第41回大阪杯(第96号)

阪神・芝2000・曇稍重・1997年3月30日

今週も軸馬強固で穴党には試練の春!!!
本紙の見解・・・ 一番強い馬を決定するためのレースであるG1では、 過去の成績に関係なく、 全馬が年齢・性別によって決められた同じ負担重量で戦います。 一方、格が低い重賞になると、 過去の賞金や実績によって負担重量に差をつけ、 実力下位馬に逆転のチャンスを与え、ギャンブル性を高める措置が取られています。 この負担重量の設定の仕組みからみると、 今回の大阪杯はもっともG1に近いG2といえるでしょう。 大阪杯では未勝利馬とG1ホースの間に設けられる負担重量の差はわずかに2キロ。 この条件では、実力下位馬の下克上は至難の技です。 前号の阪神大賞典に引き続き、今週も実績馬で固く決まり、 穴党には試練の春が続くことになるでしょう。
本紙予想・・(馬連)◎-○×4、◎-▲×2
的中者・・(複勝)ひで (馬連)穴待・博文・都築・綾子・明美・美智・ひで・よめ

穴博都綾明岡か雪豊
待文築子美村や絵村

馬名(単勝オッズ)
騎手タイム発行時のコメント
◎◎◎▲◎○○×○ マーベラスサンデー(1.5) ♂6武豊(58) 2.02.0蕁麻疹の影響なく頗る順調
▲▲○○○−△−△ ユウトウセイ(9.1) ♂8四位(58) +0.2阪神芝初コースで適性未知
○○▲◎▲◎◎○◎ ロイヤルタッチ(3.5) ♂5岡部(56) +0.23歳時に連勝の得意な条件
−−−−−−−△− アフターユー(42.1) ♂5熊沢(56) +0.6不覚にもこの馬知りません
−−−−−−−×−− ニシノダイオー(91.3) ♂6藤田(57) +0.7昨秋から順調に出世するも
−×−−−▲▲−× イシノサンデー(5.9) ♂5河内(58) +0.8唯一頭のG1ホースの意地
−−−−−−−−− サンキョウシュート(164.9) ♂5芹沢(56) +1.2G3でも印つけづらいのに
−−−−−−−−− ファンドリリヴリア(95.4) ♂8村本(57) +1.773戦のキャリアはすごい
−−−−−−−◎− パリスナポレオン(309.3) ♂7南井(57) +2.7芝の上位クラスで実績なくて

単勝:マーベラスサンデー150円
複勝:マーベラスサンデー100円・ユウトウセイ150円・ロイヤルタッチ110円
馬連:マーベラスサンデー&ユウトウセイ530円

★レース回顧 ボリュームアップでさらに成長マーベラスサンデー!!!
蕁麻疹のため直前になって京都記念を回避したマーベラスサンデーが、 再度立て直して大阪杯にのぞんできた。 やや重目残りではないかと言われており、 今日の馬体重は+16キロの500キロ。 仕上り具合にちょっと心配したものの、 レースは着差以上に強い競馬で順当勝ち。 春の天皇賞に向けて完璧なスタートを切ることができた。 武豊騎手によると、この馬体増はさらに筋肉がついたものであり、 決して太いわけではないとのこと。 昨年よりもさらにボリュームアップしたマーベラスサンデーの今年の活躍を期待したい。

2着争いはユウトウセイとロイヤルタッチの熾烈な叩き合いとなったが、 ユウトウセイがクビ差先着。 ロイヤルタッチよりも2キロ重い負担重量であったことを考慮すると、 この2着は価値が高い。 ユウトウセイの最近の充実ぶりには本当に目を見張るものがある。

力と力がぶつかり合う好レースであったが、残念な出来事もあった。 ゴール前の紙吹雪にマーベラスサンデーが一瞬ひるんだ仕種をみせたということが、 レース後の武騎手のコメントから明らかになったのだ。 今日は大事にはいたらなかったが、こういう悪質な確信犯は競馬場に来ないでもらいたいと個人的には思う。

★予想回顧 都築記者一昨年の王者の貫録で首位を奪還!!!
有力どころで決着したため単複馬とも低配当。 いかに少ない買い目で的中させたかが、ランキング争いにおいては重要なポイントである。

今回は一昨年の覇者都築記者が馬連を×4で的中させ、第4位から一気にトップに浮上した。 「今回は簡単そうですね。3頭にしぼって買います。」というあっさりコメントも都築記者らしくてグットである。 他には穴待・ひで両記者が×3で的中。ひで記者はロイヤルタッチの複勝もゲットしており、 12位→6位へとランクアップし、エ○研○ッ○で初めて綾子記者より上位にたった。

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