第64回ダービー(第103号) |
東京・芝2400・晴良・1997年6月1日
戦国ダービーの結論はセイリューオーで万馬券!!! |
本紙の見解・・・ これほど狙い目豊富なダービーは本紙初体験です。 本命馬を決めるまでの苦しみといったら筆舌につくしがたいものでした。 結論は「◎セイリューオー」。 馬格があり、血統もダービー向きで、鞍上も信頼できるG1ジョッキー・・・。 そんな馬なら他にもいますが、「◎セイリューオー」は、 出走馬の中で最も早く重賞勝ちをおさめたという実績をもっている点に注目しました。 その重賞とは昨年7月の札幌3歳S。単なる早熟馬ととして終わることなく、 ダービーまで駒を進められた点は賞賛に値します。 遅咲きの「マヤノトップガン」タイプよりも、 3歳時からばりばりタイプの「ナリタブライアン」タイプこそBT産ダービー馬にふさわしいと考え本命に大抜擢。 悩みに悩んだ末の本紙の見解。実はこれで書き直し5回目です。 |
本紙予想・・(馬連)◎-○、◎-▲、◎-△、◎-×、◎-×、◎-× |
的中者・・(複勝)石川・明美・美智(馬連)綾子 |
ひ石都穴明綾博より岡美櫃か豊雪塩 で川築待美子文めむ村智石や村絵見 |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
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×−−−−○−−−×−−○▲−− | − | サニーブライアン(13.6) | ♂4 | 大西(57) | 2.25.9 | 自分の型で競馬できれば |
△−◎◎△◎−◎○−◎▲△○×− | ▲ | シルクジャスティス(6.2) | ♂4 | 藤田(57) | +0.2 | 一気の素質開花で魅力 |
◎◎▲△△−◎○−×−−×−−− | × | メジロブライト(2.4) | ♂4 | 松永幹(57) | +0.3 | 無理使いなく目標はここに |
−−−−−−−−−−−◎−−−○ | − | エリモダンディー(30.1) | ♂4 | 河北(57) | +0.3 | 一瞬の切れにかける競馬 |
×−×○△−○−◎▲−−▲△−△ | × | ランニングゲイル(6.2) | ♂4 | 武豊(57) | +0.4 | 武の工夫で自在の競馬 |
−−−−−−−−×−−−−−○− | − | エアガッツ(31.6) | ♂4 | 横山典(57) | +0.5 | 春先の期待馬も今一つ |
×−−×−−−−−◎−−−−−− | − | マチカネフクキタル(40.0) | ♂4 | 柴田善(57) | +0.5 | 強行軍だが前走評価 |
−−△−△▲×−−×−−−−−▲ | × | トキオエクセレント(13.0) | ♂4 | 吉田(57) | +0.9 | 切れ味身上良馬場希望 |
−−×▲−−−▲−○−−−◎−− | ○ | サイレンススズカ(8.6) | ♂4 | 上村(57) | +1.1 | 距離微妙も能力最上位 |
▲−−−−−×−−△−○−−−− | ◎ | セイリューオー(14.6) | ♂4 | 蛯名正(57) | +1.1 | 堅実実績で狙いたい1頭 |
−−−−−−−−−−−−−−−◎ | − | スリーファイト(119.8) | ♂4 | 小野(57) | +1.1 | 出し抜けを狙う作戦で |
−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ショウナンナンバー(63.2) | ♂4 | 河内(57) | +1.2 | 前走立派も折り合い心配 |
−−−×−−−−−−−−−−−− | − | テイエムトップダン(115.3) | ♂4 | 和田(57) | +1.5 | 急激に成績悪化の近走 |
−−−−−−△−−−−−−−◎− | − | ビッグサンデー(67.0) | ♂4 | 南井(57) | +1.5 | シミュレーションでは強い |
−−−−−−▲−−−−−−−−− | − | マイネルマックス(30.5) | ♂4 | 佐藤哲(57) | +1.7 | 前走で見限るか否か |
−−−−△−−−▲−−−−×−− | − | フジヤマビザン(48.3) | ♂4 | 村本(57) | +1.9 | 時計かかれば主力級 |
−−−−−−−−−−−−−−−− | − | ゴッドスピード(48.3) | ♂4 | 石橋(57) | +2.2 | 体重とともに体調も下降線 |
○−○−△−×−−−−−◎−−− | △ | シルクライトニング(除外) | ♂4 | 安田富(57) | − | どの舞台でも堅実な実績 |
単勝:サニーブライアン1360円 複勝:サニーブライアン390円・シルクジャスティス210円・メジロブライト130円 馬連:サニーブライアン&シルクジャスティス4860円 |
★レース回顧 | フロックではないサニーブライアンの逃げ切り勝ち! |
サニーブライアンの見事な逃げ切り勝ちであった。
有力馬に差しタイプが多く、他馬が牽制し合う有利な流れになった面は否定できないが、
フロックで府中の2400メートルは逃げ切れない。
道中12秒台のラップでレースを引っ張りながら、
最後の3Fを11.9−11.2−12.0とさらにペースアップ。
父からそして母から受け継いだスタミナの非凡さに脱帽し、
それを軽視した自分に反省。
シルクジャスティスも負けてなお強しの印象をもった。 前走で、プレミアムサンダーを負かした能力は伊達ではなかった。 将来性はこの馬が一番なのではないかと感じた。 上位入線馬の血統表を眺めてみると、 母系にはカタカナ表記の内国牝馬が目立つ。 ブライアンズタイムと日本で発達した牝系との相性の良さを実感した。 |
★予想回顧 | ブライアンもすごいけど、綾子も美智もすごい!!! |
6番人気のサニーブライアンの勝利で、馬連配当は4860円の中荒れとなったが、
綾子記者はこれを3点でずばり的中。
×2の予想のため、収支ランキングで一歩抜け出した。
今年のクラシックのジンクスにのっとって、
大外枠のサニーブライアンを重視したとコメントが残っているが、
運命論派の綾子記者らしい見事な予想であった。 京都4歳特別での勝ちっぷりを見て、 その時から「ダービーはシルクジャスティスで」と決めていた美智記者。 いつもは馬連のボックスというパターンが多い彼女であるが、 今日はシルクジャスティスの複勝1点勝負。 しかも、水曜日に予想が届くという素早い決断力であった。 この結果にはきっと満足していることでしょう。 |