Escape to Win
−勝利への脱出−
ガンがんいこう!! 第2部
ところで、話の展開がよく見えてない方への解説。
このページは、わたくしキャン2!!(読み方はきゃんつう)が人類の希望を背負って、宇宙からやってきた悪性新生物をやっつけてしまおうという、ちょっとイッテるページです。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、一部マニアの中で静かなブームだった「ガンがんいこう!!」というホームページの続編にあたります。 作者のなかでは、『がんがんいこう』3部作として、「ガンがんいこう!!」、次に「Great Pleasures」、「Forever Guns」にしたかったのですが、予定を変更せざるを得なくなりました。
第1部でコテンパンにしたはずの悪の組織の残党が居たのです。やつらは復活の機会を伺っていたようです。まるで機動戦士ガンダムの続編がいつまでも終わらないような、またはジェイソンがしつこく何度も復活するような状況です。
自称「元患者」だったのですが、現役に復帰してしまいました。このミッションインポッシブルな状況を打破できるのは私しかいないからです。どうしても戦場に行かされてしまうランボーか、わしは。
などと言いつつ、すでに戦闘中です。
第2部が始まってから初めてこのHPをご覧になった方で、興味のある方は第1部のほうもご覧くださいませ。
1998年8月14日(金)
痒い。カユイ。かゆい。なんじゃこりゃ。
ジンマシンみたいなのができて、体中かゆくてたまらん。
掻いて掻いて、体中斑点だらけである。
痒くて痒くてイライラするし、眠れないし、飯は食えんし、体調が絶不調だった。
8月12日(水)に入院して、ジンマシンの点滴をしてもらったらす〜っと消えた。久々に熟睡できたという感じじゃ。
ということで、やっと掻き掻き転じて書き書きできるまでになったというわけじゃ。
しかし昨年の入院前も別の皮膚病を患っていたからな。皮膚病おそるべし。
まいった。このパソコンには、これまでHP作成に使っていたHOTALLというソフトが入ってないんじゃ。CD−ROMが会社にあったので、取りに行けなかったんじゃ。先週の金曜日に入院決定して、月曜日は会社に別れを告げに行くつもりじゃったんじゃが、カユミに負けてどこにも出られない状態じゃったからのう。主治医に「今すぐにでも入院させてくれ」と泣きついたくらいなんじゃから。
<BR>とかいうやつを手作業で入れねばならん。面倒だ。
ということで、当分はごくごくシンプルなHPになるじゃろうて。
1998年8月15日(土)
暑い、熱い、アツイ。
ここのクーラーは夜の9時くらいに切れるんじゃ。
このくそ暑いのに、まったくタマラン。
しかし、それより気に入らないのは、クーラーが切れた途端に窓とドアを全開にするオヤジ。(本当はジジイと呼んでやりたいが。。。)
せっかく冷えてる部屋の空気が全部逃げるじゃないか。
室温がゆっくり上がっていって外気温と同じ位になってから外の空気を入れなきゃ。
でしょ。
ちょっと廊下に出てみて部屋に戻ったとき、まだ部屋のほうがひんやり感じる間は部屋は閉めとかなきゃいけないの。
でもなぁ、気の弱いわしとしては、頑固ジジイにそんなこと説明できんのよ。
昨日は頑固ジジイが外泊してたから実験してみたんだけど、約1時間は部屋の中のほうがすずしかったぞ。天気が良くなかったせいもあるが。それでも良い天気の日でも、せめて30分は部屋のほうが涼しいだろう。
でも今日帰ってくる。また9時ごろに「おいおい、まだ開けるなよ〜」と心の中で呟くことだろう。
1998年8月16日(日)
テレビに一言。
女子相撲チャリティーゴルフかと思ったぞ。
栄養取りすぎ、日本人女子プロゴルファー。
高校野球アンパイア、そんなの見逃してやれ。
1998年8月23日(日)
「痛み」というのは、生命エネルギーをかなり吸収してしまうものである。
胸にカテーテルを入れてから、なんかしっくりこなかったのだが、18日には我慢できない痛みに変わり、「とにかく抜いてくれ」と主治医に言った。主治医は触診してカテーテルが原因ではないんじゃないかと思うと言ったが、私がかなり悲壮な顔をしていたのだろう。カテーテルを右胸から左胸に入れ替えてくれた。入れ替え直後は、胸の痛みも取れ、ほっとした。
