第2回NHKマイルカップ(第100号)

東京・芝1600・晴良・1997年5月11日

アマゾンの後を継げ!!珠玉の末脚シーキングザパール!!
本紙の見解・・・ 「ホクトベガ」の後を追うように「ヒシアマゾンも」ターフを去りました。 「女傑」と称された「ヒシアマゾン」の強さから受けたさまざまな思い出は、 われわれの心の中で永遠のものとなるでしょう。 存在感ある馬の引退はさびしいことですが、 エ○研○ッ○も100号を迎えて新しい歴史をきざもうとしている今、 アマゾンに匹敵する新しい牝馬の出現を願いたいものです。 本紙が競馬を初めてから出会った数多くの牝馬の中で、 重賞4連勝を果たした牝馬は「ヒシアマゾン」「ノースフライト」の2頭のみ。 「◎シーキングザパール」が快勝して彼女たちの実績に並んでくれることを期待します。
本紙予想・・(馬連) ◎-○×6
的中者・・(単勝)石川・櫃石(複勝)明美・雪絵(馬連)都築・穴待・博文・ひで・明美・綾子・よめ・りむ・本紙・豊村

石都穴博ひ明綾岡美より櫃雪豊
川築待文で美子村智めむ石絵村

馬名(単勝オッズ)
騎手タイム発行時のコメント
◎○◎○◎○◎−◎◎◎◎−◎ シーキングザパール(2.0) ♀4武豊(55) 1.33.1転厩後末脚にも磨きかかる
−◎○◎▲◎△○−○▲○◎○ ブレーブテンダー(3.8) ♂4松永幹(57) +0.3シーキングには一目置くも
−−−−−−−−−−−−−− ショウナンナンバー(86.0) ♂4吉田(57) +0.3ダート向きの感でここは静観
−−−−−−−−−−−×−−△ ヒコーキグモ(38.6) ♂4蛯名正(57) +0.3ハナ切れぬときの脆さ心配
−−×−×−−−−−−−−− オースミジェット(53.3) ♂4福永(57) +0.4一線級相手では分が悪く
−−−−−−−−−△−−−− パーソナリティワン(59.2) ♂4大西(57) +0.5デビューから休みなく走りづめ
−−×−−−○×△−○−△× パームシャドウ(12.7) ♂4岡部(57) +0.7強力新星も輸送疲れ心配
−△−×−−−−−−−△−− スーパーナカヤマ(30.9) ♂4的場(57) +0.8折り合いつけば上位進出も
−−−−−−−−−−−−−− シルクマスタング(130.5) ♂4久保田(57) +0.9時計速いと出番なし
−−−△−−−−−−−−−− ワシントンカラー(35.0) ♂4柴田善(57) +0.9中間短期放牧で気分転換
−−−−−−−−−−−−−− キタサンフドー(208.3) ♂4高橋亮(57) +1.0ただ1頭のG1出走3回目
−−−−−−−−−−−−−− ペイストリーシェフ(42.3) ♂4小野(57) +1.0柴田政人厩舎の期待馬も
−▲▲▲○▲−◎○−−×▲○− × マイネルマックス(7.8) ♂4佐藤哲(57) +1.1底力認めるがいきなりでは
−−−−−−−−−−−−−− ロイヤルブルー(261.1) ♂4郷原(57) +1.3オープンの壁高そうでい
−×△××−▲△−−−−−− オープニングテーマ(16.6) ♂4小池(57) +1.6Hペースでも踏みとどまる力
−−−−−−−−−−−××−− タイキギャラクシー(41.3) ♂4後藤(57) +2.2素質あるが幼さ残る現状
−−×−×−−−−−−××− × ホッコービューティ(27.0) ♀4熊沢(55) +2.4マイルでの巻き返しに注意
−−−−−−−−−−−−−− ダイワアンジェラ(240.2) ♀4江田照(55) +2.6大型馬の久々の重目残り

単勝:シーキングザパール200円
複勝:シーキングザパール120円・ブレーブテンダー130円・ショウナンナンバー900円
馬連:シーキングザパール&ブレーブテンダー380円

★レース回顧 強く!逞しく!!名牝の輝きシーキングザパール!!!
1着シーキングザパール、2着ブレーブテンダー、3着ショウナンナンバー。 レースの上位入線馬の血統表をながめてみると、 3頭とも父の父がすべて「Mr. Prospector」。 このように「Mr. Prospector」系で上位が独占されたのが今年のNHKマイルカップの特徴である。 短距離路線では今後の主力となっていく血統であると思われ、 これから十分に注目していきたい。

勝ち馬シーキングザパールのこの世代における強さはいまさら言うまでもなく、 秋華賞でのキョウエイマーチやメジロドーベルといった面々との対決も楽しみであるが、 むしろ古馬牡馬に混じってJCやMCSなどで走ってもらいたいと思うほどである。

一つ残念だったのは、スピードワールド(彼の父の父も「Mr. Prospector」である)の回避である。 本紙の見解としては、 現状ではスタートの巧拙の差でシーキングが若干優勢ではないかとは思うものの、 スピードワールドもまったく引けを取らない能力をレースで見せてきており、 両馬の力差について断言できる材料はない。 近い将来に、両馬が万全の状態で対戦する日が訪れることを祈っている。

★予想回顧 記念すべき第100号で豊村記者初的中!!!
創刊以来4年弱。エ○研○ッ○もついに100号の大台を突破!!。 ナリタブライアン&ヒシアマゾンといった名馬ともに成長してきたエ○研○ッ○であるが、 その両馬もすでに引退。 しかし、そのさびしさを吹き飛ばしてくれる名牝の登場で、 記念号は大変華やかなものとなった。

的中したのは16名中13名。 記念号にふさわしい好成績であった。 豊村記者はエ○研○ッ○登場後、8レース目での初的中。 お祝い尽くしの記念号である。

手前味噌ながら、なかなかGoodな本紙の見解に、 予想の方も馬連1点で的中となかなか好調。 ランキングも12位から6位へと急浮上した。

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