第57回桜花賞(第97号) |
阪神・芝1600・雨不良・1997年4月6日
馬柱読めば読むほどキョウエイマーチ!!! |
本紙の見解・・・ 桜花賞は早熟のスピードタイプの馬が良績を残すレースです。 本紙得意のレースであり、今年も高配を狙うべく、いろいろひねって考えてみましたが、 馬柱を読めば読むほどトライアルでの「◎キョウエイマーチ」の強さには溜息が出てしまいます。 3歳チャンピオンの「△メジロドーベル」は、 チューリップ賞では超スローペースに戸惑ってしまったものの、 息の長い末脚は魅力的です。 ただ、多頭数で揉まれた経験が乏しい点が気になるので評価を下げました。 対抗にはスピードと潜在能力をかって「○フミノパラダイス」を抜擢します。 最後に、ホクトベガが遠いドバイの地で本当のお星様になってしまいました。 競走馬の宿命とはいえ、悲しい気持ちでいっぱいです。 |
本紙予想・・(馬連)◎-○、◎-▲、 ◎-△、 ◎-×、◎-×、◎-× |
的中者・・(単勝)岡村(馬連)都築・ひで・美智・本紙・よめ |
都穴博石明ひ綾岡美かよ櫃り雪豊 築待文川美で子村智やめ石む絵村 |
本 紙 | 馬名(単勝オッズ) | 性 齢 | 騎手 | タイム | 発行時のコメント |
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▲−×−▲▲−◎◎−◎−◎◎− | ◎ | キョウエイマーチ(2.6) | ♀4 | 松永幹(55) | 1.36.9 | 父のイメージを変えた一頭 |
◎−○−△◎−△△◎△◎−−○ | △ | メジロドーベル(3.4) | ♀4 | 吉田(55) | +0.7 | 3歳牝チャンプ前走度外視 |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | ホーネットピアス(40.0) | ♀4 | 木幡(55) | +0.8 | 父SSだが母方からは樫向き |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | ワンダーステラ(144.2) | ♀4 | 石橋(55) | +1.6 | マイルは長すぎの感があり |
○◎◎−◎○○○▲○○○○○◎ | × | オレンジピール(6.4) | ♀4 | 河内(55) | +1.6 | マイル3戦3勝得意の距離 |
−▲×−××▲−−▲−▲−−× | ○ | フミノパラダイス(17.2) | ♀4 | 本田(55) | +1.7 | 前走勝ちは潜在能力の証 |
×△×−−−−−−×−−−−− | − | プロモーション(22.9) | ♀4 | 蛯名正(55) | +1.8 | 中間軽い熱発ゲートも不安 |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | アンダンテ(173.7) | ♀4 | 河北(55) | +1.8 | 連闘から中2週は厳しくて |
−−▲−−−−−−−−△△−△ | × | ヤマニンザナドゥ(43.2) | ♀4 | 熊沢(55) | +2.4 | 距離延長歓迎の血統で |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | スプリングダイアナ(97.9) | ♀4 | 小林徹(55) | +2.4 | 春の大穴はこの馬で |
−−−−−−−−−×−−−△− | − | ミニスカート(55.0) | ♀4 | 上村(55) | +2.7 | ミニの色気も牝馬戦では |
△○△◎○−◎−○△▲×−×− | ▲ | シーズプリンセス(6.4) | ♀4 | 四位(55) | +2.8 | 一叩き効果大で伏兵以上 |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | スロクエリタージュ(171.7) | ♀4 | 江田照(55) | +3.0 | 父は怖いジェイドロバリー |
−−−−−−−−−×−−−−− | − | タニノマウナケア(39.9) | ♀4 | 佐藤哲(55) | +3.0 | 体重減激しくて心配材料 |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | エイシンアーバン(143.9) | ♀4 | 角田(55) | +3.1 | 馬体回復がまず先決で |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | グランシェール(82.8) | ♀4 | 柴田大(55) | +3.2 | 前走では好走したものの |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | タヤスナミムラ(149.6) | ♀4 | 吉永(55) | +3.2 | 前走後疲労の色濃く弱気 |
−−−−−−−−−−−−−−− | − | レディブライティア(53.5) | ♀4 | 田中勝(55) | +3.6 | 芝で勝ちなくここは静観 |
単勝:キョウエイマーチ260円 複勝:キョウエイマーチ140円・メジロドーベル160円・ホーネットピアス570円 馬連:キョウエイマーチ&メジロドーベル510円 |
★レース回顧 | 独走で桜の栄冠キョウエイマーチ!! |
土曜日8Rの500万下で、サイレンススズカがぶっちぎり勝ちしたときにはすでに重。
10Rの淀屋橋ステークスではついに不良馬場にまで悪化した阪神競馬場の芝コース。
明けて日曜日も朝から雨で、当然のことながら不良馬場で迎えることになった今年の桜花賞。
4歳牝馬の女の子達には試練のコンディションとなってしまった。
阪神マイルでは不利といわれる外枠に有力馬が集中していたことに加えてこの馬場条件。
悩めば悩むだけ深みにはまっていく感じがした。 しかし終わってみれば1番人気と2番人気で固く決着。 この悪条件でも、 今までの実績通りに走ることができたキョウエイマーチとメジロドーベルの能力、 そして両馬を導いた鞍上の実力を高く評価したい。 キョウエイマーチは本当に万能選手だと感じた。 芝・ダート問わない強さはこれまでの戦績から証明済みだが、 これで重も巧くこなすことがはっきりした。 距離伸びたときに不安があるが、相当の器であることは間違いないであろう。 メジロドーベルにとっては今日の馬場は厳しすぎたと言わざるをえない。 この馬の持ち味は息の長い末脚。 オークスでは是非良馬場で走らせてあげたいものだ。 |
★予想回顧 | ひで記者×2的中で上位に肉薄!! |
昨年は「本命馬でこける男」と呼ばれて、こけまくっていたひで記者が、
今年になって大変身。今日も唯一×2的中で第4位へとランクアップ。
本人曰く1位を狙うとのことだ。 単勝も馬連も1番人気で決着した割には的中者は少なくわずか6名。 しかし当たっても配当が少ないため、ランキングの変動は小幅なものだった。 |