Story03 Ettin's Riddle 出奔 |
前回のの冒険で、3人はめでたく2レベルになった。 | |
トッシュ | 1lvがローグがメインのアプレンティスだったので、晴れてまっとうなローグ1lv/レンジャー1lvになったですよ。今回はレンジャーでHPを決めるですね。とうっ!うっしゃ10!HP18〜 |
アンラスタ | おお!たのもしい!私は3しか増えなかったTT。一応2桁だけどね |
アイザック | 私、ルールブックを読んだんですが、魔法使いは使い魔を持てると書いてあるんですが。 |
トッシュ | うん、でも100gpかかるでしょ?われわれの前回の冒険はおもっきし赤字で皆ほぼ文無しなんだけど。 |
アイザック | えー。でもーボク貴族だしぃー。100gくらいポンっとーとかぁー。 |
マスター | そうですね。使い魔はつけてあげましょう。 |
イインスパの軍隊は近づきつつあった。そんなとき、火打ち石の城の穀物倉庫に悪い魔法使いが入って火付けをした。一人で倉庫を見にいったアイザックは、魔法使いに呪文で眠らされ(先にスリープを撃たれた)、縛られて穀物もろとも火の中にほうりこまれた。イバルの弟子のアバルと名乗った魔法使いは、大喜びでそれを見ていた。そのときトッシュとアンラスタのところに、一羽のカラスが飛んできて人語を話した。「かあ、かあ、わたしのご主人が大変な事に!」このカラスは使い魔ガラスで、新しいあるじのアイザックに呼ばれてここへ来たということだった。トッシュとアンラスタは急ぎ戻ってアイザックを助けた。魔法使いは逃げた。 |
アンラスタ | しかし、イバルの弟子アバルか。そんな風に名乗るからには師匠は有名なのかな? |
アイザック | 君が助けを呼んでくれたんだね。 |
マスター(カラス) | カーカー!危ないところでしたねご主人様! |
トッシュ | 炎のダメージ3ラウンドも食らってよく生きてたなあ |
マスター | てなわけで、使い魔カラスの能力ですが、これこれこーいう・・・ |
アイザック | 警戒(Alertness)がもらえるのはいいなあ!離れてても意思疎通が出来るのもいい!あ、そうだ。名前をつけなきゃなっ。カラスだからレイブンにしよう! |
トットッシュとアンラスタは、城の物知りな司祭にイバルとは誰かと聞いた。イバルというのは西の丘の塔に住んでいた悪い魔法使いだった。この城の先任司祭で腕じまんの男が、これを討ちにゆき、戦ってともに死んだということだった。トッシュとアンラスタは、アバルはイバルの塔の廃墟に住んでいるのではないかと思い、退治に行こうと思い、男爵の許しを得て城を出た。 しかしアイザックは一緒には行けなかった。 |
マスター(家令) | なにをおっしゃいます!このお家の一大事に!アイザック様には、お父上の代わりに兵を指揮するという大事なお仕事がございます!これこそ嫡男としての勤めでなくてなんといたしましょうか!?ささ、お戯れはそのくらいに、明日の出兵の演説の練習をなさいませ! |
兵糧が足りないので敵を野戦で迎えうとうということになり、アイザックは重い甲冑を着て演説の練習をさせられた。家令の息子で強い兵隊のクロムが、アイザックに演説の練習をさせていた。 |
トッシュ | んじゃーおれたち行くから。アイザックがんばってね |
アンラスタ | 決して見捨てるわけではありません。きっと戻ってきますゆえ(笑) |
アイザック | あううっ!もうちょっと待ってて〜 |
マスター(クロム) | ささ、練習の続きを。もっと大きな声をださねば兵どもに聞こえませんよ |
(全員) | おお、クロム(笑)(※クロムのプレイヤーは いない。) |
アイザック | えーと、鎧を脱いでですね、「はい♪」とクロムに渡して |
マスター(クロム) | な、なんですか? |
アンラスタ | ああ!ひっでー |
アイザック | だってえー。しょうがなかったんだよ・・・。 |
行ってみると小さな村があり、その北に塔の廃墟があった。村はこのところ、エティンという二つ頭の巨人に襲われて難渋していた。村人に話を聞くと、エティンはいつも謎かけ歌のようなものをつぶやいているらしい。 |
アンラスタ | そのような僧侶には一言意見してやりたいなあ。 | ||
マスター(村人) | そのお坊様は、ずっと昔に北の塔に住んどった悪い魔法使いを退治しに行って、相打ちになったって聞いとります。 | ||
