第49回阪神3歳牝馬S(第113号) |
阪神・芝1600・曇良・1997年11月30日
レースに出ずも評価高まるロンドンブリッジ!! |
本紙の見解・・・ 「ファビラスラフイン」「キョウエイマーチ」と2世代で牝馬G1ホースと縁があった松永幹騎手。 今年も「ロンドンブリッジ」というパートナーを得て、3世代連続で牝馬G1ホースをゲットする幸運を得ました。 ・・・、というコメントまでイメージしていたのに、残念ながらロンドンブリッジはこのレースを回避。 多少脱力感を覚えながらの本紙の見解です。 本命には前走のファンタジーSで「ロンドンブリッジ」にそこそこ抵抗してみせた「◎シンコウノビー」を、 対抗にはファンタジーS3着の「○ダイワリプルス」を指名します。 彼女たちの活躍で、間接的ながらロンドンブリッジの評価はますます高まることになるでしょう。 |
本紙予想・・(馬連)◎-○×3、◎-▲、◎-×、◎-× |
的中者・・(複勝)雪絵 |
綾塩ひ都美穴石明博雪櫃りよか豊岡高 子見で築智待川美文絵石むめや村村田 |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
---|---|---|---|---|---|---|
−△−−−○−−△−×−−−▲△− | − | アインブライド(13.9) | ♀3 | 古川吉(53) | 1.35.8 | 野路菊でのマイル経験強み |
−−−−−−−−○−○−−−−−− | − | キュンティア(11.8) | ♀3 | 高橋亮(53) | +0.2 | アクシデント跳ね返す根性娘 |
−×◎−−−−−−◎▲−−−×−− | − | ダンツシリウス(19.7) | ♀3 | ペリエ(53) | +0.2 | 鞍上魅力的で一発警戒 |
−−△△◎▲−−×−△−◎▲◎−− | ▲ | サラトガビューティ(5.3) | ♀3 | 藤田(53) | +0.3 | 距離微妙も重賞実績魅力で |
−◎−○△△−−◎−×−−○○○− | ◎ | シンコウノビー(2.7) | ♀3 | 後藤(53) | +0.4 | ロンドンに抵抗した前走 |
−▲−▲▲−−−×−◎▲△−△▲− | ○ | ダイワリプルス(5.9) | ♀3 | 柴田善(53) | +0.4 | マイルの新馬戦で圧勝 |
−−−−−−−−−−−−−−−◎− | − | テイエムオーロラ(34.4) | ♀3 | 原田(53) | +0.5 | 積極策で逃げ込みを狙う |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | キューティマミー(123.8) | ♀3 | 幸(53) | +0.5 | 500万下でも四苦八苦で |
−−▲−×−−−−−−×−−×−− | − | オータムリーフ(93.8) | ♀3 | 松永幹(53) | +1.0 | ロンドンで圧勝の予定もて |
▲−−−−−−−−−−−−−−−− | − | コスモプルミエ(38.7) | ♀3 | 佐藤哲(53) | +1.1 | 前走は5頭だての楽な競馬 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ナイスパリス(133.9) | ♀3 | 福永(53) | +1.1 | ここ2走全く見せ場なくて |
○○−−−◎−−▲−−○▲◎−−− | × | メイショウアヤメ(8.2) | ♀3 | 飯田(53) | +1.3 | 久々克服すれば超特急 |
◎−○◎○−−◎×−×◎○△×−◎ | × | エイシンシンシアナ(9.0) | ♀3 | 武豊(53) | +2.0 | 記録的大楽勝のデビュー戦 |
−−−−−−◎−−−−×−−−−− | − | タヤスレイア(110.0) | ♀3 | 四位(53) | +2.1 | イレコミ課題で軽視 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | クリミナルシチー(256.2) | ♀3 | 宝来(53) | +3.6 | 大差負けのレース多くて |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ラブファンタジー(136.0) | ♀3 | 熊沢(53) | +6.5 | 3ヶ月半の休養明けで |
単勝:アインブライド1390円 複勝:アインブライド380円・キュンティア390円・ダンツシリウス530円 馬連:アインブライド&キュンティア6000円 |
★レース回顧 | 新風を巻き起こすアインブライドの優勝!! |
ファンタジーSで見せ場なく7着と敗れたため評価が下がっていたアインブライドだが、
今回は持ち味を存分に出す競馬で見事に優勝した。
野路菊Sで阪神のマイルを経験していた強みもあろうが、
インでじっと我慢し、直線も最内をつく古川吉騎手の戦法も見事にハマった感がある。 古川吉騎手は若干二十歳の見習騎手。宮調教師は今年開業の新人調教師。 アインブライドは購入価格500万円の抽選馬。 といった具合で、G1の舞台に馴染みの薄いスタッフによる今回の快挙には、 なにか新風が巻き起こった印象が残る一戦となった。 2着に入ったのは、新馬戦1戦のキャリアで臨んだキュンティア。 その新馬戦では、落馬のあおりを食って一旦ブレーキをかけるというアクシデントがありながら、 最後に差し切るというたくましい競馬っぷり。 今日の大舞台でも臆することなく走り抜け、ゴール直前でダンツシリウスを差し切り2着を確保。 鞍上は、こちらも若い19歳の高橋亮騎手。 |
★予想回顧 | ペリエ1点で雪絵マジック!!! |
ロンドンブリッジの回避により、絶対的な軸馬不在の混戦模様。
ヤマニンパラダイス、イブキパージヴ、シーキングザパールといった絶対視された本命馬が、
◎を独占していたのがここ数年の阪神3歳牝馬Sだが、
今年1番人気のシンコウノビーには、そのムードはうかがえない。
記者の印も8頭に◎が散らばる具合であった。 残念ながら、優勝したアインブライドに◎はゼロという厳しい結果に終わり、 単勝、馬連に的中記者はいなかった。 その中で唯一健闘したのが雪絵記者。 ペリエ頼みの戦術で、ダンツシリウスの複勝1点勝負。 人気上位馬が複勝にからめなかったため、530円もの配当がつき、 雪絵記者は11位から8位へと躍進した。 |