第116回天皇賞秋(第108号) |
東京・芝2000・晴良・1997年10月26日
弾ける走りでバブルガムフェロー秋天連覇!!! |
本紙の見解・・・ 90年オグリキャップ(6着)、91年メジロマックイーン(18着降着)、92年トウカイテイオー(7着)、 93年ライスシャワー(6着)、94年ビワハヤヒデ(5着)、95年ナリタブライアン(12着)、 96年サクラローレル(3着)。 これだけの名馬をもってしても、7年連続で1番人気馬が連を外している秋の天皇賞。 平成になってからは、人気馬にとって試練のレースとなっています。 しかし、敗れ去った1番人気馬の敗因の多くは、調子が谷間の状態でここに向かわなければならなかった悲運によるもの。 毎日王冠後も頗る順調な「◎バブルガムフェロー」ならば、きっとこのジンクスを打ち砕いてくれることでしょう。 |
本紙予想・・(馬連) ◎-○、 ◎-▲、◎-△、○-▲、○-△、▲-△ |
的中者・・(複勝)明美・雪絵 (馬連)綾子・ひで・穴待・都築・博文・本紙・美智・りむ・よめ・櫃石・豊村 |
綾ひ塩穴明石都博美かりよ櫃岡豊高雪 子で見待美川築文智やむめ石村村田絵 |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
---|---|---|---|---|---|---|
○×○○−−○▲◎×○○○△○−− | ○ | エアグルーヴ(4.0) | ♀5 | 武豊(56) | 1.59.0 | エリ女には目もくれずに |
◎◎◎◎◎−◎◎○○◎◎◎◎◎◎◎ | ◎ | バブルガムフェロー(1.5) | ♂5 | 岡部(58) | +0.0 | 一点の曇りもない完璧さ |
−−▲▲−−−○−◎−▲▲×△−○ | × | ジェニュイン(9.6) | ♂6 | 田中勝(58) | +0.9 | この距離では末の甘さ課題 |
−△×−−−−−−×−−−−▲−− | × | ロイヤルタッチ(27.7) | ♂5 | 蛯名正(58) | +0.9 | G1実績堅実久々も要注意 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | グルメフロンティア(244.5) | ♂6 | 加藤(58) | +0.9 | カブトヤマ記念でも4番人気で |
−−△−−−−−−−▲−×▲×−− | ▲ | サイレンススズカ(17.6) | ♂4 | 河内(56) | +1.0 | ムラっ気だが通じるか楽しみ |
−−−−−−×−−△−−−−−−− | − | マイネルブリッジ(113.8) | ♂6 | 藤原(58) | +1.2 | 狙いはここより福島記念で |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | イナズマタカオー(233.1) | ♂7 | 中舘(58) | +1.2 | チャレンジ精神立派でも |
▲▲−△−◎▲−−−×−△−−−− | × | ユウトウセイ(28.1) | ♂8 | 四位(58) | +1.3 | 目を見張る今年の充実ぶり |
−○−−−−−△▲−−−−○−−− | △ | シンカイウン(18.5) | ♂6 | 南井(58) | +1.3 | 前走でバブルとの差明白に |
−−−−−−−−−▲××−−−−− | − | ローゼンカバリー(106.4) | ♂5 | 横山典(58) | +1.3 | よほど道悪にでもならねば |
−−−−−−−×−−−−−−−−− | − | ヤシマソブリン(72.2) | ♂7 | 坂井(58) | +1.5 | パンチ不足で善戦まで |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | クラウンシチー(337.0) | ♂8 | 後藤(58) | +1.6 | 同斤量では手が出せぬ |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ホウエイコスモス(214.9) | ♂7 | 吉田(58) | +2.3 | 堅実だが一息足りぬ |
−−−×−−−−−−−−−−×−− | − | キングオブダイヤ(45.1) | ♂6 | 柴田善(58) | +2.4 | 底見せぬがいきなりでは |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | エムアイブラン(127.9) | ♂6 | 小池(58) | +2.7 | 芝適性高いとは思えぬ |
単勝:エアグルーヴ400円 複勝:エアグルーヴ130円・バブルガムフェロー100円・ジェニュイン180円 馬連:エアグルーヴ&バブルガムフェロー290円 |
★レース回顧 | グルーヴの実力見抜いた伊藤雄師の眼力!! |
最強牝馬の称号をかけて、エリザベス女王杯へ向かうと思われたエアグルーヴが、
天皇賞に「挑戦」すると知ったとき、本紙は正直驚いた。
しかし、伊藤雄師には「挑戦者」としての意識は薄く、
「勝算濃厚」の目論みがあっての参戦であったようだ。
結果的に、エリ女に参戦せずともグルーヴは最強牝馬の地位を獲得。
彼女の実力とともに、「名伯楽」伊藤雄師の眼力が光った天皇賞であった。 レースはサイレンススズカが単騎の大逃げ。 4歳戦では常に主役級の存在だったため、 上村騎手は折り合いに気を配るレース運びを心がけていたが、 今回鞍上の河内騎手は馬の行く気に任せる戦法を取った。 結果は最後の1ハロンでバテて6着に終わったが、 このメンバーで6着ならまずまずだし、 馬群をばらけさせることで、力と力の勝負を影で演出する功労者の役目も見事に果たしてくれた。 バブルガムフェローはスタート直後から絶好位の3番手につけ、 道中も何ら紛れのない展開で十分に力は発揮した。 にもかかわず、エアグルーヴに差されてしまったのだから、 クビ差とはいえ完敗といってよいであろう。 バブルガムフェローは、同じような流れで進む相手には絶対に抜かせない根性を持っているが、 同時に、自分以上の切れ味の馬に対しては抵抗しきれない脆さも持っている。 今後王者としての威厳を復活させるためには、その弱点の克服が課題であろう。 |
★予想回顧 | りむ記者×4的中!!、美智記者唯一グルーヴに◎!! |
秋華賞に続いて馬連は1番人気の決着となったため、多くの記者が的中した。
的中者は前回と同数の12名であった。
前回同様にランキング上の大きな変動はなく、
馬連×4的中したりむ記者にしても12位→11位という小幅な上昇であった。 そういった中で異彩を放つのは、 美智記者の◎エアグルーヴ○バブルガムフェローの予想である。 コメントにもあるが、関西馬だからというのがエア本命の理由だが、 美智記者の場合は、この辺の微妙な判断が結果として的確なケースが多く、 さすがとしか言いようがない。 |