第14回マイルチャンピオンシップ(第111号) |
京都・芝1600・曇良・1997年11月16日
G1ホースもレインボーの前では伏兵馬!!! |
本紙の見解・・・ 目を見張る最近の外国産馬の活躍ぶり。 ただ、天皇賞・菊花賞・ダービー・オークスといった長丁場のビッグレースは、 外国産馬には開放されておらず、勢い、輸入される外国産馬は、短距離適性の高い馬が中心となっています。 そうした背景から、今のマイル路線は、JRAの中で最も濃密な層の厚いグループとなっています。 G1といっても、玉石混淆のメンバー構成のものもありますが、 このレースは6頭ものG1ホースに加え、急成長の実力4歳馬などの有力馬がひしめき、 メンバー的にはこの秋のG1で最も充実。 本紙の本命は「◎トーヨーレインボー」。 今回が重賞初出走ですが、これまでの勝ちっぷりが桁違いでキャリア不足の心配も杞憂に終わりそうです。 配当的にも今回が最も買い得だと思います。 |
本紙予想・・(単勝)◎×6 |
的中者・・(単勝)石川、(複勝)石川(馬連)都築・塩見・美智 |
綾ひ都明穴塩石博雪美りかよ櫃岡豊高 子で築美待見川文絵智むやめ石村村田 |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
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−−◎−○▲◎▲△△○▲◎▲−◎− | ○ | タイキシャトル(3.8) | ♂4 | 横山典(55) | 1.33.3 | 次期マイル王の予感・・・ |
◎−▲−△◎−×−◎×−−−−−◎ | △ | キョウエイマーチ(12.7) | ♀4 | 松永幹(53) | +0.4 | 相手強化も最適条件有利 |
○○×−▲−−×△−−△▲◎−○− | ◎ | トーヨーレインボー(5.3) | ♂4 | 松永昌(55) | +0.7 | 初重賞でも格下の感せず |
−−−−◎×−−○−△−−−−−− | × | ロイヤルスズカ(30.1) | ♂5 | 南井(57) | +0.7 | 前走上り1番で魅力倍増 |
−−−−−−−−▲−−−−−−△− | − | プレストシンボリ(55.3) | せ6 | ロバーツ(57) | +0.9 | 父ワージブにも乗ったロバーツ |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | マイネルマックス(63.4) | ♂4 | 佐藤哲(55) | +1.0 | 前走見せ場あり復調気配も |
−−−−−−−−−−−○−△−−− | − | スギノハヤカゼ(32.3) | ♂5 | 田島裕(57) | +1.2 | マイルへの対応力やや不安 |
−−−−−−−−−−−−−−▲−− | − | エイシンガイモン(71.1) | ♂5 | 蛯名正(57) | +1.6 | 休養後復調気味もここでは |
▲−△−×○−○◎−▲◎△−◎−− | × | ジェニュイン(7.8) | ♂6 | 田中勝(57) | +1.6 | やや影薄めも自身は順調 |
−−−−×−−◎−−×−−○−×− | − | オースミタイクーン(29.1) | ♂7 | 武幸(57) | +1.7 | 勝ち鞍10はメンバー中最多 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ブレーブテンダー(109.6) | ♂4 | 熊沢(55) | +2.0 | 新興勢力には一息足らぬ |
△◎○◎−−−△−○◎−○−−−− | × | スピードワールド(3.3) | ♂4 | 武豊(55) | +2.1 | 能力高いが出遅れ癖懸念 |
−−−−−−−−−−−−−−−×− | − | バトルライン(42.2) | ♂5 | 藤田(57) | +2.5 | 初めての芝で新たなる面を |
−−−−−−−−×−−−−−−−− | × | ヒシアケボノ(98.1) | ♂6 | 角田(57) | +2.6 | ほれぼれする坂路調教も |
−−−−−△−×−−×−−−−−− | ▲ | サイレンススズカ(19.1) | ♂4 | 河内(55) | +2.9 | 能力発揮できるこの舞台 |
−−×−×−−−−−−−−−○▲− | − | シンコウキング(24.7) | ♂7 | 岡部(57) | +3.4 | 叩き良化タイプで前走度外視 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | カネツクロス(187.7) | ♂7 | 的場(57) | +4.6 | 仕上がり途上でここは静観 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | タイキフォーチュン(67.8) | ♂5 | 柴田善(57) | 中止 | 緒戦から動けるかが鍵 |
単勝:タイキシャトル380円 複勝:タイキシャトル160円・キョウエイマーチ400円・トーヨーレインボー200円 馬連:タイキシャトル&キョウエイマーチ2760円 |
★レース回顧 | 4歳馬上位独占でマイル路線は世代交代の秋!!! |
サニーブライアンの勝った皐月賞の翌週にデビューしたタイキシャトルが、
わずか7ヶ月のキャリアで、古馬混合戦のG1を制覇した。
ユニコーンS、スワンSとステージを高めながら徐々にアピールしてきた潜在能力を、
この秋の大舞台で一気に開花させた素晴らしい勝利である。 2着のキョウエイマーチには、マイル適性の高さと、 強力な先行力を再確認させられた。 1000mを56.5秒というペースであの粘り。 「牝馬の逃げ馬だから」と軽視するわけにはいかず、 今後は大レースでも主力級の扱いをされることになるであろう。 同じ4歳勢でも、スピードワールドは「らしさ」をみせることなく惨敗した。 強烈な末脚の魅力から1番人気に支持されたが、 輸送があるにもかかわらず、+18キロの馬体重。 以前から問題視されていたスタートにも進境はうかがえなかった。 今後が少し心配である。 昨年の覇者ジェニュインは、昨年以上の順調な成績でここに臨んだものの、 全く見せ場なく9着に終わった。 マイル路線の世代交代を感じさせられた。 |
★予想回顧 | マーチ本命の塩見&美智が大幅ランクアップ!!! |
「サッカーで日本が勝ったら、今回は外してもいいです。」(by塩見) 「一言、みきおちゃんから。」(by美智) といった簡潔コメントの2人が馬連で×2的中をはたし、 塩見記者は6位→2位、美智記者は11位→5位へと大幅にランクアップした。 都築記者は的中したものの、塩見記者の伸びに押されてランクダウン。 ただし、トータル収支はプラスに転じ、実力のあるところを見せてくれた。 石川記者が久々に的中。 四位様が出走しなくてさびしい女心を「待機」という言葉にかけて、 タイキシャトルとの心中予想。 心中の甲斐があって見事にランクアップ。 また残念ながら明美記者は的中することができず、 連勝記録は12で止まった。 |