しかし、その晩からまた痛み出した。大の大人が泣き出しそうな痛みなんじゃ。夜中中吼えまくったぞ。そうそう、白血球が早速下がったので火曜日からクリーンルームと呼ばれる個室に入っている。叫んでも泣いても大丈夫じゃ。
しかし、部屋の外に出れないので原因を探ろうにもCTとかを撮りに出れんのじゃよ。CT撮りに行って肺炎で死んだらしゃれにならんじゃろ。とにかく、痛み止めの薬で対処しておくしかないわけ。
ああ、つらかったともさ。
痛み止めといっても、そりゃ全部の痛みが取れるようなもんじゃないからの。体を動かせば『ムギュ』という言葉を発しそうになるわけよ。ということは、寝返りが打てないってことなんだよ。これは辛いぞ。胸の痛みだけで十分なのに、腰が痛くなってくるんじゃから。やせ気味で脂肪がついてないし、病院のベットのクッションなんか期待しちゃいけないぞ。
あ、そうそう、今私が寝ているベットなんか、側面の柵の付け根が腐ってポッキリ折れたぞ。わしが八つ当たりをしたわけではない。この部屋に入ったときから折れそうだった。
腰痛のほうは、家からクッションを持ってきてもらったり、バンテリンコーワ液状を塗ったりしたおかげで、楽になった。このバンテリンはいいぞ。筋肉痛の薬なんじゃが、わしの中ではこれに勝る薬はまだ現れていない。
ここまでで、痛み止めを駆使しつつなんとか安定した暮らしができるはずじゃったんじゃ。アイツがくるまでは。
アイツは突然やってきた。便秘から来る腹痛じゃ。まさにおなか痛い状態。もう勘弁してくれ!!こんなに痛いのは初めてだ。
下剤は2日くらい前から飲んでるのに、お通じの気配が全くないんじゃ。あとは座薬と浣腸のみ。浣腸はなんとなく嫌だったので、お通じの座薬を入れた。待つこと40分、そろそろかと思い、便器にかがむ。さぁ、お待ちかねのアノ波動がやってくるぞと期待していたが、うんともすんともぐっともこない。がっくし。
しょうがないので、とうとう最終兵器の登場だ。
こんなところで浣腸プレイができるとはおもっていなかった(@たくじ)。
グリセリンだったかワセリンだったかを注射器でぶちゅ〜と注入するんじゃ。そうすると腸の動きが活発になりすぐに便意を催す。看護婦さんは、ねばれるとこまでねばってからの方が多く出るというので、便器に腰を掛けガマンガマン。「もぅだめ」となったところで波動砲発射!
宇宙戦艦ヤマトの波動砲発射シーンが頭に浮かんだぇ。ん、ん、ん?巨大ミサイルが砲筒をすり抜けていく感触がないぞ。最後の切り札も失敗。 わしのこの下腹部の痛みはなんなんじゃ?それと6日分のうんこちゃんは何処へ? おかし過ぎるぞ、わしの体。
それでも腹は減る。夕食を食べたら、食い終わったとたん腹の痛み。食い過ぎの時の痛みじゃ。病院食はそんなに量があるわけない。おとなしくしてれば和らぐかと思ったが2時間たっても3時間たっても良くならん。ひどくなる。腹痛で夜眠れないとは、わしゃ泣きたくなったよ。
こりゃ内臓がツイスト踊ってるんじゃないのかな。今日はエコー(超音波診断機)で診てもらったが、いかんせんエコーでは、胎児におちんちんがついてるかどうかの判断はできるが、わしの体の不思議を究明することは不可能だったようだ。
ガマンできなくなったら看護婦さんに痛み止めをもらうようにしている。飲用・座薬だ。薬の効果がなくなり始めるのが分かるときは良いんじゃが、突然切れる場合もあるんよ。 これが大変。激痛の状態で服用して、効くまでの時間が地獄じゃ。知り合いのF1レーサーが、ピットストップに手間取ったときには1秒間が1日にも1年にも感じられたといってたくらいじゃから。わしにとっては、このときの1分は1時間くらいに感じていたかもしれん。
そんなこんなで、ここ数日のわしは、『痛み』にさいなまれている。この日記も1日分になっているが、いつから書き出したのかよく覚えていない。 今は痛み止めの筋肉注射を打ってもらったので落ち着いているっちゅ〜ことじゃ。
1998年8月30日(日)
=== キャン2のメモより ===
かばりヤバイみたいだ。肺炎といっていたが、カリニ肺炎らしい。カビがなんとかって言っていた。あお向けにねるとノドがゼイゼイして苦しい。
おきていれば、こきゅうに関してはOKだが、腹が痛くなりそうだ。

1998.09.16更新