第2回秋華賞(第107号) |
京都・芝2000・晴良・1997年10月19日
華やかに秋G1の緒戦を彩るメジロドーベル!!! |
本紙の見解・・・ オールカマーで1番人気の支持を受け、それに見事に応えた「◎メジロドーベル」。 古馬牡馬に混じったG2戦での、1番人気にも1着にも全く違和感を感じさせないあたりがこの馬のすごさです。 確かにオールカマーのメンバーはG2の割には小粒でした。 しかし、出走馬の半数が、まだ条件戦に出走可能な馬達から構成されるこの秋華賞に比べれば、 はるかに骨っぽい相手であったことは間違いありません。 京都の内コースの多頭数とくれば、何がおきるか分からないという不安要素もありますが、 この条件で一番強い馬は間違いなく「◎メジロドーベル」だと自信をもって本命に選びました。 |
本紙予想・・(馬連) ◎-○、 ◎-▲、◎-△、◎-×、◎-×、◎-× |
的中者・・(単勝)明美(複勝)明美・豊村 (馬連)綾子・ひで・塩見・穴待・博文・都築・本紙・りむ・よめ・櫃石・高田 |
綾ひ塩穴石明博都美かりよ岡櫃雪豊高 子で見待川美文築智やむめ村石絵村田 |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
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◎◎○○−◎◎◎−◎○◎▲◎−−◎ | ◎ | メジロドーベル(1.7) | ♀4 | 吉田(55) | 2.00.1 | 古馬G2勝ちなら実績断然 |
○▲◎◎−−△○◎−◎○−○−○▲ | ○ | キョウエイマーチ(3.9) | ♀4 | 松永幹(55) | +0.4 | 距離克服京都の内なら更に |
−−−×−−−−−−−−×−−−− | − | エイシンカチータ(53.2) | ♀4 | 山田和(55) | +0.4 | 1勝馬ながら権利獲得 |
−△−△−−○▲−○▲−−−−−− | − | オレンジピール(19.3) | ♀4 | 河内(55) | +0.6 | 良ならG1でも勝機ある実力 |
▲−−−−−−−−△−−◎▲−△− | ▲ | エアリバティー(17.5) | ♀4 | 柴田善(55) | +0.6 | 当日輸送での落ち着きが鍵 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ミスカサブランカ(103.7) | ♀4 | 幸(55) | +0.7 | 3勝は全てダート戦 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | エアウイングス(84.8) | ♀4 | 角田(55) | +0.7 | 秋緒戦がG1では厳しそうで |
−○▲▲◎−×△−×−−△−−◎▲ | × | メイプルシロップ(10.0) | ♀4 | 福永(55) | +0.8 | 夏の疲れ不安も脚質幅出て |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | エミノオクリモノ(91.7) | ♀4 | 武豊(55) | +1.0 | 連闘で使ったとしても |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | スージークーパー(157.3) | ♀4 | 河北(55) | +1.0 | 芝適性にメドをつけた前走 |
−−−−−−−−−−×−−−◎−− | × | ナイトクルーズ(83.1) | ♀4 | 南井(55) | +1.2 | 使われつつ好調持続 |
−×△−−−−−−▲−▲○−−▲△ | × | プロモーション(22.5) | ♀4 | 蛯名正(55) | +1.3 | 春と違う順調度が魅力的 |
−−−−−−×−−−−−−−−×− | − | ビワプリムラ(43.2) | ♀4 | 田原(55) | +1.3 | この父にこの距離は不安 |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ビッグモンロー(77.8) | ♀4 | 常石(55) | +1.4 | 京都で良績なくて |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | イブキサーティーン(275.6) | ♀4 | 田島裕(55) | +1.6 | 相手あまりに手厳しくて |
−−−−−−−−−−−−−−−−− | − | マイネブリリアン(162.1) | ♀4 | 熊沢(55) | +1.8 | 末切れそうな血統 |
−××−−−▲−−×−−−−−−− | △ | ビワビーナス(21.9) | ♀4 | 藤田(55) | +2.0 | 偉大なるパシフイカスに乾杯 |
−−−−−−−−−××−−−×−− | − | ナナヨーウイング(104.4) | ♀4 | 横山典(55) | +2.0 | 時計勝負では厳しい |
単勝:メジロドーベル170円 複勝:メジロドーベル110円・キョウエイマーチ140円・エイシンカチータ490円 馬連:メジロドーベル&キョウエイマーチ360円 |
★レース回顧 | メジロドーベル4歳牝馬に敵はなし!!! |
シーキングザパールの回避により、
残念ながらG1馬3頭による秋華の祭典はかなわなかったが、
評判馬達がそれぞれに見せ場を見せてくれた好レースであった。 レースは圧倒的一番人気に支持されたメジロドーベルが圧勝した。 この馬の懸念材料として取り上げられる折り合いも、 今日は馬群の中で、実に落ち着き払ったレースぶりで問題なし。 ドーベルの特徴でもある、 頭をリズミカルに振る走法で、 初めての淀の馬場を気持ちよさそうに走り抜けた。 2馬身半差で圧勝したが、まだ余力すら感じさせ、 今後の古馬の超一流どころとの対戦が非常に楽しみになった。 敗れたキョウエイマーチも自身の力は十分に発揮してくれた。 この馬の血統・走法、そして今日の結果から見て、 2000メートルはやはり長いと言わざるをえない。 それでも、G1の舞台で2着にまとめた能力は、高く評価できる。 今後のマイル路線での活躍を期待する。 3着のエイシンカチータには驚いた。 オークス6着、クイーンS3着となかなかの実力馬ではあるものの、 牝馬限定の500万下でも勝てないという面もあり、 正直言って本紙の眼中にはなかった。 しかし、今日のレースっぷりは見事で、 同じ位置どりを取ったエアリバティーを最後にちぎり、 キョウエイマーチにクビ差まで追いつめて見せ場たっぷりであった。 |
★予想回顧 | 高田記者!!エ○研○ッ○初的中!!! |
人気サイドで決着したため、12名の記者が的中した。
配当が低かったため、ランキング上の大きな変動はなかったが、
一つ強調しておきたいのは、豊村記者がエイシンカチータの複勝を的中させたことである。
派手さはないが、なかなか渋い予想でGoodである。 高田記者が、エ○研○ッ○登場後3回目にして初的中。 ひで記者の9回目、豊村記者の8回目と比べると、はるかに早い未勝利脱出。 今後に大いに期待します。 |