アンラスタ | ぬう!この歌の作者はくだんの先任司祭であったのか; | ||
マスター | そらーそうとエティンの謎かけ歌は、建物の壁に殴り書いてあったり、村人が聞いたのを総合すると、こんな風につぶやいとったですよ。 | ||
__ | この謎歌はなにの歌 この生きものはなにものぞ 二つ頭のわしらだが 生れた時はただ一つ わしらは仇を報いたし わしらは傷を癒したし わしらは人を守ったが 六本腕の王さまに ついうかうかと誘われて 負けを知らない神さまに たてついたのが運のつき 一つ頭の生れだが 二つ心に分かたれて 今は頭も二つなり |
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トッシュ | しかし、俺達エティンなんかと戦えるの?。めっちゃ強いような気がするんだけど。UOだとオークよりちょい強いくらいだから弱いような気になるけど、ゲームによって強さって違うからなあ | ||
アイザック | うーん、アバルと関係あるかどうかも良くわからないしねえ | ||
アンラスタ | 確かに、われわれの当初の使命とは違うが、困っている人を放ってもおけないし、少し調べてみるか。 | ||
トッシュ | 本日より俺様、足跡追跡(Track)が使えまーっす!野外知識(Wilderness Lore)でチェックするんですよね。ていっ・・・10・・・ | ||
マスター | ま、巨人の足跡なのでそれほど苦もなくわかります。北に向かっているみたいですね。 | ||
アンラスタ | 北。イバルの塔ってのが確か北にあるはずだ。今は廃墟のはずだが | ||
トッシュ | 怪しいっすね。行きましょう | ||
マスター | 半日ほど歩いたところで、皆さん隊列を組んでください。 | ||
アンラスタ | む!来たか? | ||
マスター | Spotを行ってください。目標値15。 | ||
(全員) | 失敗しました!・・・(顔を見合わせ)え? | ||
マスター | ええっ?!・・・えーとですね、オークが6体、彼らは不意打ちに成功しました・・・ |
アンラスタ | ぐは!HP-7です。あ、このターンの最後に止血チェックーして失敗、HP−8TT・・・後よろしく・・・死んだかなあ; |
トッシュ | おれ残りHP2?オ、オークつええーーーままずい!とてもまずい |
マスター | 次のラウンドです。プレイヤーキャラの皆さんもイニシアチブを振って、行動する事が出来ます。このイニシアチブはとても大事です。がんばってください。 |
トッシュ | よっしゃ、20!オークより速い!あとはアイザックが敵より速くスリープを撃てれば・・・ |
アイザック | 1。イニシアチブ上昇のFeatがあるので5。 |
マスター | ・・・・オークは10です。さあ行きましょうか。 |
トッシュ | えーーーーと。完全防御(Total Defence)!でAC23!んで、「おら!どんとこーいこの豚野郎!」と挑発・・・されてくれーでも攻撃あてるなー頼むー |
マスター | (なにやらチェック)4体がトッシュに。お、さすが完全防御、全部ハズレ。よかったですねー。 |
トッシュ | あ、残り2体は・・・? |
マスター | で、2体アイザックに・・・1発命中で10ダメージ・・・? |
アイザック | 私HP11なので生きてます!私の番ですね? |
(全員) | おおおおおお |
アイザック | ここで唱えると敵の機会攻撃(Atack Of Oppotunity)が来るんですっけ。1マスだけ下がって呪文はOKですよね? |
マスター | あ、しまった!オークもう1歩ずつ動いてたらアイザックは動けなかったのに! |
トッシュ | しまったってあんた; |
アイザック | では、スリイイイプ! あ、いやちがうちがう「来ないでええ」(爆)(2d4を振る) すげえ!8体まで効きます!抵抗すんなー!寝ろー! |
マスター | オークのセービングスロー・・・ちぃっ!全員失敗。皆寝ました!!! |
アンラスタ | すばらしい!そりゃそうとこのラウンドの最後に私の止血チェックー失敗ー・・・現在HP−9です。ああ、なんだか川が見えるー向こう岸におばーちゃんがー |
トッシュ | 生き残った;はいいがアンラスタ〜!;。応急手当します!ってどうするんでしたっけ? |
