してアラビアータじゃないんだ。でも、そういった食事が無性に欲しくなる時間も有るんです。
しかし、残念ながらメニューにはカレーとスパゲティーのみ(サンド類の軽食は有ります、外ではロシア風パン150円も売ってる、念のため)。じゃーカレーセットかな。カレーは味的にはちょい辛、外見はルー+肉だけど意外にいけた。食べてから店長に近辺にパルナスは無いかと尋ねるが、分からないとこと。でも、店は結構はやってた、私の隣のテーブルのおばちゃんは、「冷コーと、あとケーキは何でもえーわ」と注文してました。
近鉄沿線は気になるけどとりあえず、今回で探索は一段落します。でも新しい店とかの情報は、随時待ってます。

8/30
とりあえず終了と申し上げたけど、よしえさんから寄せられた近鉄情報に勇気づけられ、探索に向かいました。
まず、八戸ノ里に向かいましたが、予想通り捜索は困難を極めました。とりあえず、電話帳を見るも記載なし、西宮店のように電話がないという例もあるので駅周辺を歩き回りましたが成果なし、駅そばの交番も無人だったので、古そうな喫茶店に入って、おばちゃんに、「つかぬことを、、、」と聞いて得た情報は
「だいぶ前に閉店した、現在は(方向を示す動作)カメラ屋」だそうです
カメラ屋を確認しました、痕跡は見つからなかったけど、如何にもという店構えでした、合掌
ということで、以前情報があった山本に向かう。改札降りて右の南口であっさり発見、さすがパルナス立地は抜群、フローズンコーラを注文(邪道か?)、おばちゃんとちょっと会話、他に近鉄沿線には店はないとの答え、落胆。
とりあえず?私の得た情報に基づくパルナス訪問は今回で終了ですが、まえたさんからの「「本社(豊中)に付属して売店ありの情報の確認をもって最終としたいと思います

9/11
先日、ついに本社付属売店に突入しました。生来方向音痴なので、豊中をぐるぐる走り回って、まえたさんの写真(すくすくHPのパルナスミニ情報参照)の実物に会えました。まえたさんのレポート通り、黒塗りの車がやっぱり玄関に駐車してました。
車がとまってる玄関に向かって左側のサイドが社員用の出入り口みたいになっていて、菓子売り場はそこにありました。でも、守衛はいないけど会社の中に入った場所なので一般の通行人はちょっと入りづらいです。と、足を踏み入れると、ショーケースの右奥にはデスクがずらりと並べられていて、背後にはタイムカード入れが、右前には「堺東店」とか、数店分の仕入れ表?が、どたっと置かれてて、あまりにディープだったのでちょっとたじろぐ。意を決して、「ここ、普通の人でも買えるんですよね」と声をかけて、クレーモフのセットを注文。それを聞いて、おばちゃんは外の工場?の方に向かう、しばし後に箱入りクレーモフを持って生還。レジとかないので、生々しい手書き領収書を貰う。
ここで、そばに居た男性に質問、「あの〜ちょっと伺ってよろしいですか?」とりあえず、了解をえる。「あの、パルナスを応援しているんですが、今後の計画とかは、、、」「まああ、店はどんどん減らしていますんで」、いきなりのカウンター、気を取り直して「ここの工場とかを見学はできないんでしょうか?」「いや、それはちょっとできませんね」、、、気まずい、「パルナスの昔のCFとかをダビングさせて頂くことは」「それも、ちょっと」、ここで引き下がってはいかん「パルナスの歌のテープは実費で頂けると聞いてますが」「テープは無料でお分けしてます」歌の頒布に関する政策は確立してるようだ。「ネズナイカ物語の本について、、、」「以前誰かに貸して戻って来ていません、ここにはありません」ということで、誰か”ネズナイカ物語”をパチッた輩、が買いますから連絡してね。
何か対応して下さった方が無気力な気がして、悲しくなりました。さて、私の得た情報に基づくパルナス訪問は今回で終了です。
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