マスター | Healスキルを使って、スキルなけりゃWisボーナスだけ足して目標値15です。 |
トッシュ | SkillもWis修正も無いしあああ失敗ー |
アイザック | ひひひょっとして、ボクが成功しなきゃ? |
マスター | 死にます。さーどうぞ |
アンラスタ | おじいちゃんがおじいちゃんが |
アイザック | ボクもスキル無いんですがTTううううていっ!成功!!! |
アンラスタ | ふううううううTT;しびれるなあああ |
トッシュ | 助かった;;・・・・はいいけど、このHPマイナスのアンラスタをどうする? |
アイザック | は!ヒールする人がいない!ポーションもない! |
アイザック | かついで帰ってね(TT) |
寝こんだアンラスタを治すために、トッシュとアイザックは森のなかの薬草を取りにいった。二匹の人食い鬼に襲われ、トッシュは大けがをし、アイザックは殴り殺されそうになった。そこでカラスのレイヴンが、まわりを飛んで人食い鬼をからかった。人食い鬼はカラスを棍棒で殴り、カラスはキャッと言って死んでしまった。 |
二人はやっと薬草を持って帰り、アンラスタの傷を治した。 やがて塔の廃墟に行くと、そこに魔法使いのアバルはおらず、二つ頭のエティン巨人がいた。エティン巨人が嘆いて言うには、彼はむかしは人間で、城の先任司祭で、兵を率いて悪い魔法使いのイバルを打ち殺したが、魔法使いの最後の呪いでこのようにされてしまった、神に祈りを捧げると謎歌を解けば人間に戻してやろうと言われたということであった。 |
トッシュ | そーか、先任司祭は死んだんじゃなかったんだなー |
マスター(エティン) | うう・・・わからん・・・答えは「エティン」ではないのか?・・・なぜだ?・・わしの信仰が間違っているというのか? |
アンラスタ | 村人に「おらはたたかいにいくぞ〜云々」とかいう歌を教えたのはあなたでしょう。ハイローニアスは確かに戦神ではあるが、そのようなただ闇雲に戦うという教えは存在しないはずです。 |
アイザック | うーむ。なんだろう?考えられえるのは「自分自身」とかなんだが・・・ |
トッシュ | 「このいきものは〜」って言うくらいだから、具体的な生物の一般名詞を指すのでは? |
アンラスタ | そうか!ならば・・・答えは人間だ! |
アンラスタが謎歌の謎を解いて、エティン巨人を人間に戻した。 村に帰ると悪い知らせが来た。すでに戦は敗れ、城は囲まれ、「お世継ぎのアイザックさまは演説のあと敵中に駆けこんだがそのまま生き死にも知れない」とのことであった。クロムが身代わりをしたのだった。 皆は城に戻った。城は囲まれていた。アイザックは城に帰るといったが、アンラスタとトッシュは「ここで死んでも何にもならないから落ち延びよう」と言った。 アイザックは魔法を使い、見えない月光文字で腕輪に「ぼくは生きている」と刻んだ。アンラスタは腕輪を持ち、城を囲むインスパ公にお目通りを願い出て、城内への降伏の使者に立った。インスパ公のわきには悪い魔法使いのアバルがいた。アンラスタは腕輪を渡して男爵を説き伏せ、男爵は妻のドロテと息子のスティーヴを連れて降伏し、ニロンドの国の宮廷へ引かれて行った。アイザックとトッシュとアンラスタは丘を越えて西の国へ長旅に出た。戦場にカラスの群が鳴いていた。 |
アイザック | とほほほ;逃亡者かあ〜もっとかっこよく出奔したかったなあ。 |
アンラスタ | まー仕方が無い。明日の栄光のために今日の屈辱に耐えるのだ。 |
トッシュ | しかしなー。また今日も収入なしかあ。借金はなくなったが金も無い。清く貧しく美しく。あ、ちょっと三匹が斬るみたいかな? |
アンラスタ | いや、実は人間に戻った前司祭から彼が昔使っていたロングソードを頂いたんだが、これ魔法感知(Detect Magic)かけてみたらビカビカ光るのだ。 |
トッシュ | おおおお!魔法の武器!!そ、それ、オレに・・・ |
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今回はちょっと難しい注釈 | |
今回はレンジャーでHPを決める マルチクラスのキャラクターのレベルを上げる場合、その時に上昇したクラスの上昇HD(ヒットダイス)を振り足してHPを決定する。トッシュの場合は、アプレンティスという特殊なルールを使っており、今回はレンジャークラスを上昇させたとみなし、HDとスキルを決定した。アプレンティスに関してはマスターガイドブック参照。 使い魔 SorcererやWizardは、使い魔(Familiar)と呼ばれる魔法生物をお供にできる。カラス、カエル、ネコ、こうもり、フクロウといった種類を選べ、種類によって様々な特殊能力がある。 100gp 使い魔は、召還するために触媒を100gp必要とする。と思ってたら、1Lvの時はただで持っててもいいのね。 「かあ、かあ、わたしのご主人が大変なことに!」 触媒の金を使わずにこのような登場をしたのは、マスターの温情である。普通自発的にこんな行動はしない。 カラスだからレイブン ravenは大ガラス。crowはカラスの総称あるいは中型のものを指す。小型はrook。 UO ウルティマオンライン。てか、WebじゃあD&Dより知名度高いか。 足跡追跡(Track) 地面に残った足跡を見て、追跡したり生物の種類や人数を推測できるFeat。レンジャーはクラスFeatとして最初から持っている。このFeatを使用するには、野外知識(Wilderness Lore)スキルを必要とする。 野外知識(Wilderness Lore) 食料調達や危険な地形、天候の回避など野外におけるサバイバル能力に関するスキル。前述の足跡追跡Feat使用時のチェックとしても使用できる。動植物や気候そのものに関する知識は自然知識(Knowledge:Nature)スキルとして区別される。 不意打ち サプライズラウンド(Surprise Round)という特殊なラウンドから戦闘が始まる。サプライズラウンドでは、不意打ちをしかけた側とそれに気づいたキャラクターのみが「部分的行動」(通常の行動よりも短い)を行う事ができ、気がついてない(この時から自分のターンが来るまでの状態を「Flatfooted」という)キャラクターは行動はもちろん、自分のACにDexボーナスを足すこともできない。要するにスキだらけなのだ。 完全防御(Total Defence) これを攻撃の代わりに行った場合、AC+4となる。 私HP11なので生きてます! アイザックはConボーナス+3ある。 機会攻撃(Atack Of Oppotunity) 敵の白兵武器が届く範囲で魔法詠唱や射撃、無防備な離脱など、スキのある行動を取った時、即座に「機会攻撃」という通常行動とは別の余分な白兵攻撃を受ける可能性がある。人数が少なく前線を形成しづらいこのパーティは、実は「機会攻撃」ルールのためにかなり苦戦している。 1マスだけ下がって呪文 「1マスだけ移動」は行動ルールの例外で、移動にカウントされない移動であるといえる。このアイザックの行動で、2マス以上移動して呪文を打ったなら「機会攻撃」を受けることになる。また、移動以外の行動は行わないなら「機会攻撃」は発生しない。 おじいちゃんがおじいちゃんが うわごと。 二匹の人食い鬼 オーガ。割愛してあるが、しゃれにならんかった。生きててよかった。こんなんばっかし。 カラスのレイヴンが、まわりを飛んで人食い鬼をからかった。 マスターの温情である。普通自発的にこんな行動はしない。 カラスはキャッと言って死んでしまった。 使い魔が死ぬと主人は経験値を失い、1年間新しい使い魔を持つ事ができない。今後アイザックは毎回時間経過を綿密に記録することになる。結局、アイザックはスリープを強行、2人とも半死半生になりながらもオーガを眠らせる事に成功。スリープ呪文は4HD(4レベル)までの生物にしか効かないので、ぎりぎりセーフだったといえよう。 おらはたたかいにいくぞ〜云々 この歌はおおもとのシナリオ自体にはないマスターのオリジナル。プレイヤーは全員めっちゃ気に入っていた。 クロムが身代わりをしたのだった。 マスターはクロムのプレイヤーに、「クロムはこの後どうなるのがいいか?」を聞いてみたところ、<大変面白い答え>が返ってきたとの事。プレイヤーにはいまだ知らされていない。 見えない月光文字 Arcane Markという0レベル魔法。アイザックはこれを取得してRead Magicを取って無い事が判明した。 明日の栄光のために今日の屈辱に耐えるのだ。 それが男というものだとわしは思う。 魔法感知(Detect Magic) 魔法の力を探知する魔法。時間をかけることによって魔力の数や強さも判るが、どんな魔法かどうかは判らない。 |